2018年12月27日
03年 米陸軍第2歩兵師団の装備考察 その1 (頭部装備及び衣料編)
今回は2003年の在韓米軍、第2歩兵師団装備について考察を行いたいと思います。
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この時どのような装備だったのかの考察を写真を通じて行っていこうかと思います。
上から順に見ていきます。まずは頭部です。
1. PASGTヘルメット
2. NVGマウント&アーム
3. Willey X SG-1 ですね。
1. PASGTヘルメット
80年代から00年代まで米軍を支えた格好いいヘルメットです。
説明しなくても皆さんご存知かもしれません。
演習や戦争時の写真だけでなく、映画などに出演する米軍でも見かける露出の多いヘルメットですね。先代のGTHは金属と樹脂の2層構造でしたが、PASGTヘルメットはケブラー製になりました。
これにより性能も上昇し、破片だけでなくパラベラム弾とかも防ぐことが可能です。
内部はクッションではなく、インナーバンドとハンモックで支える形となっています。
ココらへんはGTHと同じですが、先代はハンモックの長さを個別に変えることが出来たので少し違いますね。PASGTヘルメットは脳天付近の紐の長さを調節し、一括でハンモックの長さを変えます。
インナーバンドは2種類存在し、上が前期型で下が後期型です。
対応するハンモックも前期型と後期型があるのでスペアの購入時は注意が必要かもしれません。
このインナーバンドの長さを調節することで細かなフィッティングが可能ですが、ヘルメット自体も頭の大きさにわせてXS,S,M,L,XLと種類があります。
また、チンストラップ(顎紐)はデフォルトの2点式のようです。
端と端をネジで留めるシンプルなタイプですね。写真で使われているのは上の新しい色(CG483)のようです。
後はヘルメットバンドですね。こんな感じのバンドです。後ろに蓄光テープが付いており、暗くなると光ります。これも色にバリエーションありますが、使用例はCG483かなと思います。これはちょっと色あせてる感じがあり分かりません。
CG483のチンストラップとヘルメットバンドは、ヤフオクなどで新品を入手可能です。
2. NVGマウント&アーム
90年代末期ぐらいから見かけるようになった、ネジ止めでの固定もできるタイプのNVGマウントですね。また、マウントも大きめの旧型ではなく、小型のスタイリッシュな新型のようです。
これらの実物放出品はなかなか高価ですが、レプリカは割と安価に入手可能です。
3. Wiley X SG-1
Wiley X社のロングセラー品です。00年代前半から現在まで製造が続くシューティンググラス『SG-1』です。
これはツルをバンドと交換することが出来、ゴーグルにもなる凄いやつです。
使用例ではゴーグルとして使用されていますね。後ろの隊員も装備してますし、部隊での購入でしょうか。
このSG-1はフレームに艶がありツルの根本が折れやすい初期のタイプです。また、現行のものはフレームに艶がなく、見た目の印象が異なるので注意が必要です。
フレーム艶あり
↓
フレーム艶なし(ツルのロゴ銀色)
↓
フレーム艶なし(フレームのロゴ黒)
の順に新しくなるようです。
次は服や履物、小物です。
1. BDU
2. ジャングルブーツ
3. エルボーパッドとニーパッド ですね。
1. BDU
米軍が80年代から00年代まで採用していた迷彩、ウッドランドの被服ですね。民間でもよく利用される柄なので見覚えのある方も多いのではないでしょうか。年代的にジャケットは3rdだと思います。
左肩にはSSIである第2歩兵師団のパッチが縫い付けられています。
サブデュードパッチなので暗い色で構成されていますが、これはこれでミリタリー感があっていいですよね。
2. ジャングルブーツ
米軍が昔から採用してきたジャングルブーツシリーズの1つです。90年代から使用されている末期タイプです。
先代はナイロン部分がOD色でした。また、ナイロンの色が黒になった以外にも変更点はあり、下から3段目以降がスピードレース仕様になっています。履いたり脱いだりが楽になりました。
ソール(靴底)はパナマソールとビブラムソールが存在しています(このビブラムソールはナム戦のビブラムソールとは形状が異なります)。
この靴底がパナマソールで、こちらのほうが古いです。
3. エルボーパッドとニーパッド
ウッドランド柄の肘当てと膝当てです。あまり売っているのは見かけないような気がします……。
長くなってきた気がするので、今回はこれぐらいにしておきます。次回はM4やアーマー、その他装備について記したいと思います。
