2024年02月04日
Primary Arms SLx 1X Micro Prism
UMP9をサバゲーに投入するにあたって現代的な光学サイトが欲しいなということで新しい装備を購入しました。"Primary Arms SLx 1X Micro Prism"です。名前の通りドットサイトではなく等倍(1X)のプリズムサイトです。
AIMPOINT ACROとPrimary Arms SLxのどちらかを購入するか悩んでいましたが、未所持のカテゴリーである等倍プリズムサイトに魅力を感じSLxをチョイスしました。
サイト関連の付属品はこんな感じです。SLx本体に加え、マウントのベースと4種のスペーサーが付属しています。このスペーサーとネジを組み合わせることで任意の高さに組み替えることが可能です。余談ですが、左下のドライバーはマウントをピカティニーレールに取り付けるために必要ですが、スペーサーの組み換えには別途六角レンチが必要です。
とりあえずベーシックなストレートスペーサーを挟んで組み立ててみました。残りのスペーサーはオフセットタイプなのでもう少しカクカクしたエアガンに合いそうですね。
サイズ感は手のひらに収まる程度と非常にコンパクトです。
対物レンズと接眼レンズはこんな感じです。対物レンズ側は凹凸が多く複雑な構造のように見えます。接眼レンズ側は回すことで視度を調節できるノブがついています。
左側面は中央に電池が入り、回すことで電源ON/OFFと明るさを調整できるノブが取り付けられています。また、上面と右側面に埋め込まれているノブはレティクルの位置を上下左右に調節できます。
レティクルはこんな感じです。ドットサイトではないので電源OFF状態でも黒色で表示され、最大光量の13では眩しいくらいにレティクル部が発光します。この独特な形状と光り方も購入を決めたきっかけです。
VFCのUMP9に取り付けました。根元のトルクスネジ2個で取り付けるタイプのマウントです。ノブやQDレバー方式ではないので着脱は少し手間がかかります。ACOGと同規格らしいのでACOG用のレバー式マウントが欲しくなります。
スペーサーでかさ上げしているためフロントサイトと微妙に掛からない高さで狙いをつけることが出来ます。スペーサー無しだとアイアンサイトと同一ラインでした。通常のドットサイトであればバックアップサイトを考慮して低い位置でも良さそうですが、SLxに関して言えば電池が切れてもレティクルが残るので自由な高さで取り付けることが出来ます。
因みに光量は7です。明るすぎると中央の"^"が眩しくて潰れてしまって狙いが付けられないので、室内であればある程度暗めの方が使いやすそうです。
という訳でPAのSLx 1xプリズムサイトでした。耐久度については未知数ですが、実銃用のサイトなのでGBBの反動であれば問題なく運用できるのではないかと考えています。それについてはサバゲーに投入して確かめたいですね。今回はここらへんで終わります。
2022年10月10日
Laser Products H33R 633R 333R (3) P61 超高輝度バルブ
実は633R以外でもLaser Products時代の6Pや6Zも持っています。リニューアル後の6PやZ2も好きですが、シンプルな形状の古いモデルも魅力的だと思います。
今回はそんな2セル6ボルトのモデルに使えるオプションパーツ、"P61 Ultra-High Intensity Lamp Assembly"を入手しました。
Ultra-High Intensity(超高輝度)の名前が示すとおり、通常のP60の65ルーメンに対し120ルーメンとかなりの明るさを誇るバルブです。
この120ルーメンという値は9V用のP90やN2の105ルーメンを上回り、ミレニアムシリーズの通常バルブであるMN10の125ルーメンに肉薄するという性能を持ちます。
ただ、その代償としてランタイムが約20分と減少してしまっています。P60の稼働時間は約60分なのでだいたい1/3まで低下していることになります。かなりピーキーな仕様ですね。
(余談ですがP61のような超高輝度バルブは9Vにも存在しており、200ルーメンのP91や225ルーメンのMN11がそれにあたります)
P61とP60を並べてみました。
規格は同じなのでラベル以外は見分けはつかないですね。
折角なのでLaser Poducts時代の633RにP61を組み込んでみます。
