2020年05月31日
SUREFIRE M900A-RD-WH Vertical Grip WeaponLight 初期型
探していたM900の初期型を入手しました。
M900は2001年発売のウエポンライトです。10年代まで生産されていたロングセラーモデルですね。
裏表はこのようになっています。グリップ一体型のユニークなフォルムが特徴的です。
上部にはA.R.M.Sのスルーレバーを搭載されており、レバーを回すことでピカティニーレールに対しワンタッチの着脱が可能となっています。
因みにここがスクリュー式のマウントになると別モデル(M910)になります。
グリップに関しては前部に4分割のフィンガーチャネル、後部の上から3/4ぐらいまでにフィン状のすべり止めが施されています。ここが初期型ボディの分かりやすい特徴ですね。
そしてこの内部にCR(SF)123A電池を3本格納する形になります。
底部のバッテリーキャップはスイッチが存在しないシンプルなタイプです。
M900といえば90度回して通電をOFFにできるディサブルスイッチが有名ですが、このようなノーマルタイプのキャップも存在します。
グリップの両側面と親指が来る部分にはそれぞれプッシュスイッチが貼り付けられており、これでライトを操作可能です。
側面のプッシュスイッチでメインのキセノンライトが点灯します。
かなり明るいため暗い室内戦や夜戦で活躍するかもしれませんね。
ランプの明るさは125ルーメンと225ルーメンの2種類が存在しており、写真のような内部のバルブを取り替えることで切替可能です。が、この個体のバルブがどちらかは不明です……。
後年のバルブだとモデル名の印刷があったのですが……。まあ、125ルーメンのライトと比較して特に明るさの違いは感じなかったため125ルーメンの方だと思います。
基本的にはグリップのプッシュスイッチでON/OFFの操作を行いますが、連続点灯したい場合はベゼル後端のノブを捻ると点きっぱなしにできます。
まあキセノンバルブは寿命が寿命ですし、この機能はそこまで出番は無いかもですね。
裏のプッシュスイッチは上部に備えられたナビゲーションLEDの点灯に使用します。
こちらはかなり控えめですね。というのも、これは隠密行動時に障害物などを回避するために使用するライトとのことです。
確かにメインランプだと明るすぎるので敵に位置がバレやすそうですからね。そのため、数ルーメン程度とわざと低めのライトが搭載されています。
今回入手した個体のランプは白色でした。02年のカタログによると他に青、赤、IR対応を加えた計4種類があるらしいです。
Z46ベゼルも初期型です。放熱フィンや六角ナットが搭載されておらず、かなりシンプルなフォルムとなっています。ここも使用例の写真などで見分けやすいポイントです。
M900は短期間で改良されたらしく、放熱フィン付きの中期型になったか不明ですが、02年のウェポンライトカタログでは中期型ベセルが掲載されています。結構直ぐに変わっちゃったみたいですね。
(因みにですが、その後もM900シリーズは改良は進められ、フィンガーチャンネルが放熱フィンみたいな形になったり、ベゼルの形が更に変更されたりしました。)
話を戻しますが、M900のベゼルには1.625"対応のフィルター類を装備することが可能となっています。
こちらはFM14 BEAMSHAPERです。明かりを散らして広範囲を照らすことができるようになります。
脇にあるレバーを上げるとロックが解除され、この状態で着脱することができます。
フィルターを付けるとタダでさえゴツいM900を更にゴツくすることができます。マッシブになりましたね。
また、FM14は他のフィルターと異なり光を拡散するだけなので、取り付けた状態でも問題なく周囲を照らすことが可能です。
よくサバゲーでレンズに被弾して割れたという話を聞きますが、このFM14があれば身代わりになってくれそうですね。(といってもこっちも旧型なのでフィルター面に被弾してもショックですが……。)
M4に装備するとこんな感じです。
オールドスクール装備な感じでいいですね。重量物が前方に着くため重心が前に動きますが、グリップが備えられているため問題なく操作できそうです。
さて、肝心の使用例についてですが、初期型M900は00年代初頭に使われていた写真が残っています。
初期アフSEALとして有名なこのミリフォトで使用されているM900も初期型になります。
初期型ベゼル特有のギザギザから判断できますね。ただ、グリップ底部のキャップはディサブルスイッチ搭載モデルのようです。
こちらも同時期(02年1月)の初期アフSEALでの使用例です。ベゼルの形状から初期型だと読み取れますね。
こちらは03年5月のSEALです。斜め上からの画像ですが、こちらも初期型ベゼルが見えるため判別できます。
初期アフのウェポンライトといえばODA961の6Zが有名ですが、シンプルな6Zに対してグリップ一体でユニークな形状のM900もいいのではないでしょうか?
