2019年01月19日

VFC M4 GBBR その4 フロントサイト分解・清掃

 前回はマガジンを分解したM4ですが、弄くり回していると本体の方も気になる点が見つかりました。

 フロントサイト部です。



 頑張って拭き取った後なので分かりにくいですが、フロントサイトとアウターバレルの間からオイルと共に茶色の液が漏れています。たぶん錆ですね。

 VFCのM4のDX版は各部にスチールパーツが使用されており、アウターバレルとフロントサイト共にスチールです。湿気が原因か、どちらかが錆びてしまっているようです。

 正直ピンが固そうなのでフロントサイトを取り外すのは面倒なのですが、放って置いて固着されるとアウターバレル分解時などに余計面倒なことになってしまいそうです。

 という訳で取り外します。

 VFCのM4はフロントサイト下部にある2個のピンと裏のイモネジで固定されています。ここと



 ここですね。



 ピンを抜くには丸い方をポンチとハンマーでぶっ叩きます。平らな方ではないので注意です。自分はポンチ持ってないので机の上に落ちてたボルトをピンに当ててハンマーで叩きました。

 ある程度抜けるとユルユルになるので抜けますが、最初は本当に硬いので思い切り叩く必要があります。他のパーツを傷つけると嫌なので下にタオルを引いて高さ調節しましたが、おとなしく治具を買ったほうが良さそうです。

 で、その後イモネジを緩めるとフロントサイトが自由になります。といってもガスチューブがあるのでハンドガードを取り外さないと動かすことが出来ません。ハンドガードを先に外したほうが良いかもしれませんね。

 また、引き抜くためにはフラッシュハイダーも取り外すことが必要です。これはイモネジなどはなく、回すだけで取り外すことが可能です。

 ただし、バードゲージ部分のエッジが効きすぎており、素手で回そうとすると指を切ったのでタオルか何かを巻いてから回すことをおすすめします。



 引き抜くことに成功しました。フロントサイト内部が全体的に錆びています。アウターバレルは全然錆びていませんでした。加工方法の違いでしょうか?

 こうなるとガスチューブが挿してある根本も錆びてそうなので、根本のピンを叩いて抜き、ガスチューブも取り外します。



 根本にフロントサイトの錆がビッシリ付着しています。これは酷い。

 また、写真撮るのを忘れてましたが、フロントサイトの上下する部分も錆がひどかったので取り外しました。

 上下する部分を抑えているピンをピンセットで抑えながら、もう一つのピンセットで可動部分を回転させることで抜くことが可能です。本来は上下するアジャストツールが有るらしいですが、マルイのM4系を買ったこと無いので持ってません……。

 因みに時計回りの矢印にUPと書いてましたが、反時計回りに回さないとフロントサイト上がりませんでした。どうして……。

 そんな感じで全体を分解後、フロントサイトの錆を落として洗いました。



 フロントサイトの構成部品です。小さいピンなど無くしやすいと思うので注意が必要かもしれません。

 乾燥後、各パーツを組み立てていきます。まずはガスチューブを挿して穴とフロントサイトの穴が合うように調整してピンを叩き込みます。




 その後、フレームやデルタリングの穴にガスチューブを通し、アウターバレルの溝とフロントサイト下部の穴を合わせてピンを入れます。今度は丸い方ではなく平らな方を叩きます。そしてフロントサイトがM4を構えた際に地面に対して垂直になっているか調整しつつイモネジで固定します。



 
 最後に、スリングスイベルをピンで固定してフロントサイトの組付けは終了です。



 後はフラッシュハイダーを取り付けたり



 ハンドガードを取り付ければ元通りです。



 スチールパーツに釣られてVFCのM4を購入したという面も無くはないのですが、錆びてしまうのでしっかりと手入れをしないといけないですね。




  


Posted by スプリング at 15:12Comments(0)エアガン

2019年01月16日

VFC M4 GBBR その3 旧マガジン分解

 前回は旧型マガジンの注入バルブを交換しました。

 それにより注入バルブからのガス漏れは無くなったと思うのですが、こころなしかガス漏れをしている気配がします。マガジン内のガスがいつの間にか減っているような気がするのです。

 そこで、タンクをひん剥いて水に浸けてみることにしました。分解方法は簡単です。まずは底板をスライドして取り外します。




 どうでもいいですがこの固定方法は開けにくくて苦手です。実物もこうなので再現している以上仕方ないのですが……。

 次にマガジンてっぺんのキャップスクリュー2個を外し、マガジン両側面にある爪を押しながらキャップを取ります



 最後に底部のキャップスクリューを外します。このネジ穴が有る板を押し込んだり引っ張ったりすると放出口パッキン位置を調整できそうです。



 すべてのロックが外れたため、タンクを引き抜くことが可能となりました。硬いですが思い切り引っ張ります。



 タンクです。ガスを入れた状態で水に浸けていると、タンクの接合部からガス漏れをしていることが確認できました。上記画像右端にあるギザギザしている部分ですね。ここから気泡がポコポコ生み出されていました。

 中に何かしら問題が有るようです。しかし、タンクまで分解している画像などがウェブ上では見つからず、中の構造は未知数です。KSCのM4マガジンみたいに固くて戻しにくい構造だと困りますが、もし直せるような不具合だと放って置く分だけ漏れるガスが無駄になってしまいます。