点灯した状態を通常バルブのP60と比較してみようと思います。
上段がP61、下段がP60です。P61のほうが明るいことがわかると思います。
暗くした部屋で壁に照射してみました。1枚目がP61、2枚目がP60です。写真だと分かりにくいですが、肉眼だとP61は壁に反射した光が眩しく感じる程度に明るいです。
暗闇でサバゲー等を行う場合は通常よりかなり明るいP61の方が便利かもしれませんね。試してみたいところではあります。今回はここらへんで終わります。
今回はそんな2セル6ボルトのモデルに使えるオプションパーツ、"P61 Ultra-High Intensity Lamp Assembly"を入手しました。
Ultra-High Intensity(超高輝度)の名前が示すとおり、通常のP60の65ルーメンに対し120ルーメンとかなりの明るさを誇るバルブです。
この120ルーメンという値は9V用のP90やN2の105ルーメンを上回り、ミレニアムシリーズの通常バルブであるMN10の125ルーメンに肉薄するという性能を持ちます。
ただ、その代償としてランタイムが約20分と減少してしまっています。P60の稼働時間は約60分なのでだいたい1/3まで低下していることになります。かなりピーキーな仕様ですね。
(余談ですがP61のような超高輝度バルブは9Vにも存在しており、200ルーメンのP91や225ルーメンのMN11がそれにあたります)
P61とP60を並べてみました。
規格は同じなのでラベル以外は見分けはつかないですね。
折角なのでLaser Poducts時代の633RにP61を組み込んでみます。
点灯した状態を通常バルブのP60と比較してみようと思います。
上段がP61、下段がP60です。P61のほうが明るいことがわかると思います。
暗くした部屋で壁に照射してみました。1枚目がP61、2枚目がP60です。写真だと分かりにくいですが、肉眼だとP61は壁に反射した光が眩しく感じる程度に明るいです。
暗闇でサバゲー等を行う場合は通常よりかなり明るいP61の方が便利かもしれませんね。試してみたいところではあります。今回はここらへんで終わります。
2022年05月22日
S2S PAQ-4 改造③ シール作成
・前々々回 S2S PAQ-4
・前々回 S2S PAQ-4 改造① アジャスター切削
・前回 S2S PAQ-4 改造② フロントサイト作成
前回フロントサイトを取り付けたことで形状はいい感じになった気がするS2SのPAQ-4ですが、実際の98年UNCSBでの使用例と比較するとどうしても足りないものが見えてきます。
並べてみると分かりやすいですが、S2SのPAQ-4は実物にある両サイドの印字が再現されていません。
昔はG&PもPAQ-4のレプリカを出していましたが、98年に使われているような白色の印字仕様ではなくPEQ-2と同系のシールのバージョンを再現しているようで白色のシールは付属しないようです。
また、社外品でもPAQ-4のリアルなシールは見つかりませんでした。
ないのであれば作るしかありません。最初はデカールを自作しようと思いましたが、どうやら白色のデカールを自作するのは難しいようなので白色のシールが作成できる業者に発注することにしました。
Illustratorというソフトでデータを作成すれば発注できるとのことだったのでソフトをインストールして適当にラベルと作ります。
インターネットで実物の写真を検索し、手元のレプリカで長さを比較していい感じに大きさを決めて作り始めました。
シールと言ってもシンプルな文字列が大部分ですし、わりとあっさり完成しました。後はこのデータをシールを作ってくれる会社に送付して届くのを待つだけです。
そして完成したものがこちらです。予想よりたくさん届きました。
本来は別々のシールですが、一枚にまとめることで値段を抑えています。
貼り付けてみるとこんな感じです。白色の印字が透けないか不安でしたがいい感じです。さすが業者ですね。
というわけでアジャスター、フロントサイト、側面のシールを再現したPAQ-4のレプリカが完成しました。
後はこれをM4に装備して活用したいですね。今回はここらへんで終わります。
2022年05月15日
S2S PAQ-4 改造② フロントサイト作成
前回に引き続きS2SのPAQ-4レプリカに手を加えていきます。