今回はここらへんで終わります。
M900は2001年発売のウエポンライトです。10年代まで生産されていたロングセラーモデルですね。
裏表はこのようになっています。グリップ一体型のユニークなフォルムが特徴的です。
上部にはA.R.M.Sのスルーレバーを搭載されており、レバーを回すことでピカティニーレールに対しワンタッチの着脱が可能となっています。
因みにここがスクリュー式のマウントになると別モデル(M910)になります。
グリップに関しては前部に4分割のフィンガーチャネル、後部の上から3/4ぐらいまでにフィン状のすべり止めが施されています。ここが初期型ボディの分かりやすい特徴ですね。
そしてこの内部にCR(SF)123A電池を3本格納する形になります。
底部のバッテリーキャップはスイッチが存在しないシンプルなタイプです。
M900といえば90度回して通電をOFFにできるディサブルスイッチが有名ですが、このようなノーマルタイプのキャップも存在します。
グリップの両側面と親指が来る部分にはそれぞれプッシュスイッチが貼り付けられており、これでライトを操作可能です。
側面のプッシュスイッチでメインのキセノンライトが点灯します。
かなり明るいため暗い室内戦や夜戦で活躍するかもしれませんね。
ランプの明るさは125ルーメンと225ルーメンの2種類が存在しており、写真のような内部のバルブを取り替えることで切替可能です。が、この個体のバルブがどちらかは不明です……。
後年のバルブだとモデル名の印刷があったのですが……。まあ、125ルーメンのライトと比較して特に明るさの違いは感じなかったため125ルーメンの方だと思います。
基本的にはグリップのプッシュスイッチでON/OFFの操作を行いますが、連続点灯したい場合はベゼル後端のノブを捻ると点きっぱなしにできます。
まあキセノンバルブは寿命が寿命ですし、この機能はそこまで出番は無いかもですね。
裏のプッシュスイッチは上部に備えられたナビゲーションLEDの点灯に使用します。
こちらはかなり控えめですね。というのも、これは隠密行動時に障害物などを回避するために使用するライトとのことです。
確かにメインランプだと明るすぎるので敵に位置がバレやすそうですからね。そのため、数ルーメン程度とわざと低めのライトが搭載されています。
今回入手した個体のランプは白色でした。02年のカタログによると他に青、赤、IR対応を加えた計4種類があるらしいです。
Z46ベゼルも初期型です。放熱フィンや六角ナットが搭載されておらず、かなりシンプルなフォルムとなっています。ここも使用例の写真などで見分けやすいポイントです。
M900は短期間で改良されたらしく、放熱フィン付きの中期型になったか不明ですが、02年のウェポンライトカタログでは中期型ベセルが掲載されています。結構直ぐに変わっちゃったみたいですね。
(因みにですが、その後もM900シリーズは改良は進められ、フィンガーチャンネルが放熱フィンみたいな形になったり、ベゼルの形が更に変更されたりしました。)
話を戻しますが、M900のベゼルには1.625"対応のフィルター類を装備することが可能となっています。
こちらはFM14 BEAMSHAPERです。明かりを散らして広範囲を照らすことができるようになります。
脇にあるレバーを上げるとロックが解除され、この状態で着脱することができます。
フィルターを付けるとタダでさえゴツいM900を更にゴツくすることができます。マッシブになりましたね。
また、FM14は他のフィルターと異なり光を拡散するだけなので、取り付けた状態でも問題なく周囲を照らすことが可能です。
よくサバゲーでレンズに被弾して割れたという話を聞きますが、このFM14があれば身代わりになってくれそうですね。(といってもこっちも旧型なのでフィルター面に被弾してもショックですが……。)
M4に装備するとこんな感じです。
オールドスクール装備な感じでいいですね。重量物が前方に着くため重心が前に動きますが、グリップが備えられているため問題なく操作できそうです。
さて、肝心の使用例についてですが、初期型M900は00年代初頭に使われていた写真が残っています。
初期アフSEALとして有名なこのミリフォトで使用されているM900も初期型になります。
初期型ベゼル特有のギザギザから判断できますね。ただ、グリップ底部のキャップはディサブルスイッチ搭載モデルのようです。
こちらも同時期(02年1月)の初期アフSEALでの使用例です。ベゼルの形状から初期型だと読み取れますね。
こちらは03年5月のSEALです。斜め上からの画像ですが、こちらも初期型ベゼルが見えるため判別できます。
初期アフのウェポンライトといえばODA961の6Zが有名ですが、シンプルな6Zに対してグリップ一体でユニークな形状のM900もいいのではないでしょうか?