 ということで分解してみます。上記画像では右にある蓋の部分が5本のキャップスクリューで固定されており、これを取り外すことで左右に分割することが出来ました。



 "タンク | ゴム板 | 蓋"といった構造のようです。中のゴムは白く、外の蓋は黒くそれぞれ汚れていますね。

 で、中のゴムのネジ穴部分が破れており、これが原因でガス漏れしていたようです。画像だと上から4番目の穴と5番目の穴です。

 というか、これネジ穴を開ける段階でミスした感バリバリですね。破れたというより穴あいちゃってますし。

 なんかもうこれどうしようもないです。ゴムパッキンというか板は特殊な形をしているようですから、交換しようもありません。

 てっきり新型マガジンや一般的なガスマガジンみたいにパッキンタイプかと思ってましたが、部屋を作る関係でゴムで蓋してあるのでしょうか。





 なんともガス漏れしやすそうな構造ですね。いかに新型の縦に部屋を分ける設計が合理的なのか分かります。

 まあ、一気に抜けるようなガス漏れでもないので、諦めて元に戻すことにしました。撃つときだけガスを入れて全部撃てばいいのです。

 そのまま戻すのもアレなので汚れを掃除し、分解と逆の手順で組み付けておしまいです。ガスを入れればM4も撃てました。

 なんとも締まらない結果となってしまいましたが、今回はこれで終了です。内部の構造などが何かしらの参考になりましたら幸いです……。

  


Posted by スプリング at 21:09Comments(0)エアガン

2019年01月13日

VFC M4 GBBR その2 外観カスタムとバルブ交換

 先日手に入れたVFCのM4ですが、あの後格闘を続けハンドガードの交換に成功しました。



 RISからG&Pのノーマルタイプのハンドガードになりました。

 壁にストックを押し付けながら両手でデルタリングを押すことでハンドガードが着脱できましたが、なんでこんな固くしてあるんでしょうか……。気軽に取り外すのは難しそうです。



 取り外されたRISです。前回は見ることが出来なかった内部が見れますね。



 外からは見えにくい箇所まで刻印や印刷が行われており、かなりそれっぽい感じになっていますね。実物は見たこと無いためどの程度再現されているかは分かりませんが、これを実物と言いながら見せられたら信じてしまいそうです。

 また、リアサイトもG&Pのキャリングハンドルに換装しています。



 ハンドガードと合わせてスタンダードなM4といった感じになりました。90年代末期な雰囲気です。

 次はハンドガードはそのままで、Comp M XDだけ載せてみます。



 00年代初期といった風でしょうか。このスタイルもシンプルで好きです。レール系ハンドガードのスマートな雰囲気もいいですが、こっちもいいですよね。

 とまあこんな感じで遊びながらガスをマガジンに入れていたのですが、耳を澄ますとなにやら「プチプチ」とマガジンから音がします。バルブ付近です。



 という訳で底板を引っ剥がしてみると、見事にOリングが劣化してヒビ割れていました。水に濡らしてみるとバルブの根本から気泡が出てきますし、ここからガス漏れしているようです。

 OリングがシワシワなのでOリングだけを交換するのが筋かもしれませんが、どうせなら海外仕様のバルブごと日本仕様へ交換していみようかなと思います。



 善は急げで買ってきました。WEの日本向けバルブです。VFCのM4にも使用できるらしいので試してみます。



 無事取り付きました。締めすぎると破損して逆にガス漏れの原因になるとのことだったので、ある程度締めてからはガスを入れ、音が聞こえなくなるまで軽く締めてみました。



 あとは底板を元に戻して完成です。新型マガジンはバルブに直接アクセスできるようですが、旧型はいちいちこの蓋を外さないといけないのが少々面倒ですね。



 取り外したバルブです。横から見るとOリングが劣化していることが分かります。めっちゃヒビ割れてますね。



 修理したマガジンを装着。快調に動作するのも確認できました。よかったよかった。

 という訳で今回は以上です。  


Posted by スプリング at 19:41Comments(0)エアガン

2019年01月12日

VFC M4 GBBR 2015 DX版

 突然ですが、VFCのM4を買いました。





 中古品なのですが、目立つような激しい傷もなく程よい使用感でいい感じです。アウターバレルやハンマーなど各部パーツが既にスチール製で、箱にもDXとシールが貼ってあったためVFC Colt M4 SOPMOD GBBR DX 2015版だと思います。

 既に届いてからストックやストックプレート、リアサイトを交換しているため原型が若干ありませんが、元々はマグプルタイプのストックとスイベル付きのストックプレート、LMTタイプのリアサイトが装着されてました。(本来はクレーンストックの筈ですが、どちらにしても使わないので気にしませんでした。)

 という訳で、今回はこのVFCのM4について書こうと思います。

 なぜVFCを選んだのか。理由としてはバレルが細くストックパイプが短いというのがポイントでした。

1. バレルが細い



 この通り、VFCのM4はハンドガード内のバレルがくびれており細くなっています。といっても比較対象なるM4を現在は持っていないのですが、マルイのMWSやKSCのM4 GBBなどは太いバレルです。太いバレルは改良されたバージョンでヘビーバレルと呼ばれ、03年以降のM4はすべてヘビーバレルなんだそうです。

 となると、03年以前の装備に利用するなら細いバレルのほうが良い気がしますよね。まあ、ぶっちゃけハンドガードで見えなくなりますしそこは置いておきますが、なんとヘビーバレルだとレーザーサイト用のバレルマウントが装備できません。ここがいちばん重要なポイントでした。



