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Posted by ミリタリーブログ at

2019年01月03日

98年 米陸軍UNCSBの装備考察 その2 (衣料、M4、アーマー編)

 前回に引き続き、98年UNCSBの装備についての考察を行います。

・98年 米陸軍UNCSBの装備考察 その1(ヘルメット編)




 限界まで荷物を詰め込まれたフィールドパックがユニークですね。フィールドパックはかなりの存在感を放つため、あるとないでは見た目の印象が結構変わると思います。


 今回は衣料武器ボディーアーマーについて書きます。

衣料
 上下はBDU、ブーツはジャングルブーツです。前回(03年)と同じですね。という訳でココらへんは飛ばします。

 他に身につけているものでは、この部隊の特徴であるMP腕章があります。





 こんな感じの腕章です。中央上部に配置されているマークがSSIではなく国連なのがイイ味出してます。大きく分けてフルカラータイプとサブデュードタイプがあり、韓国に配備されている部隊なので使用言語のバリエーションもあります。今回の使用例では、パトロールのためサブデュードタイプを使用しているみたいですね。

 因みに上の腕章2つはレプリカです。お土産屋で販売してます。実物は販売しているのも見たことないですが、海外のミリタリーフォーラムで見かけたコレクターは所持していたため、入手できないこともないみたいです。

 この腕章を腕に巻き、上部にある紐をBDUのショルダーループに取り付けることで固定することが出来ます。ショルダーループは元々存在しないため、BDUの切れ端などを利用して作成しました。



 ショルダーループは内部にベルクロを縫い付けているため閉じることができ、これにより腕章を固定することが可能です。実際に使用されていたショルダーループもこのような構造です。



 後は腕章で見えにくいですが、BDUの左肩部分にはUNCSBのSSIが縫い付けられています。



 これですね。コンパクトに纏まった形で滅茶苦茶格好いいです。


 また、下に着ているのはブラウンのTシャツです。前回書くのを忘れていました。



 普通のTシャツですが、なんとなく丈が長いような気がします。ただ、放出品なので延びているだけかもしれません。



武器



 ノーマルハンドガードのM4ですね。古いタイプのストックを装備しており、ハンドガード部分にはバレルマウントでAN/PAQ-4Cらしいものを搭載してます。

 


 バレルマウントは、その名の通りバレルにマウントする際に用いる装備です。下の輪っかでバレルを挟み込んで固定し、上にAN/PAQ-4CやAN/PEQ-2を載せることが出来ます。




 レールを使わずに光学機器を載せているのはシブいですね。因みにこのバレルマウントも初期アフの方で使用例あります。

 スリングはおそらくサイレントスリングです。長さはまた読み取れませんね……。長い方でしょうか。



 自分が持っている長い方は大体184cm、短い方は大体134cmです。個体差があるようですが、大体これぐらい違いがあります。これらは時々ヤフオクで見かけます。



ボディーアーマー
 この状況ではボディーアーマーを着用していませんが、他の写真では別の隊員が着用しています。



 分かりにくいですが、RBA2ndのようですね。



 今回の写真からだと1stの可能性も考えられますが、同98年に撮影された写真から2ndであることが判断できます。



 背面ポケット及びバンドの構造から2ndですね。また、別の部隊ではありますが90年代後半のコソボでも2ndの使用例を見かけるため、年代的にも2ndだと思われます。

 前部ポケットが膨らんでいることから、前プレート入りで装備しているようです。このアーマーについては装備紹介の方で各部の写真を撮っています。



 長くなってきましたので、今回はここまでにします。次回は最終回としてベストやピストルベルトなどの装備について書きます。  続きを読む


Posted by スプリング at 12:38Comments(0)装備考察