今回はここらへんで終わります。
2020年05月22日
TANAKA P226 / P226R Mk24作成
00年代のSEALs装備のサブアームといえばMk24ことP226がお馴染みですね。
という訳で、初期アフ装備のサブアームにMk24が欲しくなりました。
個人的にはノーマルな初期P226モデルもいいですが、どうせなら00年代初期に使用例のある過渡期モデルを再現したいところです。
具体的にはレールなし、旧型リアサイト、グリップは刻印あり、スライドはNC切削モデルの組み合わせですね。これを再現するにはP226とP226Rを合体するのが手っ取り早そうです。
そしてタナカはP226とP226Rを出しています。「同じタナカの製品ならニコイチしても動くだろ……」という安直な考えで2種のP226をポチりました。
届いたものがこちらです。どちらもHWモデルです。つや消しで若干キラキラしてるのが良いですね。
旧P226は95年発売、そしてP226Rは旧P226と交代する形で03年に発売されたモデルとなります。どちらもかなり古いですね。
WAのパテント、ASGKに社名……。実銃には無い刻印のオンパレードですね。まあ、国産エアガンなのでここら辺は目を瞑ります。
HW樹脂のため、デコッキングレバーでスレる箇所が金属っぽい輝きを放っています。こういうところもHWの魅力ですね。
P226、P226R共にファイアリングピン周りは非常に残念な見た目です。まあ、設計が古いですからね。
P226Rのキモのレールです。これはこれでモダンな感じ悪くないですが、今回再現したい個体には不要な部分です。これのお陰でニコイチしなければならなくなりました。
因みにですが、P226とP226Rではマガジンが変更になり相互運用は不可能です。個人的には現行で漏れにくい(とのことですがこの個体はガス漏れしている)改良マガジンを使いたかったのですが、旧フレームを使う以上は旧マガジンしか使えません。残念です。
では、分解して合体していこうと思います。(といっても組み換えレベルですが……)
まずはスライドストップレバーを回して中身を中身を取り出します。
こうしてみると余り違いがないように見えますが、微妙に構造が異なります。
ブリーチやバレルハウジングは新造になっています。ブリーチは互換性ありませんでした。残念です。
バレルハウジングについては、ここで交換しておかないと組み立て後にBB弾が詰まります。注意ですね。
このままスライドを交換すれば9割がた完成ですが、その前にリアサイトを交換します。
リアサイトは2本のネジで内側から止まっています。パット見は似ているのでそのまま交換できそうでしたが……。
まさかのポン付け不可能でした。リアサイトの根本の大きさが異なり、スライドに引っかかって上手くハマりません。
仕方がないのでリアサイトがハマるまでスライド側を削ります。幸い、ネジの経と位置は同じなのでこの加工だけで何とかなりそうです。
といっても樹脂製スライドはかなり削りやすく、直ぐに加工は完了しました。
次はグリップです。流石にグリップはポン付けいけるだろと思っていたのですが……。
グリップもポン付け不可能でした。
正確にはハマりはするのですが、微妙にP226Rのグリップの穴と穴の間が狭く、そのまま装着すると常にフレームに力が掛かってしまう状態でした。
HW樹脂に余計な応力を掛けるのは怖いです。という訳でこちらも穴を削りました。
何とか装着完了です。無理矢理取り付けたせいか、握りしめるとグリップがギシギシします。が、個人的には許容範囲内なので妥協します。
スライドストップレバーやトリガーは旧型フレームそのままですが、ここらへん当時の仕様が分かりませんでした……。ただ、スライドストップレバーに関しては2016年でも旧型レバーの個体がSEALの武器庫に置いてあったようですし問題は無いかと思います。
錨刻印に関してもいつ頃のモデルから入っているのか不明だったため一旦保留しました。判明次第どうするか決めたいところですね。
とまあ、そんなこんなで完成です。
少々加工は必要でしたが、予想通り上手く馴染みました。とりあえず弾も出ました。
初速は0.20gで3回測って70、70、68(m/s)です。ハンドガンとしては突貫工事とは思えない数字ですね。十分かと思います。
近くにシューティングレンジがないため弾道や射程は不明ですが、まあサブアームが必要な場面は至近距離とかかなと思うため弾が出れば満足です。
WAのM9と並べてみました。どちらもかなり古いモデルですが、雰囲気あっていいですね。
今回はここらへんで終わります。
という訳で、初期アフ装備のサブアームにMk24が欲しくなりました。
個人的にはノーマルな初期P226モデルもいいですが、どうせなら00年代初期に使用例のある過渡期モデルを再現したいところです。
具体的にはレールなし、旧型リアサイト、グリップは刻印あり、スライドはNC切削モデルの組み合わせですね。これを再現するにはP226とP226Rを合体するのが手っ取り早そうです。