 この下にある2つの輪っかにヘビーバレルは通らないのです……。細いバレルに合わせて作っているから当然なのですが、これだとバレルマウントを利用したAN/PAQ-4C装備の再現などが出来ないということになります。これは困ります。という訳で細いバレルのM4が欲しかったというのがまず1つです。

 因みにマルイのM4カービンの方とWAのM4はこの条件を満たしているのですが、マルイの方はストックパイプが長いため、そしてWAの方はガスチューブが太いからバレルマウントがハマらない可能性があるため、それぞれ選考から外れました。


2. ストックパイプが短い
 マルイやKSCのM4のストックパイプはエンハンスドストックに合わせているのか、後端が斜めになっておりその分だけ少し長くなっています。そのため、旧型ストックを装備するとその斜めの尻尾がはみ出てしまいます。これまた参考画像はありませんが、だいたい想像つくかと思います。

 しかし、VFCのM4はストックパイプ後端が真っ直ぐで少し短いため、旧型ストックを装備しても綺麗にお尻が隠れます。



 こんな感じです。ジャストフィットでスッキリ。まあ、ストックの長さを最短にしないと見えないだろと言われればそれまでなのですが……。こっちは完全な自己満足ですね。


 以上の理由から外観はVFCのM4が一番良いんじゃね? となり、その後Youtubeで動画を見て金属音が良かったので確定しました。(実はマルイのM4カービンにG&Pのストックパイプ着けるとバレル細くてストックパイプ短いM4を錬成できそうなのですが、あちらは動画などで金属音をあまり確認できなかったのでVFCの方にしました。)

 という感じで購入したM4が先日届いたのですが、やはりガスブロはいいですね。



 電動ガンのようにモーターを入れる必要がないためグリップは少し細い気がします。




 メカボがないのでボルト側面も凹んでおり、ここに連動してダストカバーが開閉します。いいですね。また、マガジンキャッチがネジ止めではなく、ねじ込むタイプでした。ここもポイント高いです。フレームは上下ともに金属なので剛性も十分そうです。




 ハンドガードはRISタイプです。実は一回外そうと思ったのですが、どう頑張っても外れなかったので諦めました。ただ、このRISもシャープで格好いいですね。本来はレールカバーもセットに付属しているようですが、この中古は欠品でした。いずれ買いたいです。




 ここが自分で交換したストックプレートです。G&PのWA用(?)でしたが無事装着できました。元はスリングが取付可能な輪のあるストックプレートでしたが、普通の形にしたかったので速攻取り替えました。(交換時はネジロックが塗布されているのかひたすらにネジが固く、体重をかけてやっとストックパイプを取り外せました。)




 アウターバレルにもしっかり刻印があります。これがあるのは2015 DX版以降のような気がするので、購入を検討されている方はアウターバレルに注意が必要かもしれません。




 マガジンは旧タイプが付属していました。新型のほうが動作性が向上するらしいですが、あちらはHKタイプのマガジンを再現しているためこちらのほうが都合が良かったです。




 レールにはAimpointのComp M XDとKACの300m フリップサイト(のVFC製レプ)を載せています。どちらもシンプルさがあり好きです。00年代って感じがしますね。






 ストックは以前ヤフオクで落札した旧型タイプです。マルイのM4RISに付属してたらしいです。それなりにガタガタしますがまあ許容範囲内です。





 あとは動作ですが、ガスをチャージして空打ちをしてみた所、動きと音ともに素晴らしかったです。ガスブロは夢があっていいですね。反動はそれなりでしたが、これは旧マガジンだったからではないかと考えています。でも現行マガジンは縦に長いですし、旧マガジンしか選択肢無いんですよね……。新しくM4タイプマガジンが出て欲しいところです。

 実射性能に関してはお座敷なりに確認してみたが、とりあえず射撃はできました。ただ、ガスが少なくなってくるとボルトが奥まで下がりきれず給弾できません。冬だからでしょうか。調整できるならなんとかしたいところではあります。

 という訳でVFCのM4でした。個人的には大満足です。
  


Posted by スプリング at 15:18Comments(0)エアガン

2019年01月09日

米軍装備の小物 その1 (イヤープラグケース,ペースカウンター)

 米軍装備を再現するにあたり、「アクセントで写真にある小物着けたい!」となる場合はあるかと思いますが、「この小物の名前なんなんだよ……」となる場合があるかと思います。00年代になると私物も出てきて余計に訳が分かりませんね。

 今回はそういった小物群の中でも登場頻度が高いイヤープラグケースペースカウンターについて書きます。




1. イヤープラグケース



 独特な形ですし、中身も曇っていてよく見えないので名前知らないとなんだかよく分からないですよね。これがイヤープラグケース(NSN:"6515-01-100-1674")です。



 こんな感じで蓋がスライドし、中には両耳用に2つの耳栓が入っています。



 オレンジ色の耳栓(NSN:"6515-00-442-4818")、Mサイズです。これが緑になるとSサイズ、青になるとLサイズになります。これのキノコのかさみたいな方を耳にはめることで騒音から耳を守ります。

 他にも耳の形にフィットするタイプの耳栓がありますが、NSNが異なるため用途が違うのでしょうか。因みにフィルムケースタイプのイヤープラグケースはフィットするタイプの耳栓用のケースみたいです。

 まあ、90年代で見かけるイヤープラグケースはゴツい方のタイプな気がします。使用例を見てみましょう。

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サスペンダーに取り付けている例(96年)