・前々回 S2S PAQ-4
・前回 S2S PAQ-4 改造① アジャスター切削
アジャスター部についてはある程度は形になったのでフロントサイトを再現していこうと思います。
写真①の部分ですね。
アジャスターカバーが装備されたPAQ-4Cを再現しているS2Sのレプリカの場合、フロントサイトは形状が異なるどころか存在していないため無から作る必要があります。
という訳で黒のプラバンをAmazonで購入してスクラッチします。わざわざ黒を選んだのは後付けパーツも色を合わせることで、レプ本体の成形色を活かして塗りなおさずに済ませるためです。
積層で大まかな形を作った後はヤスリで調整し、本体に接着しました。
うまく曲面にフィットせず隙間が空いてしまったので、切り落としたアジャスターカバーを摩り下ろした物に接着剤を加えたて作った溶きパテもどきを盛って隙間を埋めました。
素材を利用したパテは作るのが若干面倒ですが、同じ素材なので塗装しない場合は馴染ませやすいので便利です。
続いてアジャスターを固定していきます。本来アジャスターカバーで外れないようになっていたアジャスターですが、抑えのカバーがなくなったため外れてしまいます。
そこで実際にレーザーポインタ部分を押し付けているネジと接着することで固定します。これをすると上下左右の可動範囲が狭まりますが、実際にサバゲーに使うわけでもないので光るならまあ良いんじゃないんでしょうか。
金属と金属なので瞬間接着剤で固定しました。よく考えるとゼリー状のほうが良かったですが手元には液体の方しかなかったのこちらを使用しました。
瞬間接着剤は硬化時に周りが白化する場合があります。ここまで来て作り直しは嫌なので適当に乾かした後に組み立てます。
綺麗に取り付きました。やはり上下左右の調整が厳しくなりましたが、これ以外に固定方法が思いつかなかったので仕方ありませんね。
これでアジャスターカバーなし+フロントサイトありverのAN/PAQ-4が形になりましたね。
アイアンサイトも使えないことはなさそうです。
今回はここらへんで終わります。
・前々回 S2S PAQ-4
・前回 S2S PAQ-4 改造① アジャスター切削
アジャスター部についてはある程度は形になったのでフロントサイトを再現していこうと思います。
写真①の部分ですね。
アジャスターカバーが装備されたPAQ-4Cを再現しているS2Sのレプリカの場合、フロントサイトは形状が異なるどころか存在していないため無から作る必要があります。
という訳で黒のプラバンをAmazonで購入してスクラッチします。わざわざ黒を選んだのは後付けパーツも色を合わせることで、レプ本体の成形色を活かして塗りなおさずに済ませるためです。
積層で大まかな形を作った後はヤスリで調整し、本体に接着しました。
うまく曲面にフィットせず隙間が空いてしまったので、切り落としたアジャスターカバーを摩り下ろした物に接着剤を加えたて作った溶きパテもどきを盛って隙間を埋めました。
素材を利用したパテは作るのが若干面倒ですが、同じ素材なので塗装しない場合は馴染ませやすいので便利です。
続いてアジャスターを固定していきます。本来アジャスターカバーで外れないようになっていたアジャスターですが、抑えのカバーがなくなったため外れてしまいます。
そこで実際にレーザーポインタ部分を押し付けているネジと接着することで固定します。これをすると上下左右の可動範囲が狭まりますが、実際にサバゲーに使うわけでもないので光るならまあ良いんじゃないんでしょうか。
金属と金属なので瞬間接着剤で固定しました。よく考えるとゼリー状のほうが良かったですが手元には液体の方しかなかったのこちらを使用しました。
瞬間接着剤は硬化時に周りが白化する場合があります。ここまで来て作り直しは嫌なので適当に乾かした後に組み立てます。
綺麗に取り付きました。やはり上下左右の調整が厳しくなりましたが、これ以外に固定方法が思いつかなかったので仕方ありませんね。
これでアジャスターカバーなし+フロントサイトありverのAN/PAQ-4が形になりましたね。
アイアンサイトも使えないことはなさそうです。
今回はここらへんで終わります。
2022年05月06日
S2S PAQ-4 改造① アジャスター切削
S2SのPAQ-4を入手しましたが、目的はもちろん98年のUNCSB装備の再現のためです。