そしてタナカはP226とP226Rを出しています。「同じタナカの製品ならニコイチしても動くだろ……」という安直な考えで2種のP226をポチりました。
届いたものがこちらです。どちらもHWモデルです。つや消しで若干キラキラしてるのが良いですね。
旧P226は95年発売、そしてP226Rは旧P226と交代する形で03年に発売されたモデルとなります。どちらもかなり古いですね。
WAのパテント、ASGKに社名……。実銃には無い刻印のオンパレードですね。まあ、国産エアガンなのでここら辺は目を瞑ります。
HW樹脂のため、デコッキングレバーでスレる箇所が金属っぽい輝きを放っています。こういうところもHWの魅力ですね。
P226、P226R共にファイアリングピン周りは非常に残念な見た目です。まあ、設計が古いですからね。
P226Rのキモのレールです。これはこれでモダンな感じ悪くないですが、今回再現したい個体には不要な部分です。これのお陰でニコイチしなければならなくなりました。
因みにですが、P226とP226Rではマガジンが変更になり相互運用は不可能です。個人的には現行で漏れにくい(
では、分解して合体していこうと思います。(といっても組み換えレベルですが……)
まずはスライドストップレバーを回して中身を中身を取り出します。
こうしてみると余り違いがないように見えますが、微妙に構造が異なります。
ブリーチやバレルハウジングは新造になっています。ブリーチは互換性ありませんでした。残念です。
バレルハウジングについては、ここで交換しておかないと組み立て後にBB弾が詰まります。注意ですね。
このままスライドを交換すれば9割がた完成ですが、その前にリアサイトを交換します。
リアサイトは2本のネジで内側から止まっています。パット見は似ているのでそのまま交換できそうでしたが……。
まさかのポン付け不可能でした。リアサイトの根本の大きさが異なり、スライドに引っかかって上手くハマりません。
仕方がないのでリアサイトがハマるまでスライド側を削ります。幸い、ネジの経と位置は同じなのでこの加工だけで何とかなりそうです。
といっても樹脂製スライドはかなり削りやすく、直ぐに加工は完了しました。
次はグリップです。流石にグリップはポン付けいけるだろと思っていたのですが……。
グリップもポン付け不可能でした。
正確にはハマりはするのですが、微妙にP226Rのグリップの穴と穴の間が狭く、そのまま装着すると常にフレームに力が掛かってしまう状態でした。
HW樹脂に余計な応力を掛けるのは怖いです。という訳でこちらも穴を削りました。
何とか装着完了です。無理矢理取り付けたせいか、握りしめるとグリップがギシギシします。が、個人的には許容範囲内なので妥協します。
スライドストップレバーやトリガーは旧型フレームそのままですが、ここらへん当時の仕様が分かりませんでした……。ただ、スライドストップレバーに関しては2016年でも旧型レバーの個体がSEALの武器庫に置いてあったようですし問題は無いかと思います。
錨刻印に関してもいつ頃のモデルから入っているのか不明だったため一旦保留しました。判明次第どうするか決めたいところですね。
とまあ、そんなこんなで完成です。
少々加工は必要でしたが、予想通り上手く馴染みました。とりあえず弾も出ました。
初速は0.20gで3回測って70、70、68(m/s)です。ハンドガンとしては突貫工事とは思えない数字ですね。十分かと思います。
近くにシューティングレンジがないため弾道や射程は不明ですが、まあサブアームが必要な場面は至近距離とかかなと思うため弾が出れば満足です。
WAのM9と並べてみました。どちらもかなり古いモデルですが、雰囲気あっていいですね。
今回はここらへんで終わります。
2020年05月04日
BLACKHAWK! SAWポーチ 旧タグ
BHIのSAWポーチを入手しました。
表と裏はこんな感じです。背面はベルトループとアリスクリップ用のウェビングが縫い付けられています。
側面や蓋にポーチの縫い付けなども無く、スタンダードなポーチといった印象です。
蓋はベルクロオンリーで固定する仕組みです。
バックルやドットボタンはありません。シンプルですね。ベロも着いておりサッと開閉ができそうです。
内部の前後には硬質の板が挿入されています。
型崩れの防止や出し入れをしやすくするのに役立ちそうです。
タグは鳥タグです。90年代後半モデルですね。
折角なので官給のSAWポーチと比較していこうと思います。
前面で大きな違いはベロとドットボタンの有無でしょうか。
ただ、一応ベロに関しては官給品にもベロがある個体が存在しています。
裏面に関しては、官給の方にサスペンダーのフックを引っ掛けるための鳩目がありますね。
それ以外は特に機能面の差は無さそうです。ただ、BHIのベルトループは非常にタイトです。