TLBVに取り付けている例(98年)


 このようにサスペンダーやTLBVに取り付けられていたり


ボタン穴に取り付けている例(98年)



 ジャケット胸ポケットのボタン穴に取り付けられています。

 取りやすくて邪魔にならない所といった感じでしょうか。チェーンにより様々な所に取付け可能なのが大きそうですね。



 TLBVの金具に取り付けてみました。いい感じのアクセントになりそうです。

 イヤープラグケースは大体1000円位で売っているような気がしますが、ネットではなかなか見かけないような気もします。また、ケースには黄色以外のカラーもあるため、購入時は注意が必要かもしれません。



2. ペースカウンター
 レンジャービーズやペースカウンタービーズとも呼ばれている、パラコードにビーズが13個通されているストラップです。NSN調べても出てきませんでしたが何なんでしょうね。



 アポロチョコみたいなビーズが下に9個、上に4個配置されており、その間に結び目があることで2つのビーズ群に分けられています。



 ビーズをそろばんの珠のように上下に動かすことで、歩数を数えたり移動距離を数えたりすることが可能です。下が小さい位、上が大きい位です。

 どんな感じで取り付けられているかの使用例を見てみましょう。

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サスペンダーに取り付けている例 1(96年)


 この写真だと右と中央の隊員のサスペンダー右肩部分に確認できますね。ペースカウンターの存在を意識して写真を眺めてみると、たまにサスペンダーの肩パッド部分に括り付けてあるのを見つけることが出来ます。

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サスペンダーに取り付けている例 2(97年)


 この画像の場合は分かりにくいですが、右の方のコンパスポーチの下に確認できますね。ただ、こちらは白色のようなのでビーズがドクロの形をしているバージョンかもしれません。ドクロのタイプはクリックカウンターという名称で売られているのを見ますね。実物を保有してないので分かりませんが、なにか機能が違うのでしょうか……?

 因みに左手に握られているのは無線機ではなく、AN / PSN-11プレシジョンライトウェイトGPSレシーバー(PLGR)と呼ばれる装備です。GPS受信機ですね。

 ペースカウンターやクリックカウンターと検索すると国内でも売っているショップが結構見つかりますね。ただ、ドクロの方が多く見つかります。こっちが人気なのでしょうか? 個人的にはシンプル形をしたビーズのペースカウンターの方が好みです。



 ペースカウンターをサスペンダーに取り付けてみました。イヤープラグケースと比べると横幅はありませんが、縦に長いため結構目立ちますね。こちらもいい感じです。



 という訳で、今回はイヤープラグとペースカウンターでした。何か装備収集の参考になりましたら幸いです。  


Posted by スプリング at 10:22Comments(0)小物考察

2019年01月06日

オールドスクール装備な腕時計

 米軍の画像を探していると、私物の腕時計を装備している画像をたまに見かけます。迷彩服の袖からチラリと見えるカッコいい腕時計。良いですよね。

 また、装備のワンポイントという用途だけでなく、サバイバルゲームにおいては手軽に時間を確認できる実用性もあります。

 ただ、どうせ腕時計を装備するというのであれば、時代に違和感の無い物を装備したいという気持ちがありますよね?

 そこで、今回は90年代後半から00年代前半にかけての装備で違和感無く使用でき、比較的手軽に手に入る腕時計について書こうかと思います。

 日本で手軽に入手できる腕時計といえば、それはもう国内メーカーの腕時計です。その中で海外でもメジャーなメーカーといえば……


そうCASIOです。



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個性豊かなカシオの腕時計たち


 『スピード』(94年)のキアヌ・リーヴス、『アウトブレイク』(95年)のモーガン・フリーマン、『ミッション:インポッシブル』(96年)や『ミッション:インポッシブル2』(00年)のトム・クルーズ。彼らもCASIOの腕時計を装着して出演してます。

 映画スターも着けるほどの人気がある時計。そう書くとアリな感じがしますよね。実際CASIOのG-SHOCKなど人気だったようです。

 「なら当時発売されていたG-SHOCK買えばいいじゃん!」と思いますよね。

 ただ、そこには落とし穴が存在しています。


経年劣化



 DW-5000CやDW-5900Cなど当時のモデルは多くが絶版になっており、手に入れる方法は当時品を買うしかありません。しかし、ホッケーのスティックでフルスイングされても動くG-SHOCKですが、経年劣化でベルトベゼルは砕け散ります。ヒーローもガンダムも加水分解で壊れてしまうのです。

 確かに現存している個体も多いですが、いつベルベゼが砕けるか分からないのが現状。あと、昔のG-SHOCKは高いのも多いです。気軽にサバゲーに使えるかいうと……。(35周年でベゼルが蘇ったDW-5000CやDW-5600Cの例はありますが、販売は期間限定のようですしこの2つは人気モデルなので装備のアクセントとして購入するには相場が安くないです。)

 であれば、90年代から現在まで変わらず生産されている個体を新品で買うのが一番だと思いませんか? 加水分解は怖いですが、新品であれば寿命も長そうです。

 そして、現在まで生産が続いているCASIOの腕時計の中でも、当時の米軍で使用例がある物が存在します。



出典:https://nara.getarchive.net/media/spc-antwi-kofi-91b10-combat-medic-headquarters-support-company-94th-engineer-81097b

 この写真は隠れがちな手首が露わになっているのでフォルムを確認しやすいですね。1996年のボスニア派遣時の第一機甲師団だそうですが、右の方が巻かれているのはF-91W(1991)だと思われます。

シンプル・イズ・ベストなF-91W

photo credit: Tim Gerland 28/06/11: made in Thailand, terrorist approved! via photopin (license)


 1991年に発売されたこのモデルは現在まで製造販売が続くベストセラーです。ネット通販どころかホームセンターですら入手が可能です。かなり身近なモデルですが、更に魅力的なのが価格です。


Amazon価格830円!!