98年UNCSBでの使用例です。
そしてS2SのPAQ-4です。よく見ると形状が異なりますね。
具体的には①のフロントサイトの有無、②のアジャスターカバーの形状です。
S2SのPAQ-4はアジャスターカバーが装備されているAN/PAQ-4Cを再現しているようですが、98年UNCSBで使用されているPAQ-4はアジャスターカバーの無いAN/PAQ-4C、あるいはAN/PAQ-4Bです。
このままでは再現に使うには微妙ですね。という訳で形状に手を加えていこうと思います。今回はまずやりやすそうな②のアジャスターカバーを再現していきます。
とりあえずアジャスターカバーを切り落としました。そうするとアジャスターが露出しましたが、こちらの形状も使用例と異なりますね。
余計な突起をやすりで削り落とし、ついでに角がなだらかになるように成形しました。
更にアジャスター基部の形状も安手ひたすら削って整えます。
成形終了したアジャスターを乗っけてみました。雰囲気はいい感じだと思います。
アジャスターは金属製だったので塗装がはがれた部分を塗りなおし、ついでに各部のホワイトも入れました。
後はフロントサイトですね。本来は切り落としたアジャスターカバーででっち上げるつもりだったのですが、よく見ると普通に大きいのでフルスクラッチするしかなさそうです。
次回はそっちに手を出していこうと思います。今回はここらへんで終わります。
98年UNCSBでの使用例です。
そしてS2SのPAQ-4です。よく見ると形状が異なりますね。
具体的には①のフロントサイトの有無、②のアジャスターカバーの形状です。
S2SのPAQ-4はアジャスターカバーが装備されているAN/PAQ-4Cを再現しているようですが、98年UNCSBで使用されているPAQ-4はアジャスターカバーの無いAN/PAQ-4C、あるいはAN/PAQ-4Bです。
このままでは再現に使うには微妙ですね。という訳で形状に手を加えていこうと思います。今回はまずやりやすそうな②のアジャスターカバーを再現していきます。
とりあえずアジャスターカバーを切り落としました。そうするとアジャスターが露出しましたが、こちらの形状も使用例と異なりますね。
余計な突起をやすりで削り落とし、ついでに角がなだらかになるように成形しました。
更にアジャスター基部の形状も安手ひたすら削って整えます。
成形終了したアジャスターを乗っけてみました。雰囲気はいい感じだと思います。
アジャスターは金属製だったので塗装がはがれた部分を塗りなおし、ついでに各部のホワイトも入れました。
後はフロントサイトですね。本来は切り落としたアジャスターカバーででっち上げるつもりだったのですが、よく見ると普通に大きいのでフルスクラッチするしかなさそうです。
次回はそっちに手を出していこうと思います。今回はここらへんで終わります。
2022年05月03日
S2S PAQ-4
S2S製のレーザーポインターを入手しました。米軍で使用されていたPAQ-4Cをモデル化したレプリカ品です。
それでは各部を見ていこうと思います。
PEQ-2と異なり、PAQ-4はプッシュスイッチではなくレバーになっています。展開したレバーを軽く押すとレーザーが照射されます。
機能自体はレプリカでもしっかり再現されており、単三電池を2本入れた状態でレバーを押すと発振します。ただ、実物は不可視光らしいですがレプリカは可視光です。
レーザーが出るため、本来レーザーの警告文が張り付けられている側面には規制適合を示すオリジナルのシールが張り付けられています。ちょっとリアルじゃないですね。
反対面についても実物は"This laser has ……"と印字がありますが、レプリカでは再現されていません。
ただ、トップ面の操作ガイドのシールだけはしっかりと再現されています。その右にある電池の向きを示すモールドもしっかり再現されているのはいいですね。
PEQ-2同様に後部にリモートスイッチを接続することでレバーを使用せずに発振させることも可能です。ただ、こちらも実物とは異なる点があり、端子の形状がイヤホンジャックとなっています。
90年代装備を再現したい場合、RISのようなレールシステムではなく直接M4に取り付けたいのでバレルマウントも用意しました。
しかし、S2Sのつまみネジはミリ規格らしくインチ規格の実物に取り付けようとすると途中で止まってしまいます。