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写真は2003年4月25日の物だそうです。OTVにM4の組み合わせは末期ウッドランドといった風で素敵ですね。
上から順に見ていきます。まずは頭部です。
1. PASGTヘルメット
2. NVGマウント&アーム
3. Willey X SG-1 ですね。
1. PASGTヘルメット
80年代から00年代まで米軍を支えた格好いいヘルメットです。
説明しなくても皆さんご存知かもしれません。
演習や戦争時の写真だけでなく、映画などに出演する米軍でも見かける露出の多いヘルメットですね。先代のGTHは金属と樹脂の2層構造でしたが、PASGTヘルメットはケブラー製になりました。
これにより性能も上昇し、破片だけでなくパラベラム弾とかも防ぐことが可能です。
内部はクッションではなく、インナーバンドとハンモックで支える形となっています。
ココらへんはGTHと同じですが、先代はハンモックの長さを個別に変えることが出来たので少し違いますね。PASGTヘルメットは脳天付近の紐の長さを調節し、一括でハンモックの長さを変えます。
インナーバンドは2種類存在し、上が前期型で下が後期型です。
対応するハンモックも前期型と後期型があるのでスペアの購入時は注意が必要かもしれません。
このインナーバンドの長さを調節することで細かなフィッティングが可能ですが、ヘルメット自体も頭の大きさにわせてXS,S,M,L,XLと種類があります。
また、チンストラップ(顎紐)はデフォルトの2点式のようです。
端と端をネジで留めるシンプルなタイプですね。写真で使われているのは上の新しい色(CG483)のようです。
後はヘルメットバンドですね。こんな感じのバンドです。後ろに蓄光テープが付いており、暗くなると光ります。これも色にバリエーションありますが、使用例はCG483かなと思います。これはちょっと色あせてる感じがあり分かりません。
CG483のチンストラップとヘルメットバンドは、ヤフオクなどで新品を入手可能です。
2. NVGマウント&アーム
90年代末期ぐらいから見かけるようになった、ネジ止めでの固定もできるタイプのNVGマウントですね。また、マウントも大きめの旧型ではなく、小型のスタイリッシュな新型のようです。
これらの実物放出品はなかなか高価ですが、レプリカは割と安価に入手可能です。
3. Wiley X SG-1
Wiley X社のロングセラー品です。00年代前半から現在まで製造が続くシューティンググラス『SG-1』です。
これはツルをバンドと交換することが出来、ゴーグルにもなる凄いやつです。
使用例ではゴーグルとして使用されていますね。後ろの隊員も装備してますし、部隊での購入でしょうか。
このSG-1はフレームに艶がありツルの根本が折れやすい初期のタイプです。また、現行のものはフレームに艶がなく、見た目の印象が異なるので注意が必要です。
フレーム艶あり
↓
フレーム艶なし(ツルのロゴ銀色)
↓
フレーム艶なし(フレームのロゴ黒)
の順に新しくなるようです。
次は服や履物、小物です。
1. BDU
2. ジャングルブーツ
3. エルボーパッドとニーパッド ですね。
1. BDU
米軍が80年代から00年代まで採用していた迷彩、ウッドランドの被服ですね。民間でもよく利用される柄なので見覚えのある方も多いのではないでしょうか。年代的にジャケットは3rdだと思います。
左肩にはSSIである第2歩兵師団のパッチが縫い付けられています。
サブデュードパッチなので暗い色で構成されていますが、これはこれでミリタリー感があっていいですよね。
2. ジャングルブーツ
米軍が昔から採用してきたジャングルブーツシリーズの1つです。90年代から使用されている末期タイプです。
先代はナイロン部分がOD色でした。また、ナイロンの色が黒になった以外にも変更点はあり、下から3段目以降がスピードレース仕様になっています。履いたり脱いだりが楽になりました。
ソール(靴底)はパナマソールとビブラムソールが存在しています(このビブラムソールはナム戦のビブラムソールとは形状が異なります)。
この靴底がパナマソールで、こちらのほうが古いです。
3. エルボーパッドとニーパッド
ウッドランド柄の肘当てと膝当てです。あまり売っているのは見かけないような気がします……。
長くなってきた気がするので、今回はこれぐらいにしておきます。次回はM4やアーマー、その他装備について記したいと思います。
Posted by スプリング at 19:33│Comments(0)
│装備考察