 まさかの1000円いきません。サバゲに利用するとなると飛来するBB弾が怖いですが、この価格なら怖くないかもしれません。



 腕時計部分を反転して拡大してみました。似た形状のFシリーズはびっくりするぐらい沢山あるのですが、液晶下部のプリントが左、中央、右に別れてますしF-91Wぽいなと思います。もし「いやこれはcasioではなく〇〇社の〇〇だ」と気づかれた方はコメントにてよろしくお願いします。



 次に、『ミッション:インポッシブル』でトム・クルーズがつけていたのはDW-290(1994)です。


photo credit: Vince Sanga Your mission should you choose to accept... #mexture #phonto #blender #ndpatterns #casio #gshock #mi #missionimpossiblemovie #watch via photopin (license)

 昔は映画で使用されていた腕時計はDW-5300(1994)だと言われていましたが、実はDW-290でした。あちらもゴツくて格好いいのですが、残念ながら遥か昔に絶版です。

 大ヒット映画で主役が使用していたモデルとなると、当時も映画を見た後に「トム・クルーズと同じ時計つけちゃうぞー」と考えたとかありそうですよね。因みに六角形のマッシブなフォルムと型番のDWから一見G-SHOCKですがG-SHOCKではありません。

 これも現行モデルです。こちらは楽天市場で5000円ぐらいします。まあ見た目もゴツいですし仕方ないですね。



 また、他にも90年代から現在まで生産が続くモデルの中にもかなり知名度が高い物が存在します。


photo credit: VGB.Studios 2012-0114 via photopin (license)


 DW-5600E(1996)です。こちら当時から生産が続くG-SHOCKです。並行輸入品だとAmazonで5500円です。(というより海外モデルと日本モデルで記載された表記が違うため、海外装備に用いる場合は並行輸入品の方が望ましいと思います。)

 DW-5600EはDW-5600C(1987)の流れを組む腕時計で、これ自体も現在まで生産が続く名機です。

みんな大好きDW-5600C-1V

photo credit: fortfan Casio G-Shock via photopin (license)


 DW-5600Cは『スピード』キアヌ・リーヴスが着けていた腕時計で、スピードモデルとか呼ばれています。反転液晶にしてみたり、電波時計になってみたり、太陽電池を搭載してみたりと形を変えながら復刻を繰り返す人気モデルです。

 そしてDW-5600EはそのDW-5600Cからモジュールなどを改良したマイナーチェンジモデルです。豆球からELバックライトなったので暗くなっても画面が見やすいです。

 人気モデルの後継機で性能もアップしてるモデル。これもよさそうです。あとG-SHOCKというブランドがあるのがいいですよね。
 


 とまあ、ここら辺のモデルだと現行品という性質上気軽に使用でき、当時の装備にも違和感なく合わせることができるような気がします。

 ただ、長年の生産を経てモジュール(中身)など変わっている個体もありますので、そこら辺まで拘る方は注意が必要です。あくまで今回のコンセプトは比較的安価で、尚且つ手に入りやすいモデルという感じです。

 というわけで、90年代から現在まで製造が続いている腕時計3種について書いてみました。装備をコーディネートする際の参考になりましたら幸いです。  


Posted by スプリング at 09:56Comments(0)小物考察

2019年01月05日

98年 米陸軍UNCSBの装備考察 その3 (ベスト、ピストルベルト編)

 前回、前々回に引き続き、98年UNCSBの装備についての考察を行います。

98年 米陸軍UNCSBの装備考察 その1 (ヘルメット編)
98年 米陸軍UNCSBの装備考察 その2 (衣料、M4、アーマー編)




 戦闘中や訓練中の写真は勿論ですが、このように準備中の画像も仕事人といった感じで格好いいですよね。

 最終回は胴体装備全般です。今回は右斜め前、左斜め前、後方と綺麗に全身のポーチ配列がわかるため、最初に画像からの装備の読み取りを行います。

 胴体の装備はTLBVやLC装備などの複合ですね。最初の写真からはTLBV 1st, 200連マガジンポーチ, LC-2キャンティーンカバー, ナイロンフィールドパックが読み取れます。また、右肩には謎ホルスターがありますね。



 背後からの写真からは、200連マガジンポーチとLC-2キャンティーンカバーがもう1つあることが読み取れますね。また、TLBVの右側のDカンとフィールドパックのDカンをパラコードで結んで固定しているようです。ただ、左側のDカンは壊れているらしく、カラビナで固定しているのが面白いですね。



 最後に、準備している写真からはピストルベルトを挟んでコンパスポーチが2個あることが読み取れます。



 よく見てみるとピストルベルトのバックルがLC-2のプラバックルらしいことが分かります。



 はっきりとは見えませんが、年代的にも矛盾がないので恐らくあっていると思います。


 よって、今回のベルトキット類の構成は
1. TLBV
2. 200連マガジンポーチ *2
3. LC-2キャンティーンカバー *2
4. LC-1コンパスポーチ *2 
5. フィールドパック
6. LC-2 ピストルベルト    といった感じのようです。