という訳でネジを切りなおします。といってもホームセンターでミリのタップを買ってきてねじ込むだけです。
ネジを切りなおした後は専用のスイッチレバーシュラウドを間に噛ませてつまみネジを回してPAQ-4本体を固定します。
これでRISやRASのようなレールが無い古いAR-15系にもPAQ-4を取り付け可能になりました。
ただ、以前にも書きましたが00年代以降のバレルが太いM4にはこのバレルマウントはサイズが合わず取り付けができません。なので00年代以降のM4を再現したエアガンの場合はハマらないので注意が必要となります。
という訳でS2SのPAQ-4でした。今回はここらへんで終わります。
2021年12月05日
Laser Product H33R 633R 333R
Laser Products社のH33Rです。
H33RはBeretta 92Fに対応するハウジングです。対応モデルが96FだとH37R、USPならH09Rとモデル名が変わっていきます。
表と裏はこんな感じです。
スライドスイッチではなくシーソー式スイッチが搭載されている方のウェポンライトです。
このシーソー式スイッチをONにすることでライトを常時点灯状態にすることが可能です。
また、ハウジング後方に伸びる"SLIMLINE MOMENTARY SWITCH"は押している間だけライトを点灯することができます。
H33Rはこのスイッチの上部にある孔をグリップスクリューで留めることで、グリップに巻きつけるような形でM9に固定を行います。
SLIMLINE MOMWENTRY SWITCHを採用しているモデルはモデル名の末尾にRが付き(例:H33R、H37R)、通常のウェポンライトのような長方形のスイッチだとRが付きません(例:H10、H11)。
このH33RハウジングにL30を接続するとModel 333R、L60を接続するとModel 633Rになります。
L30とL60です。L30はR30バルブ、L60はP60バルブを内蔵しています。
R30バルブとP60バルブ、そして比較用の9VのP90バルブです。パッケージの旧ロゴが良いですね。個人的にはR30のレティクルみたいな旧ロゴが一番好きです。
P60は65ルーメン、R30に至っては20ルーメン。現行のX300U-Aは1000ルーメンなので物足りないかもしれませんね。
合体したMODEL 333RとMODEL 633Rです。333RはDL123Aの3V、633RはDL233ACの6Vで駆動します。
DL233ACです。ウェポンライト用の6Vのリチウム電池です。因みにですが9VはDL323AC、12VだとDL423ACになります。
当時の多セルウェポンライトの場合、衝撃が加わった際に電池がそれぞれ動き回らないように連結された専用電池が純正品として用意されていました。純正電池がデュラセルのDL123AからSurefireのSF123Aに変更された後はSF223ACやSF323ACとなって販売されました。
それでは92Fへ取り付けてみようと思います。取り付け先としてWAのM9 ハート・ロッカーverを用意しました。
H33Rは付属のテイクダウンラッチの軸を挿してM9に吊り下げ取り付けます。
この窪み部分に純正より長い専用テイクダウンラッチの軸がハマる形です。
その後、画像中央に見えるイモネジをトリガーガードに押し付けることで完全に固定することができます。
という訳でM9に取り付けていきます。
……。
取り付きませんね。マルイのM9に取り付かないというのは聞いていましたが、WAのM9にも取り付かないとは……。
フレームがリアルサイズではないのか、いくらハウジングをM9に押し込んでもテイクダウンラッチの軸が貫通しません。画像より奥に進まず手詰まりです。
ハウジング側を削れば合わせることはできるかもしれませんが、電動工具等が無いため現実的ではないですね。ここまでのようです。
オマケに諦めてハウジングを引き抜いてみるとM9は傷だらけでした。HWなので多少の傷なら気にしませんが、ガシガシ傷が入るとちょっとショックです。
まあ、WAのM9に装着できなかったのは残念ですが、約20年前の絶版光学機器が手に入ったので満足です。
エアガンだとKSCのM9には無加工で取付可能とのことなので、KSCのM9を用意して再挑戦しようと思います。
今回はここらへんで終わります。