因みにですが、底面にはどちらも水抜き穴があります。
特に変わりはないですね。
あとはBHIの方だけインサートが入ってますが、一応官給でも側面にプラ板が側面に縫い付けられたモデルがあります。この官給ポーチは謎にバリエーションあるんですよね……。
実際に200rdマガジンを入れてみます。
側面が少し露出する官給に対し、BHIの方はスッポリ収まりました。
ちょっと違うんですね。本当はサバゲなどに投入して使用感の違いを試したいところですが、マシンガン系の装備持っておらず……。購入する機会があれば比較してみたいです。
さて、こちらのSAWポーチですが、00年代の米軍にてそれらしい使用例が残っています。
01年に行われた演習"DESERT RESCUE IX"での写真です。この演習は4軍全てが参加するため正確な部隊が判別不能ですが、
背中の赤枠内に今回のポーチらしいものが取り付けられていますね。
丁度そばにキャンティーンカバーがあるため、並べて大きさを比較してみます。
サイズ感的には間違って無さそうです。実はBHIは似た形で大きさが違うポーチを他にも出していたため、こうしないと判別難しいんですよね。
はみ出たキャニスターを見るに中身はガスマスクのようです。背面のユーティリティポーチにガスマスクを押し込んでるとなると益々SEALぽい印象を受けます。
まあ、この写真以外でも00年代のSEALではそれらしい使用例が残っていますし。SEAL装備で使えるのではないかと考えています。
今回はここらへんで終わります。
2020年05月03日
BLACKHAWK! CQB リガーズレスキューベルト & EAGLE IER-1ベルト
BHIとEAGLEのラペリングベルトについて書きます。
こちら初期アフで使用例があるラペリングなどが可能なベルトですね。ゴツい三角カンがチャームポイントです。
とりあえずはそれぞれ見ていきます。
こっちはEAGLEのIER-1ベルトです。クイックアクションVリング(三角カン)にカラビナを通すことでラペリングができるとのことです。IERは"INSTRUCTOR'S EMERGENCY RAPPELLING BELT"の略らしいです。
因みに、"-1"はベルト端部にベルクロがあるバージョンとのことです。ベルト端部にベルクロがない個体は-1が無い"IERベルト"になります。更に、IER-1ベルトの金具部分が"目"みたいな四角形の金具になっている個体は"IER-2ベルト"なんだそうです。ややこしいですね。
タグは90年代までの樹脂タグです。古い個体ですね。
で、こっちがBHIのCQB リガーズ レスキューベルト(以下CQBベルト)です。
バリエーションが有るEAGLEのIERベルトに対し、BHIのCQBベルトはこの形状のみの一本勝負です。分かりやすくていいですね。
ただ、フリーサイズのIERベルトに対してこちらはサイズ展開がありRとLがあります。しかし、今回の個体は何処にもサイズの印字がないですね……。
まあ、フリーサイズのIER-1ベルトと比較すると短い(画像左がCQBベルト)ため、Rサイズなのかもしれませんね。もはや判別する手段がないため断定はできませんが……。
タグは鳥タグです。こちらも90年代後半までのタグなので古い個体となります。
サクッと外観を確認したところで、比較しながら各部を見ていこうかと思います。
機能面での違いは特に無いようです。まあ、ただのベルトですし仕方ないかもしれません。
三角カンをベルクロ付きのフラップで固定する仕組みも変わりませんね。
また、違いがあるかと思っていたカラビナを通す金具の刻印はよく見ると同じ内容です。4桁の数字は違いますが、製造番号ぽいですね。
同じ会社の物ということでしょうか? デューティベルトの際はバックルの形状の違いで見分けることが可能でしたが、同じ金具となると見分けるのは困難です……。
しかし、見分けることができるポイントが1箇所だけありました。
上がCQBベルト、下がIER-1ベルトです。三角カンとコキカンのスペースが異なりますね。CQBベルトの方が間隔があります。
ただ、ざっとネットで調べてみたところ、TAC-TやLBTのラペリングベルトは間隔が小さく、逆にTAGは間隔が大きいようです。どの会社も大体同じ形状ですし、ここで見分けるのも厳しいですね……。
内側に関しては端部のベルクロ部分が若干違うぐらいでしょうか。
BHIの方がベルクロのサイズが小さいですね。実際に試着した際もベルクロ固定の安定感はEAGLEの方がガッチリしていると感じました。
ただ、前述の通りEAGLEもベルクロがないIERベルトを出していたため、この部分はそんなに重要では無さそうですね。
後はCQBベルトの方が硬いナイロンで出来てるように感じます。IER-1ベルトのほうが靭やかですね。まあ、IER-1ベルトが使い込まれていて柔らかくなっているだけとかかもしれないですが……。