1. TLBV



 03年米軍装備の考察にも出てきたベストですね。その1stタイプ、前期型です。因みに首の横にあるショルダーループのベロが首側にあると1stです。右肩のループを利用してホルスターらしきものが引っ掛けられています。



 よく分かりませんが、何やら中身はフラッシュライトのようにも見えます。私物でしょうか。また、左肩にはハンドマイクの姿も見えます。



2. 200連マガジンポーチ


 MINIMIの200連マガジンが入る大きなポーチです。ドットボタンだけでなくベルクロでも蓋を閉じることが可能で、使い勝手がいいのかガナー装備以外でも見かけます。ユーティリティポーチ的に使われていたのかもしれません。
 


 このポーチにはバリエーションがあり、自分は画像の三種類を所有しています。左からベロ付き、ベロなし、ベロなし内部両サイドにプラ板あり。

 今回の使用例は形崩れてませんし、プラ板ありのバージョンのような気がします。




 また、SAWポーチの右上にハンドマイクのコードが飛び出していることから、ポーチ内になにやら無線機が入っていることが分かります。



 別の画像ではPRC126らしき物を弄っていました。おそらくこれがこの中に入っているのではないでしょうか。





 私も1台所有していますが電池切れで動きません。まあ動く状態でも下手に動かせない品物ではありますが。ちなみに本来は専用ポーチがあります。なぜ今回の使用例では使用していないのでしょうか……。

 また、パトロール中の使用例はアンテナが見えませんが、アンテナをどこに格納しているのかも謎です。まあ折りたためるので畳んでいるのかもしれません。



3. LC-2キャンティーンカバー





 左右脇腹の後ろに配置されている水筒のカバーです。前回の考察にも出てきました。面白い点としては、ガスマスク用の小さいキャップがダクトテープらしい物で脱落防止されている点でしょうか。ベタベタ貼ってありますね。

 この小さいキャップは本体とつながる紐部分が折れやすく、紐が折れた状態の小さいキャップが脱落しないように固定しているのかもしれません。実際、小さいキャップが脱落した使用例も見かけます。


奥の紐は細くて見るからに弱そうですね。



 また、開けやすいようになのかガスマスク利用時のキャップの端にパラコードでベロを作ってますね。使用時はこれを引っ張ってダクトテープごと小さい方のキャップを取るのかもしれません。



4. コンパスポーチ



 包帯かコンパスが入るポーチです。2個あるため中身はコンパスと包帯かと。マニュアルだと配置場所は左肩と装着者から見てピストルベルトのバックルの右に1つといった配置ですが、左肩がハンドマイクで埋まっているためバックルの左に降りてきているのかなと思います。BHDでも左肩がマイクやストロボポーチで埋まっているからか、バックル挟んでコンパスポーチ2個装備ですね。


5. フィールドパック


 日本風に言えば雑嚢、他にもブットパック、アスパックなど表記揺れが激しいです。たまに形の違いでLC-1やLC-2とか呼ばれますが、特にLC装備ではないです。使用例のフィールドパックは蓋に鳩目がなくなった後期型ですね。破れやすく、ネームの書き込みがされやすいため、なかなか美品とめぐりあうことは難しい気がします。

 中にはAN/PVS-7Bのポーチが入っているように見えます。



 98年同日の他の隊員もこのタイプのポーチを使用されているため、そうではないかなと思います。



 中央にあるポーチです。少し見えにくいですが……。色味やかすかに見える表面の文字からそうかなと。



 このポーチはなかなか売っているのを見かけませんね。また、売っていても番号の書き込みなどがある場合が多く、これまた美品と巡り合うのが地味に難しい気がします。



6. LC-2ピストルベルト


 特徴的なプラスチックのクイックリリースバックルを持つピストルベルトです。ベルトの末端を金具で固定するか、ボタンで固定するかで2種類が存在しています。



 上が金具式、下がボタン式のベルト末端です。他にもバックル側の固定方式が異なるなどありますが、この部分が一番見分けやすいです。因みに金具式の方が古いタイプです。個人的には金具式のほうが好きです。



 だいたいこんな感じでしょうか。いろいろな角度からの写真が残っており、98年におけるTLBV装備のほぼ全身がわかる素晴らしい資料ですね。惜しむらくは肩のホルスター……。どうにか謎を解きたいところです。

 90年代末期装備の参考になりましたら幸いです。それではまたお会いしましょう。
   


Posted by スプリング at 12:14Comments(0)装備考察

2019年01月03日

98年 米陸軍UNCSBの装備考察 その2 (衣料、M4、アーマー編)

 前回に引き続き、98年UNCSBの装備についての考察を行います。

・98年 米陸軍UNCSBの装備考察 その1(ヘルメット編)




 限界まで荷物を詰め込まれたフィールドパックがユニークですね。フィールドパックはかなりの存在感を放つため、あるとないでは見た目の印象が結構変わると思います。


 今回は衣料武器ボディーアーマーについて書きます。

衣料
 上下はBDU、ブーツはジャングルブーツです。前回(03年)と同じですね。という訳でココらへんは飛ばします。

 他に身につけているものでは、この部隊の特徴であるMP腕章があります。





 こんな感じの腕章です。中央上部に配置されているマークがSSIではなく国連なのがイイ味出してます。大きく分けてフルカラータイプとサブデュードタイプがあり、韓国に配備されている部隊なので使用言語のバリエーションもあります。今回の使用例では、パトロールのためサブデュードタイプを使用しているみたいですね。

