2024年02月12日
TACTICAL TAILOR Modular Assault Vests "MAV" OD (two-piece)
TACTICAL TAILORのMAV 2Pを入手しました。
タグは布製でロゴが記されたものが縫い付けられています。
MAV 1Pを並べてみるとこんな感じです。
1Pと2Pの違いは正面のバックルの有無にあります。このバックルを開閉することで1Pのように頭を通さずにスムーズな着脱が可能です。
当時は「長時間匍匐する際に正面を開放できる」、「迅速に脱ぐことができる」点が1Pに対するメリットとして挙げられていました。逆に1Pは真正面にPALSがあるので「ポケット(当時のMAVの各ポーチはポケットという名称でした)を配置できる自由度が高い」という扱いです。
他にも、構造の違いでポケットの配置も異なります。MAVにはマップ等の小物を収納可能なポケットが本体にありますが、正面にポケットがある1Pに対して2Pは正面がバックルなのでそれを挟むように両サイドにポケットが配置されています。
ポケット内は特に仕切りなどもなく、生地と生地の間のスペースをそのままポケットにしているシンプルな構造になっています。
また、00年から01年7月までのバックルを使用していた1Pに対し、こちらの2Pは01年12月のバックルを使用しており若干後に生産されたモデルと考えられます。その影響からか、1Pでは黒色のベルクロだった部分が全てODのベルクロになっています。ということはここら辺でODに移行したのかもしれませんね。
それぞれ1Pと2Pに付属していたスモールユーティリティポケット、ラージユーティリティポケットです。ベルクロの色が違うと微妙に印象が変わりますね。
それではMAV 2P本体を見ていこうと思います。
すべてのポーチを取り外した状態はこんな感じです。正面のバックルが分かりやすいですね。縦3列のPALSで自由度がありそうに見えますが、ラージユーティリティポケットやマガジンポケットは縦3列を占有するので縦方向の自由度はほぼありません。ポーチの順番を入れ替えるか、唯一2列しか占有しないスモールユーティリティポケットを上下に動かすぐらいですね。
ただ、社外ポーチを導入すると話が変わります。MALICEクリップには短いSサイズと長いLサイズがありますが、SサイズはTAC-T曰く「ALICE クリップを使用するほとんどのアイテムにフィット」ということでALICEクリップを使用する装具のクリップを置き換えることが可能です。
例として79年コントラクトの古いキャンティーンカバーを用意しましたが、確かにクリップを置き換えることが出来ました。若干タイトだったのでクリップを取り付け可能かは個体差があるかと思いますが、この仕様を使うことで好みのポーチ類と入れ替えて自由に配置できそうです。
また、こちらの2Pですが中古品を購入したため各部にかなりの使用感があります。
特に各マガジンポケットにあるバンジーコード(cinch systemというらしいです)が伸びきっており、ただの紐になっています。本来はマガジンにテンションを加えるための紐なのでこれでは飾り状態ですね……
他にもバックルの白化、ウェビングの退色も一部に見受けられます。特に片方のラージユーティリティポケットについては退色がかなり進行してしまっている状況です……。
生地もところどころ解れていますね。
美品の1Pだとマガジンポケットのバイアステープの表面に反光沢のコーティングが見えますが、2Pのマガジンポケットでははがれてしまっているようです。
という訳でMAV 2Pでした。若干の使用感であれば雰囲気が出て良さそうですが、伸びきったバンジーコードと白化したプラスチックは目立ってしまうのでメンテナンスしたいところです。次回は手を加えてみようと思います。今回はここらへんで終わります。
タグは布製でロゴが記されたものが縫い付けられています。
MAV 1Pを並べてみるとこんな感じです。
1Pと2Pの違いは正面のバックルの有無にあります。このバックルを開閉することで1Pのように頭を通さずにスムーズな着脱が可能です。
当時は「長時間匍匐する際に正面を開放できる」、「迅速に脱ぐことができる」点が1Pに対するメリットとして挙げられていました。逆に1Pは真正面にPALSがあるので「ポケット(当時のMAVの各ポーチはポケットという名称でした)を配置できる自由度が高い」という扱いです。
他にも、構造の違いでポケットの配置も異なります。MAVにはマップ等の小物を収納可能なポケットが本体にありますが、正面にポケットがある1Pに対して2Pは正面がバックルなのでそれを挟むように両サイドにポケットが配置されています。
ポケット内は特に仕切りなどもなく、生地と生地の間のスペースをそのままポケットにしているシンプルな構造になっています。
また、00年から01年7月までのバックルを使用していた1Pに対し、こちらの2Pは01年12月のバックルを使用しており若干後に生産されたモデルと考えられます。その影響からか、1Pでは黒色のベルクロだった部分が全てODのベルクロになっています。ということはここら辺でODに移行したのかもしれませんね。
それぞれ1Pと2Pに付属していたスモールユーティリティポケット、ラージユーティリティポケットです。ベルクロの色が違うと微妙に印象が変わりますね。
それではMAV 2P本体を見ていこうと思います。
すべてのポーチを取り外した状態はこんな感じです。正面のバックルが分かりやすいですね。縦3列のPALSで自由度がありそうに見えますが、ラージユーティリティポケットやマガジンポケットは縦3列を占有するので縦方向の自由度はほぼありません。ポーチの順番を入れ替えるか、唯一2列しか占有しないスモールユーティリティポケットを上下に動かすぐらいですね。
ただ、社外ポーチを導入すると話が変わります。MALICEクリップには短いSサイズと長いLサイズがありますが、SサイズはTAC-T曰く「ALICE クリップを使用するほとんどのアイテムにフィット」ということでALICEクリップを使用する装具のクリップを置き換えることが可能です。
例として79年コントラクトの古いキャンティーンカバーを用意しましたが、確かにクリップを置き換えることが出来ました。若干タイトだったのでクリップを取り付け可能かは個体差があるかと思いますが、この仕様を使うことで好みのポーチ類と入れ替えて自由に配置できそうです。
また、こちらの2Pですが中古品を購入したため各部にかなりの使用感があります。
特に各マガジンポケットにあるバンジーコード(cinch systemというらしいです)が伸びきっており、ただの紐になっています。本来はマガジンにテンションを加えるための紐なのでこれでは飾り状態ですね……
他にもバックルの白化、ウェビングの退色も一部に見受けられます。特に片方のラージユーティリティポケットについては退色がかなり進行してしまっている状況です……。
生地もところどころ解れていますね。
美品の1Pだとマガジンポケットのバイアステープの表面に反光沢のコーティングが見えますが、2Pのマガジンポケットでははがれてしまっているようです。
という訳でMAV 2Pでした。若干の使用感であれば雰囲気が出て良さそうですが、伸びきったバンジーコードと白化したプラスチックは目立ってしまうのでメンテナンスしたいところです。次回は手を加えてみようと思います。今回はここらへんで終わります。