H33RはBeretta 92Fに対応するハウジングです。対応モデルが96FだとH37R、USPならH09Rとモデル名が変わっていきます。
表と裏はこんな感じです。
スライドスイッチではなくシーソー式スイッチが搭載されている方のウェポンライトです。
このシーソー式スイッチをONにすることでライトを常時点灯状態にすることが可能です。
また、ハウジング後方に伸びる"SLIMLINE MOMENTARY SWITCH"は押している間だけライトを点灯することができます。
H33Rはこのスイッチの上部にある孔をグリップスクリューで留めることで、グリップに巻きつけるような形でM9に固定を行います。
SLIMLINE MOMWENTRY SWITCHを採用しているモデルはモデル名の末尾にRが付き(例:H33R、H37R)、通常のウェポンライトのような長方形のスイッチだとRが付きません(例:H10、H11)。
このH33RハウジングにL30を接続するとModel 333R、L60を接続するとModel 633Rになります。
L30とL60です。L30はR30バルブ、L60はP60バルブを内蔵しています。
R30バルブとP60バルブ、そして比較用の9VのP90バルブです。パッケージの旧ロゴが良いですね。個人的にはR30のレティクルみたいな旧ロゴが一番好きです。
P60は65ルーメン、R30に至っては20ルーメン。現行のX300U-Aは1000ルーメンなので物足りないかもしれませんね。
合体したMODEL 333RとMODEL 633Rです。333RはDL123Aの3V、633RはDL233ACの6Vで駆動します。
DL233ACです。ウェポンライト用の6Vのリチウム電池です。因みにですが9VはDL323AC、12VだとDL423ACになります。
当時の多セルウェポンライトの場合、衝撃が加わった際に電池がそれぞれ動き回らないように連結された専用電池が純正品として用意されていました。純正電池がデュラセルのDL123AからSurefireのSF123Aに変更された後はSF223ACやSF323ACとなって販売されました。
それでは92Fへ取り付けてみようと思います。取り付け先としてWAのM9 ハート・ロッカーverを用意しました。
H33Rは付属のテイクダウンラッチの軸を挿してM9に吊り下げ取り付けます。
この窪み部分に純正より長い専用テイクダウンラッチの軸がハマる形です。
その後、画像中央に見えるイモネジをトリガーガードに押し付けることで完全に固定することができます。
という訳でM9に取り付けていきます。
……。
取り付きませんね。マルイのM9に取り付かないというのは聞いていましたが、WAのM9にも取り付かないとは……。
フレームがリアルサイズではないのか、いくらハウジングをM9に押し込んでもテイクダウンラッチの軸が貫通しません。画像より奥に進まず手詰まりです。
ハウジング側を削れば合わせることはできるかもしれませんが、電動工具等が無いため現実的ではないですね。ここまでのようです。
オマケに諦めてハウジングを引き抜いてみるとM9は傷だらけでした。HWなので多少の傷なら気にしませんが、ガシガシ傷が入るとちょっとショックです。
まあ、WAのM9に装着できなかったのは残念ですが、約20年前の絶版光学機器が手に入ったので満足です。
エアガンだとKSCのM9には無加工で取付可能とのことなので、KSCのM9を用意して再挑戦しようと思います。
今回はここらへんで終わります。
2019年10月14日
Aimpoint Comp M XDの互換性
こんにちは。今日はComp M XDについて書きます。
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こちらの画像ですが、左の方が装備されているドットサイトはラバーストラップが付いてますしAimpoint Comp M2に見えますすね。
しかし、こちらはComp M XDです。対物レンズ側にM2やM3に見られるテーパーがなく、筒とマウントが連続している部分が判別ポイントです。
M XDですが使用例の画像を見ていると結構な確率で脱落防止のワイヤーが破損して弾けてます。上記の使用例も同様にワイヤーが破損した個体にM2のラバーストラップを組み合わせて補修しているのではないでしょうか……。
実際にラバーストラップが装着された個体を所持していますが、このように無理なく組み付いています。