 因みに上の腕章2つはレプリカです。お土産屋で販売してます。実物は販売しているのも見たことないですが、海外のミリタリーフォーラムで見かけたコレクターは所持していたため、入手できないこともないみたいです。

 この腕章を腕に巻き、上部にある紐をBDUのショルダーループに取り付けることで固定することが出来ます。ショルダーループは元々存在しないため、BDUの切れ端などを利用して作成しました。



 ショルダーループは内部にベルクロを縫い付けているため閉じることができ、これにより腕章を固定することが可能です。実際に使用されていたショルダーループもこのような構造です。



 後は腕章で見えにくいですが、BDUの左肩部分にはUNCSBのSSIが縫い付けられています。



 これですね。コンパクトに纏まった形で滅茶苦茶格好いいです。


 また、下に着ているのはブラウンのTシャツです。前回書くのを忘れていました。



 普通のTシャツですが、なんとなく丈が長いような気がします。ただ、放出品なので延びているだけかもしれません。



武器



 ノーマルハンドガードのM4ですね。古いタイプのストックを装備しており、ハンドガード部分にはバレルマウントでAN/PAQ-4Cらしいものを搭載してます。

 


 バレルマウントは、その名の通りバレルにマウントする際に用いる装備です。下の輪っかでバレルを挟み込んで固定し、上にAN/PAQ-4CやAN/PEQ-2を載せることが出来ます。




 レールを使わずに光学機器を載せているのはシブいですね。因みにこのバレルマウントも初期アフの方で使用例あります。

 スリングはおそらくサイレントスリングです。長さはまた読み取れませんね……。長い方でしょうか。



 自分が持っている長い方は大体184cm、短い方は大体134cmです。個体差があるようですが、大体これぐらい違いがあります。これらは時々ヤフオクで見かけます。



ボディーアーマー
 この状況ではボディーアーマーを着用していませんが、他の写真では別の隊員が着用しています。



 分かりにくいですが、RBA2ndのようですね。



 今回の写真からだと1stの可能性も考えられますが、同98年に撮影された写真から2ndであることが判断できます。



 背面ポケット及びバンドの構造から2ndですね。また、別の部隊ではありますが90年代後半のコソボでも2ndの使用例を見かけるため、年代的にも2ndだと思われます。

 前部ポケットが膨らんでいることから、前プレート入りで装備しているようです。このアーマーについては装備紹介の方で各部の写真を撮っています。



 長くなってきましたので、今回はここまでにします。次回は最終回としてベストやピストルベルトなどの装備について書きます。  続きを読む


Posted by スプリング at 12:38Comments(0)装備考察

2019年01月01日

98年 米陸軍UNCSBの装備考察 その1 (ヘルメット編)

 前回は03年の米軍装備を見ましたが、今回は1998年、UNCSB装備についての考察を行います。90年代末期ですね。



 今回はこの方の装備を読み取っていこうかと思います。レールやドットサイトなどが無いシンプルなM4がクールですね。


 それでは前回同様頭部から書きます。
 1. PASGTヘルメット
 2. NVGマウント   ですね。


1. PASGTヘルメット


 お馴染みのヘルメットですね。だいたい前回に書いたような気がします。だだ、チンストラップはOG106っぽいですね。



 画像下の暗い茶色の方です。こちらの方が古い色です。極稀に売っているのを見かけます。


 ヘルメットバンドはこれまた微妙ですね……。この写真からは色の判別できないです。




 しかし、実は背後から撮影した別の写真があります。



 ヘルメット部分を拡大してみます。



 この角度からだとヘルメットバンドはCG483のように見えますね。年代的にも問題ないですし、これで合っているのではないでしょうか? 調べてみましたが、90年代後半に間に合っているかは微妙でした。やはり分かりませんね。ただ、 こういう時に複数枚の画像があると読み取りやすくて助かります。

 因みにヘルメットバンドがちょっと引っ張られているのはパラコードで脱落防止しているからだと思われます。メジャーな加工ですね。


2. NVGマウント
 NVGをマウントするために使用する装備ですね。このマウントは本来このような形状です。



 帽子みたいに頭に被るタイプです。先端にNVGを装着することが出来ます。



 これによりヘルメットを使用していない場合でもNVGを用いることが出来ます。初期アフでも使用例ありますね。

 最初はこのマウントを被った上からヘルメットを装備しているのかと思っていましたが、後にどうやら違うことが判明しました。



 この写真ではヘルメットを脱いでおり、内部がどのようになっているかが見えますね。これをもっと拡大してみます。



 NVGマウントの被る部分やチンストラップが見当たりません。恐らくストラップを取り外された状態でヘルメットに固定されています。外からバンジーコードで縛っているようです。

 これは実際にバンジーコードとNVGマウントを用意すれば再現可能です。



 バンジーコードで巻いて固定した姿です。因みにバンジーコードはヤフオクやミリタリーショップで稀に見かけます。まあ、この写真以外でNVGマウントをこのように利用している写真は見たことありませんが……。

