スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  

Posted by ミリタリーブログ at

2019年01月06日

オールドスクール装備な腕時計

 米軍の画像を探していると、私物の腕時計を装備している画像をたまに見かけます。迷彩服の袖からチラリと見えるカッコいい腕時計。良いですよね。

 また、装備のワンポイントという用途だけでなく、サバイバルゲームにおいては手軽に時間を確認できる実用性もあります。

 ただ、どうせ腕時計を装備するというのであれば、時代に違和感の無い物を装備したいという気持ちがありますよね?

 そこで、今回は90年代後半から00年代前半にかけての装備で違和感無く使用でき、比較的手軽に手に入る腕時計について書こうかと思います。

 日本で手軽に入手できる腕時計といえば、それはもう国内メーカーの腕時計です。その中で海外でもメジャーなメーカーといえば……


そうCASIOです。



Embed from Getty Images
個性豊かなカシオの腕時計たち


 『スピード』(94年)のキアヌ・リーヴス、『アウトブレイク』(95年)のモーガン・フリーマン、『ミッション:インポッシブル』(96年)や『ミッション:インポッシブル2』(00年)のトム・クルーズ。彼らもCASIOの腕時計を装着して出演してます。

 映画スターも着けるほどの人気がある時計。そう書くとアリな感じがしますよね。実際CASIOのG-SHOCKなど人気だったようです。

 「なら当時発売されていたG-SHOCK買えばいいじゃん!」と思いますよね。

 ただ、そこには落とし穴が存在しています。


経年劣化



 DW-5000CやDW-5900Cなど当時のモデルは多くが絶版になっており、手に入れる方法は当時品を買うしかありません。しかし、ホッケーのスティックでフルスイングされても動くG-SHOCKですが、経年劣化でベルトベゼルは砕け散ります。ヒーローもガンダムも加水分解で壊れてしまうのです。

 確かに現存している個体も多いですが、いつベルベゼが砕けるか分からないのが現状。あと、昔のG-SHOCKは高いのも多いです。気軽にサバゲーに使えるかいうと……。(35周年でベゼルが蘇ったDW-5000CやDW-5600Cの例はありますが、販売は期間限定のようですしこの2つは人気モデルなので装備のアクセントとして購入するには相場が安くないです。)

 であれば、90年代から現在まで変わらず生産されている個体を新品で買うのが一番だと思いませんか? 加水分解は怖いですが、新品であれば寿命も長そうです。

 そして、現在まで生産が続いているCASIOの腕時計の中でも、当時の米軍で使用例がある物が存在します。



出典:https://nara.getarchive.net/media/spc-antwi-kofi-91b10-combat-medic-headquarters-support-company-94th-engineer-81097b

 この写真は隠れがちな手首が露わになっているのでフォルムを確認しやすいですね。1996年のボスニア派遣時の第一機甲師団だそうですが、右の方が巻かれているのはF-91W(1989)だと思われます。

シンプル・イズ・ベストなF-91W

photo credit: Tim Gerland 28/06/11: made in Thailand, terrorist approved! via photopin (license)


 1989年に発売されたこのモデルは現在まで製造販売が続くベストセラーです。ネット通販どころかホームセンターですら入手が可能です。かなり身近なモデルですが、更に魅力的なのが価格です。


Amazon価格830円!!



 まさかの1000円いきません。サバゲに利用するとなると飛来するBB弾が怖いですが、この価格なら怖くないかもしれません。



 腕時計部分を反転して拡大してみました。似た形状のFシリーズはびっくりするぐらい沢山あるのですが、液晶下部のプリントが左、中央、右に別れてますしF-91Wぽいなと思います。もし「いやこれはcasioではなく〇〇社の〇〇だ」と気づかれた方はコメントにてよろしくお願いします。



 次に、『ミッション:インポッシブル』でトム・クルーズがつけていたのはDW-290(1994)です。


photo credit: Vince Sanga Your mission should you choose to accept... #mexture #phonto #blender #ndpatterns #casio #gshock #mi #missionimpossiblemovie #watch via photopin (license)

 昔は映画で使用されていた腕時計はDW-5300(1994)だと言われていましたが、実はDW-290でした。あちらもゴツくて格好いいのですが、残念ながら遥か昔に絶版です。

 大ヒット映画で主役が使用していたモデルとなると、当時も映画を見た後に「トム・クルーズと同じ時計つけちゃうぞー」と考えたとかありそうですよね。因みに六角形のマッシブなフォルムと型番のDWから一見G-SHOCKですがG-SHOCKではありません。

 これも現行モデルです。こちらは楽天市場で5000円ぐらいします。まあ見た目もゴツいですし仕方ないですね。



 また、他にも90年代から現在まで生産が続くモデルの中にもかなり知名度が高い物が存在します。


photo credit: VGB.Studios 2012-0114 via photopin (license)


 DW-5600E(1996)です。こちら当時から生産が続くG-SHOCKです。並行輸入品だとAmazonで5500円です。(というより海外モデルと日本モデルで記載された表記が違うため、海外装備に用いる場合は並行輸入品の方が望ましいと思います。)

 DW-5600EはDW-5600C(1987)の流れを組む腕時計で、これ自体も現在まで生産が続く名機です。

みんな大好きDW-5600C-1V

photo credit: fortfan Casio G-Shock via photopin (license)


 DW-5600Cは『スピード』キアヌ・リーヴスが着けていた腕時計で、スピードモデルとか呼ばれています。反転液晶にしてみたり、電波時計になってみたり、太陽電池を搭載してみたりと形を変えながら復刻を繰り返す人気モデルです。

 そしてDW-5600EはそのDW-5600Cからモジュールなどを改良したマイナーチェンジモデルです。豆球からELバックライトなったので暗くなっても画面が見やすいです。

 人気モデルの後継機で性能もアップしてるモデル。これもよさそうです。あとG-SHOCKというブランドがあるのがいいですよね。
 


 とまあ、ここら辺のモデルだと現行品という性質上気軽に使用でき、当時の装備にも違和感なく合わせることができるような気がします。

 ただ、長年の生産を経てモジュール(中身)など変わっている個体もありますので、そこら辺まで拘る方は注意が必要です。あくまで今回のコンセプトは比較的安価で、尚且つ手に入りやすいモデルという感じです。

 というわけで、90年代から現在まで製造が続いている腕時計3種について書いてみました。装備をコーディネートする際の参考になりましたら幸いです。  


Posted by スプリング at 09:56Comments(0)小物考察CASIO