実際に手にとって比較してみましたが、分かりやすい違いは三角カンとコキカンの間隔ぐらいしか外からわかるポイントは無かったですね……。うーん。
まあ、初期アフだとBHIの装具の使用例が多いですが、EAGLEの装具も使用例チラホラありますし、どちらも違和感はないのかなと思います。
装備にIER-1ベルトを組み込んでみました。こういうゴツいベルトを装備すると特殊部隊感が出てきていいですね。ベルトが丸見えになるタックインスタイルの場合はかなり良い雰囲気を放ちそうです。
ただ、金具があるだけ重いですね……。サバゲなど長時間つけっぱなしになる場面では軽量な官給オープンバックルベルトの方が体に優しいかもしれません。
まあ、装備の情報量を増やせる装備なので満足です。今回はここらへんで終わります。
こちら初期アフで使用例があるラペリングなどが可能なベルトですね。ゴツい三角カンがチャームポイントです。
とりあえずはそれぞれ見ていきます。
こっちはEAGLEのIER-1ベルトです。クイックアクションVリング(三角カン)にカラビナを通すことでラペリングができるとのことです。IERは"INSTRUCTOR'S EMERGENCY RAPPELLING BELT"の略らしいです。
因みに、"-1"はベルト端部にベルクロがあるバージョンとのことです。ベルト端部にベルクロがない個体は-1が無い"IERベルト"になります。更に、IER-1ベルトの金具部分が"目"みたいな四角形の金具になっている個体は"IER-2ベルト"なんだそうです。ややこしいですね。
タグは90年代までの樹脂タグです。古い個体ですね。
で、こっちがBHIのCQB リガーズ レスキューベルト(以下CQBベルト)です。
バリエーションが有るEAGLEのIERベルトに対し、BHIのCQBベルトはこの形状のみの一本勝負です。分かりやすくていいですね。
ただ、フリーサイズのIERベルトに対してこちらはサイズ展開がありRとLがあります。しかし、今回の個体は何処にもサイズの印字がないですね……。
まあ、フリーサイズのIER-1ベルトと比較すると短い(画像左がCQBベルト)ため、Rサイズなのかもしれませんね。もはや判別する手段がないため断定はできませんが……。
タグは鳥タグです。こちらも90年代後半までのタグなので古い個体となります。
サクッと外観を確認したところで、比較しながら各部を見ていこうかと思います。
機能面での違いは特に無いようです。まあ、ただのベルトですし仕方ないかもしれません。
三角カンをベルクロ付きのフラップで固定する仕組みも変わりませんね。
また、違いがあるかと思っていたカラビナを通す金具の刻印はよく見ると同じ内容です。4桁の数字は違いますが、製造番号ぽいですね。
同じ会社の物ということでしょうか? デューティベルトの際はバックルの形状の違いで見分けることが可能でしたが、同じ金具となると見分けるのは困難です……。
しかし、見分けることができるポイントが1箇所だけありました。
上がCQBベルト、下がIER-1ベルトです。三角カンとコキカンのスペースが異なりますね。CQBベルトの方が間隔があります。
ただ、ざっとネットで調べてみたところ、TAC-TやLBTのラペリングベルトは間隔が小さく、逆にTAGは間隔が大きいようです。どの会社も大体同じ形状ですし、ここで見分けるのも厳しいですね……。
内側に関しては端部のベルクロ部分が若干違うぐらいでしょうか。
BHIの方がベルクロのサイズが小さいですね。実際に試着した際もベルクロ固定の安定感はEAGLEの方がガッチリしていると感じました。
ただ、前述の通りEAGLEもベルクロがないIERベルトを出していたため、この部分はそんなに重要では無さそうですね。
後はCQBベルトの方が硬いナイロンで出来てるように感じます。IER-1ベルトのほうが靭やかですね。まあ、IER-1ベルトが使い込まれていて柔らかくなっているだけとかかもしれないですが……。
実際に手にとって比較してみましたが、分かりやすい違いは三角カンとコキカンの間隔ぐらいしか外からわかるポイントは無かったですね……。うーん。
まあ、初期アフだとBHIの装具の使用例が多いですが、EAGLEの装具も使用例チラホラありますし、どちらも違和感はないのかなと思います。
装備にIER-1ベルトを組み込んでみました。こういうゴツいベルトを装備すると特殊部隊感が出てきていいですね。ベルトが丸見えになるタックインスタイルの場合はかなり良い雰囲気を放ちそうです。
ただ、金具があるだけ重いですね……。サバゲなど長時間つけっぱなしになる場面では軽量な官給オープンバックルベルトの方が体に優しいかもしれません。
まあ、装備の情報量を増やせる装備なので満足です。今回はここらへんで終わります。
2020年05月02日
BLACKHAWK! weapon catch mk1 (Old Tag)
BHIのウエポンキャッチを入手しました。