 他の方は普通に初期型NVGマウントブラケット使ってますし、この年代の装備を再現するならこちらのほうが自然になりそうです。

初期型マウントブラケット


 初期型マウントブラケットはその後のNVGマウントと異なりネジ止めできないため、前後にあるフックを利用することでのみヘルメットに固定するが可能です。



 とてもシンプルな見た目でいいですね。このマウントブラケットに接続できるアームは専用のタイプなのですが、壊れやすのか破損品ばかり見かけます。また、使用例とは後部フックの形状が異なるようです。



 長くなりましたので、今回はキリの良いここまでにします。次回は衣料や武器、防具といった装備について書きます。  続きを読む


Posted by スプリング at 19:55Comments(0)装備考察

2018年12月30日

03年 米陸軍第2歩兵師団の装備考察 その3 (ベスト装備編)

 前々回、前回と03年の2歩装備について考察を行ってきました。

(前回と前々回)
03年 米陸軍第2歩兵師団の装備考察 その1
03年 米陸軍第2歩兵師団の装備考察 その2

 今回も残った装備について書きます。

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最後はその他装備ですね。
1. TLBV 2nd
2. LC-1 コンパスポーチ
3. LC-2 キャンティーンカバー
4. ピストルベルト(LC-2末期)
5. M9バヨネットシース
6. M40シリーズガスマスクバッグ
7. フライトグローブ         です。


1. TLBV2nd


 タクティカル・ロード・ベアリング・ベストでTLBVです。かっこいい名前ですね。LC装備と混ぜて使用されているベストですが、これはLC装備ではなくIIFS装備のベストです。

 サスペンダーより厚く広くなった肩パッドと、上半身を覆うベストで体に掛かる負担を緩和します。胸部にはマガジンポーチが縫い付けられており、デフォルトで片側に3本、計6本のマガジンを収納可能です。




 2ndの特徴は1stでは垂直に縫い付けられていたマガジンポーチが斜めになっているという点です。これによりマガジンが取りやすくなったらしいです。

 他にもベストがメッシュ素材に変更されていたり、首の横左右にあるループの向きが逆になったり、背後のDカンの大きさも変わっています。また、グレネードポーチの蓋にベルクロが着いたことで開閉が楽になりました。

 ただ、他の画像を見る限り1stも併用されていたみたいですね。

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 分かりにくいですが、右の方が着用しているのは1stのようです。肩のループのフラップが外に向いてませんし、マガジンポーチも真っすぐです。




 これがTLBV1stです。どっちも味があっていいですね。


2. LC-1コンパスポーチ
 アリスクリップで固定するナイロン製のコンパスポーチです。中には包帯かコンパスが入ります。



 使用例では、はみ出ている部分から見るに包帯が入っているみたいですね。



 この包帯はFAキット買ったら入っていたり、単体でヤフオクに流れていたりします。灰色の袋は劣化なのかパリパリになって破れやすくなるため、注意した方が良いかもしれません。


3. LC-2 キャンティーンカバー



 画像の右の隊員はガスマスクケースや角度的に見えませんが、左の隊員が腰に着けてます。多分右の隊員も後ろに装備しているかと思います。このポーチは1QTのキャンティーン(水筒)を携帯することが出来ます。また、前面のポケットには浄水剤の瓶が入ります。



 カバーの中身である1QTの樹脂製キャンティーンです。画像下にあるガスマスク対応の蓋に交換することでガスマスク装備時にも水を飲むことが可能です。


4. ピストルベルト
 右の隊員は隠れているため見えませんが、左の隊員が腰に着けています。TLBV下部のループに通すことで固定することが出来ます。TLBVはピストルベルトがないとポーチの拡張が出来ないため、右の隊員も恐らく装備しているはずです。



 バックルが見えないためLC-2かLC-2Aか見えませんが、恐らくどちらかのピストルベルトを装備していると思います。この時期はどちらも使用例があるので好みの形状で問題ないかと思います。

 また、LC-2Aに関してはフォリッジグリーン(FG)の個体も存在しているため、購入する際は欲しい色か注意したほうがいいかもしれません。



5. M9バヨネットシース
 M9バヨネットの鞘です。本来は小物ポーチが付属していますが、今回は着けてないようです。また、使用例の隊員は鞘に迷彩の塗装を行っていますね。



 画像はMMCのレプリカで、刀身がラバーで出来ている安全なものです。また、ネジが見えないようグリップに加工を行っています。

 このレプリカはクリップまで再現されているかなりリアルなタイプでしたが絶版です。現在ではヤフオク等でたまに見かけます。



6. M40シリーズガスマスクバッグ
 M40シリーズガスマスクバッグです。ただ、他の隊員の画像でM40/M42ガスマスクバッグらしい物も写っています。

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 先ほどと同じ画像ですが、左の方のガスマスクバッグです。色的にM40/M42ガスマスクバッグのような気がします。併用されていたのかもしれません。

7. フライトグローブ
 難燃性の手袋です。緑色でしたらヤフオクなどで放出品を見かけます。初回で説明を忘れていました。



 画像は緑色のフライトグローブです。部隊で黒色のフライトグローブに統一しているようですが、blackhawkとかの私物なのでしょうか……。

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 以上で03年2歩装備の考察は終了です。かなり情報が詰まっていて面白いですね。ただ、こうしてみると所有していない装備も多く、揃えるのはなかなか大変そうです。

 米軍装備を集め始めた当初は(今もですが)、「このポーチそもそも名前何なの」って感じでしたので纏めてみました。名前が分からなければ現物を探せないので……。何かお役に立てれば幸いです。  


Posted by スプリング at 09:34Comments(2)装備考察