ノーマルのM XDと比較するとこのような感じです。だいぶ印象が変わりますね。気分によって変えてみるのもいいかもしれません。
ここから先は余談ですが、MとM2にはワイヤー以外にも多少の互換性があります。
官給M2に付属してるキルフラッシュもこのように取付可能です。ピッタリですね。
同様にラバーキャップも取付可能です。下の輪っかは取り外しが面倒なので外してますが、これをノブに取り付けた状態でも普通にキャップは着脱可能です。こちらだとドットサイト使用時にフリップキャップほど視界を遮らないのがいいですね。
まあ、ここらへんのパーツを取り付けてる使用例は見たことないですが……。とりあえずキルフラッシュはサバゲーに使う際に安心して運用できそうですね。
短いですが、今回はここらへんで終わります。
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こちらの画像ですが、左の方が装備されているドットサイトはラバーストラップが付いてますしAimpoint Comp M2に見えますすね。
しかし、こちらはComp M XDです。対物レンズ側にM2やM3に見られるテーパーがなく、筒とマウントが連続している部分が判別ポイントです。
M XDですが使用例の画像を見ていると結構な確率で脱落防止のワイヤーが破損して弾けてます。上記の使用例も同様にワイヤーが破損した個体にM2のラバーストラップを組み合わせて補修しているのではないでしょうか……。
実際にラバーストラップが装着された個体を所持していますが、このように無理なく組み付いています。
ノーマルのM XDと比較するとこのような感じです。だいぶ印象が変わりますね。気分によって変えてみるのもいいかもしれません。
ここから先は余談ですが、MとM2にはワイヤー以外にも多少の互換性があります。
官給M2に付属してるキルフラッシュもこのように取付可能です。ピッタリですね。
同様にラバーキャップも取付可能です。下の輪っかは取り外しが面倒なので外してますが、これをノブに取り付けた状態でも普通にキャップは着脱可能です。こちらだとドットサイト使用時にフリップキャップほど視界を遮らないのがいいですね。
まあ、ここらへんのパーツを取り付けてる使用例は見たことないですが……。とりあえずキルフラッシュはサバゲーに使う際に安心して運用できそうですね。
短いですが、今回はここらへんで終わります。
2018年12月26日
Aimpoint Comp M XD
前回はComp Mについて書きましたが、今回はComp M XDについて書きます。
こちらは箱なども現存してます。
後はちょうど電池が入りそうな穴もあるので、新品時は電池も付属していたかもしれません。
Comp Mと同様にDL1/3N(あるいは2N76)をバッテリーケースにセットしてノブを捻るとドットが点灯します。時計回りです。
明るさはComp Mと同様に9段階であり、最初の2段階がNVモードがである点も同じです。画像は明るさ最大ですが、所持しているComp Mよりも明るい気がします。ただ、最大だと光が筒の中に反射するので使用する際は8ぐらいが使いやすいかもしれません。
Comp Mと比較するとこんな感じです。かなりそっくりですね。なんと刻印も同じです。
本来なら前後のフリップキャップを取って比較したい所ですが、捻らずに取る方法が分からないため取れませんでした(取説に筒を捻るなと書いてあります)。公式サイトによれば長さはComp Mは4.3インチ、Comp M XDは5インチとのことですので、XDの方が長いみたいです。
ちなみに、Comp M XDはXDダイオードなる新しいダイオードが搭載されているとのことで、強度が3倍、電池寿命が5倍になったらしいです。
また、外見では横にあるバッテリーケースのキャップがゴツくなったという変更点があるみたいです(左 XD 右 ノーマル)。自分は教えて貰うまで気がつきませんでしたが、わりと目立つ場所なので写真などでも見分けやすそうですね。
1999年に生産開始、2001年1月に製造終了と短命でしたが、初期アフなど00年代の米軍で使用例を確認できます。
こちらは箱なども現存してます。
中身はマウント、マウント用の六角レンチ、取説、布巾ですね。
後はちょうど電池が入りそうな穴もあるので、新品時は電池も付属していたかもしれません。