外観はただの帯ですね。
ベルトにはベルクロ式のループをベルトに巻きつけて固定します。
いつもどおりの固定方式です。因みにですが、このBHIのベルトループはBTS(Blackhawak Tactical System)というらしいです。強そうですね。
縫い付けられたメーカータグはODと黒で異なっており、ODの方はいつもの旧タグ、黒の方は更に昔のタグ(いわゆる鳥タグ)です。ついに鳥タグにも手を出し始めてしまいました……。
まあ、タグが違うだけで構造に違いはないようです。更にタグはベルトに付けると見えません。残念です。
内部には樹脂? のインサートが中に挟み込まれており、それにより装備を保持することが可能です。
また、更にしっかり固定したい場合はベルクロが縫い付けられた蓋でガッチリ巻きつけることも可能です。
両手を空けたい際にあると便利なホルダーですね。
余談ですが、BHIは他にもウエポンキャッチを出しており、ポリマー式のフックで無音の開閉が可能なマーク2、ファステックスによりクイックリリース可能なマーク3が存在しています。
さて、この形状のウエポンキャッチは00年代のSEALにて使用例が散見されます。
こちらは00年7月のSEAL チーム2だそうです。
左右の隊員の腰にウエポンキャッチが確認できますね。また、見えにくいですが中央の隊員も同様の箇所にODのウエポンキャッチを装備しているようにも見えます。
勿論、黒色の使用例も残っています。
03年8月のSEAL隊員だそうです。黒のウエポンキャッチを腰に装備していますね。
まあ、外観からだとメーカーまでは判別できないため、EAGLEやTAGのように他社製の可能性も高いですが……。
試しにEAGLEのウエポンキャッチと比較するとこんな感じです。ベルトループ部分の構造とフラップの長さぐらいしか違いがないですね。見分けることはなかなか難しそうです。
ただ、BHIの使用例は多いですし、使用していた可能性は大いに考えられると思います。
装備に組み込んでみるとこんな感じです。
シンプルな見た目ながら存在感を放っています。いいアクセントになりそうです。
今回はここらへんで終わります。
2020年05月01日
BLACKHAWK! Spec Ops H-Gear Shoulder Strap (Old Tag)
BLACKHAWK IndustriesのHギア ショルダー ストラップを入手しました。
表と裏はこのようになっています。
かなりシンプルなサスペンダーですね。チェストストラップなどもありません。
因みにですが、00年代初期のBHIはサスペンダー系統だと3種類の商品を展開していました。
ベーシックな見た目ながらもチェストストラップやドラッグハンドルを搭載している"ロードベアリング サスペンダー"、背面がベスト状でハイドレーションを収納したりポーチを取付可能な"ウェブ ギア"、そして今回の"スペックオプス Hギア ショルダーストラップ"の3つです。
どれも00年代の米軍での使用例が残っています。さすがBHIですね。強いです。
さて、では各部を見ていこうと思います。正式名称は長いので以下Hハーネスと記します。
背面にはドラッグハンドルに隠れるように今までとはサイズの異なる旧タグが縫い付けられています。ホルスターなどに見られるタイプの横長のタグですね。まあ、横長になっているだけで記載内容に特に変更はありません。
タグ曰く韓国製だそうです。ポーチとかだと内部がヌルヌルに劣化しているのを見かけるイメージですが、サスペンダーはポケットなどがないため、そこら辺のトラブルとは無縁ですね。
正直、特にギミックは搭載されていないサスペンダーなので単体ではあまり書くことがありません。
そこで、試しに官給のLC装備の一部であるYサスペンダーと比較してみます。00年代SEALではHハーネスとYサスの使用例がそれぞれ残っているため、比較対象にはちょうど良さそうです。
ショルダーパッドの時点でだいぶ異なりますね。Hハーネスのほうが倍ぐらい幅が広いです。
厚みもダンチですね。Yサスのパッドはそれなりに薄いのですが、Hハーネスの方はちゃんと柔らかいパッドが備えられており、横幅の広さと合わせて肩へ食い込みをマシにしてくれそうです。
両方とも肩には角カンが縫い付けられています。
官給YサスだとM1956やM1967のアムニッションポーチに付いてる金具を引っ掛ける場所なんですが、Hハーネスにそこまで古いポーチを使うんでしょうか…? 何か別の用途があるのかもしれません。
それ以外だと、Hハーネスの方はアリスクリップサイズのウェビングが備えられてますね。
Yサスだとコンパスポーチを肩に通してもグラグラするのですが、Hハーネスだと比較的マシに固定できそうです。
また、Yサスはピストルベルトやポーチの鳩目やDカンにフックを引っ掛けて固定する方式ですが、Hハーネスではドットボタンがついたウェビングをベルトに巻いて固定する方式です。