本体はこんな感じです。ボディはアルミ製でガッシリしていて丈夫そうです。キャップやワイヤーも破損せずに生き残ってます。シリアルが削られていないのも嬉しいですね。また、既に別途用意したQRPマウントを装着しています。
Comp Mと同様にDL1/3N(あるいは2N76)をバッテリーケースにセットしてノブを捻るとドットが点灯します。時計回りです。
明るさはComp Mと同様に9段階であり、最初の2段階がNVモードがである点も同じです。画像は明るさ最大ですが、所持しているComp Mよりも明るい気がします。ただ、最大だと光が筒の中に反射するので使用する際は8ぐらいが使いやすいかもしれません。
Comp Mと比較するとこんな感じです。かなりそっくりですね。なんと刻印も同じです。
本来なら前後のフリップキャップを取って比較したい所ですが、捻らずに取る方法が分からないため取れませんでした(取説に筒を捻るなと書いてあります)。公式サイトによれば長さはComp Mは4.3インチ、Comp M XDは5インチとのことですので、XDの方が長いみたいです。
ちなみに、Comp M XDはXDダイオードなる新しいダイオードが搭載されているとのことで、強度が3倍、電池寿命が5倍になったらしいです。
また、外見では横にあるバッテリーケースのキャップがゴツくなったという変更点があるみたいです(左 XD 右 ノーマル)。自分は教えて貰うまで気がつきませんでしたが、わりと目立つ場所なので写真などでも見分けやすそうですね。
1999年に生産開始、2001年1月に製造終了と短命でしたが、初期アフなど00年代の米軍で使用例を確認できます。
2018年12月26日
Aimpoint Comp M
00年代になると米陸軍の一般部隊でもドットサイトを見かけるようになる気がします。
ドットサイトはシンプルな見た目で格好いいですよね。
そのなかでも有名なのはAimpointのComp M2ですが、今回紹介するのはその先代の先代であるAimpoint Comp Mです。
アルミ製ボディでコンパクトながら丈夫そうです。
耐久性や電池の寿命など性能面では後継機に及ばないのですが、小さくまとまった姿がとても好みです。
M2と比較すると対物側の筒にテーパーついてない点が分かりやすいかなと思います。あとComp M2と違って脱落防止のコードがハンドスピナー状の樹脂ではなくワイヤーです。ただ、このComp Mはそのワイヤーが脱落してます……。
まあ、ワイヤーは放出品や使用例でも紛失してたり切れてたりするので耐久性が低いのかなとは思います。M2以降は材質が樹脂になってますし。
前から見るとこんな感じでレンズが赤いです。ルビーコートが綺麗。
放出品とのことでしたが、傷、凹み、塗装ハゲとかなり使い込まれています。前後カバーも購入時から残ってないです。
電池は2L76かDL1/3Nというタイプを使用します。自分が今回使用するのはこれです。
よく分かりませんがjapanと書いてあるので日本製の電池みたいです。よく見かけるLR44と比較すると細長いです。
で、これを電池ボックスに入れ、後ろのノブを時計回りに捻ると点灯します。ここら辺はM2と同じなので省略です。光量は9段階調節可能で写真は9(最大)です。また、Mは最初の2段階がNVモードのため肉眼では見えません。因みにML(別バージョン)にはNVモードが無いそうです。
かなり出来のよいレプリカが過去に存在していたみたいですが、刻印は無いみたいなので、刻印のあるバッテリーケース横を確認することで見分けることが出来そうです。
右の削られてる部分はシリアルナンバーが本来刻印されています。放出時に削られたのかもしれません。
MはM2と異なり納入品、非納入品共に「Made in Sweden」刻印入ってます。お得ですね。
また、Mだけの注意点かもしれませんが、前のレンズカバーを捻るなと説明書にあります。ここは内部と連動しているので下手に弄ると配線にダイレクトアタック決めてしまうみたいです。
自分の個体は回されているからか、内部の筒を押しているらしいバネが筒の中に飛び出してしまってます。悲しい。
まあ、稼働品のComp Mが市場になかなか出てこないので……。
因みに1997年製造開始で1999年に製造終了しました。M2と比較すると短命ですね。
また、その後は後継機であるComp M XDが登場しました。