Yサスはピストルベルトやマガジンポーチの鳩目、あるいはブットパックのDカンといった限られた場所にしかフックを引っ掛けられませんが、代わりにその場から左右にズレません。それに対しHハーネスはボタンが留まる範囲ならどこでも巻けますが、完全には固定できず左右にズレてしまいます……。ここは好みが分かれそうですね。
比較できる点はこれぐらいでしょうか。
というか、ここまでYサスと比べておいてなんですが、正直HハーネスはTLBVをサスペンダーにしてみたといった印象を受けます。
TLBVです。肩パッドの大きさやループを使ったピストルベルトの固定方法、肩のアリスクリップ用ウェビングなど共通点も多いように思われます。
ただ、TLBVは前面にはマガジンポーチやグレネードポーチ、背面にはDカンやアリスクリップ用のウェビングなど、単体で様々な要素が盛られています。それに対しHハーネスは肩パッドと紐だけなので、かなりスッキリしていますね。装備の内容で使い分けていきたいところです。
という訳でHハーネスでした。
Yサスに対し大型化しているため、同じサスペンダー装備でも印象をガラリと変えることができそうですね。
今回はここらへんで終わります。
表と裏はこのようになっています。
かなりシンプルなサスペンダーですね。チェストストラップなどもありません。
因みにですが、00年代初期のBHIはサスペンダー系統だと3種類の商品を展開していました。
ベーシックな見た目ながらもチェストストラップやドラッグハンドルを搭載している"ロードベアリング サスペンダー"、背面がベスト状でハイドレーションを収納したりポーチを取付可能な"ウェブ ギア"、そして今回の"スペックオプス Hギア ショルダーストラップ"の3つです。
どれも00年代の米軍での使用例が残っています。さすがBHIですね。強いです。
さて、では各部を見ていこうと思います。正式名称は長いので以下Hハーネスと記します。
背面にはドラッグハンドルに隠れるように今までとはサイズの異なる旧タグが縫い付けられています。ホルスターなどに見られるタイプの横長のタグですね。まあ、横長になっているだけで記載内容に特に変更はありません。
タグ曰く韓国製だそうです。ポーチとかだと内部がヌルヌルに劣化しているのを見かけるイメージですが、サスペンダーはポケットなどがないため、そこら辺のトラブルとは無縁ですね。
正直、特にギミックは搭載されていないサスペンダーなので単体ではあまり書くことがありません。
そこで、試しに官給のLC装備の一部であるYサスペンダーと比較してみます。00年代SEALではHハーネスとYサスの使用例がそれぞれ残っているため、比較対象にはちょうど良さそうです。
ショルダーパッドの時点でだいぶ異なりますね。Hハーネスのほうが倍ぐらい幅が広いです。
厚みもダンチですね。Yサスのパッドはそれなりに薄いのですが、Hハーネスの方はちゃんと柔らかいパッドが備えられており、横幅の広さと合わせて肩へ食い込みをマシにしてくれそうです。
両方とも肩には角カンが縫い付けられています。
官給YサスだとM1956やM1967のアムニッションポーチに付いてる金具を引っ掛ける場所なんですが、Hハーネスにそこまで古いポーチを使うんでしょうか…? 何か別の用途があるのかもしれません。
それ以外だと、Hハーネスの方はアリスクリップサイズのウェビングが備えられてますね。
Yサスだとコンパスポーチを肩に通してもグラグラするのですが、Hハーネスだと比較的マシに固定できそうです。
また、Yサスはピストルベルトやポーチの鳩目やDカンにフックを引っ掛けて固定する方式ですが、Hハーネスではドットボタンがついたウェビングをベルトに巻いて固定する方式です。
Yサスはピストルベルトやマガジンポーチの鳩目、あるいはブットパックのDカンといった限られた場所にしかフックを引っ掛けられませんが、代わりにその場から左右にズレません。それに対しHハーネスはボタンが留まる範囲ならどこでも巻けますが、完全には固定できず左右にズレてしまいます……。ここは好みが分かれそうですね。
比較できる点はこれぐらいでしょうか。
というか、ここまでYサスと比べておいてなんですが、正直HハーネスはTLBVをサスペンダーにしてみたといった印象を受けます。
TLBVです。肩パッドの大きさやループを使ったピストルベルトの固定方法、肩のアリスクリップ用ウェビングなど共通点も多いように思われます。
ただ、TLBVは前面にはマガジンポーチやグレネードポーチ、背面にはDカンやアリスクリップ用のウェビングなど、単体で様々な要素が盛られています。それに対しHハーネスは肩パッドと紐だけなので、かなりスッキリしていますね。装備の内容で使い分けていきたいところです。
という訳でHハーネスでした。
Yサスに対し大型化しているため、同じサスペンダー装備でも印象をガラリと変えることができそうですね。
今回はここらへんで終わります。