2019年08月18日

MOLLE2 HYDRATION SYSTEM CARRIER 3C

 今回は3CのMOLLE2 ハイドレーションについて書きます。





 表裏はそれぞれこんな感じです。

 このタイプのハイドレーションはサンドカラー1色バージョンやUCP、OCPでも見かけますね。OCPの物はグリムロックが4つ増設されている改良型のようですが……。

 上部と背部にそれぞれハンドルが縫い付けられている姿はCAMELBAKの現行型THERMOBAK2Lや3Lを彷彿とさせます。実際、2Lの方にはかなりそっくりです。しかし、THERMOBAK3Lの方は四隅と両サイドにDカンが装備されてたり立体的な裁縫だったりとフォルムが違うので印象がだいぶ異なります。

 2Lのシンプルさそのままに容量を3Lに拡大したような構造ですね。


 各部を見ていこうと思います。



 背面のタグです。04年コントラクトでSDS社製。下の箇条書きは扱い方について書いてありますね。




 飲み口にはノブがついてます。その上にあるのはクリップです。




 民生品と違いが分かりやすいポイントであるDカンです。Dの弧の部分が鋭く、遠くから見てても印象が異なるため見分けやすいです。




 先日のTHERMOBAKのホースがカバーと同色の生地で包んであったのに対し、MOLLE2 ハイドレーション(3C)のホースは直接サンドカラーで形成された本体がむき出しとなっています。




 また、生地の厚みもMOLLE2 ハイドレーションの方が薄い印象です。

 飲み口以外は前回の旧型THERMOBAKの方が複雑な構造ですね。民生品と官給品の違いということでしょうか……。

 ただ、あっちは1世代前の物なので、00年代中盤になるとこれぐらいシンプルな方がスタンダードなのかもしれません。現行のTHERMOBAKは所持してないのでそこらへんが比較できないのは痛いですね。入手でき次第、比較していきたいところです。



 次は内部のタンクを見ていこうと思います。

 タンクを分離するにはカバーを挟んで閉まっている蓋を根本から取り外す必要があります。



 
 また、ホースも内部に戻したほうがタンクを取り外しやすくなると思います。




 蓋を取り外した後に背部のポケットからタンクを引っ張ると取り出せます。ただ、タンクは見るからに弱そうなので取り外しには注意したほうがいいかもしれません……。



 タンクはこのような形状です。まあシンプルですね。組み立てる際は逆の手順で格納できます。

 
 という訳でMOLLE2の官給ハイドレーションでした。官給らしくシンプルなつくりながら裁縫などはしっかりしていて頼りになりそうです。使う機会が来るかはわかりませんが、使用感もどのような物か気になるところです。 


 今回はここらへんで終わります。  


Posted by スプリング at 12:00Comments(0)装備ハイドレーション

2019年08月07日

CAMELBAK THERMOBAK MAXIMUM GEAR BLACK

 旧型のCAMELBAK THERMOBAKを入手しました。




 背面ハンドルも無ければ側面にDカンどころか分割線すら無いシンプルな表面がいいですね。ゴツいMULEやHAWGとかとも違い、ポケットも無いのでかなりスマートです。

 新品がお手頃価格で出品されていたためついつい購入してしまいました。CAMELBAKはチューブに直接口をつける装備ですから、新品に惹かれるのは仕方がないことですね。あと中古だと名前の書き込みや邪魔なパーツの切り取り、経年劣化とかありますし、そこら辺を心配しなくて良いのも魅力です。




 01年の75thレンジャーですが、右の方が背中に装備されてますね。このように00年代前半の米軍で使用例をたまに見かけます。ちなみに黒色のNSNは8465-01-396-9917です。







 表裏はこんな感じで、本体の入れ口であるジッパー部分とチューブを出すための穴以外はCAMELBAKのロゴしか無いというかなりのシンプルさです。

 しかし、ショルダーに関してはこの旧タイプの方が後のTHERMOBAKより裁縫が複雑ですね。




 スポンジも入っており、同時期のMULEやHAWGなどと似た形状で豪華です。後のTHRMOBAKはただのウェビングになってしまったのはコスト削減なのでしょうか……。




 CAMELBAKのロゴはMAXIMUM GEARの書体が力強いバージョンです。後継の華奢なバージョンや現行の若干おしゃれになったバージョンよりこちらの方が強そうですね。MAXIMUMの響き的に、旧ロゴのほうが似合うのではないでしょうか。







 中身はこんな感じです。普通ですね。




 ただ、飲み口がシンプルです。蓋やレバーなどの手で操作するものが一切ありません。



 で、ここから話が変わるのですが、このCAMELBAKは未使用品であったため、当時のチラシなどそのまま付属してきました。




 特に左のカタログが興味深いですね。2000年当時の軍隊及び法執行機関向けカタログらしいです。いや、ホントこれは嬉しいサプライズです。




 当然ながら旧型のTHERMOBAKも記載されています。黒や3Cは今でもたまにヤフオクなどに出ますが、ウッドランドは全然見ませんね。まあ、たまに見かけるウッドランドのMULEを見る限り、ODのテープは劣化による退色が凄まじいので売り物になるレベルの物があまり残ってないのかもしれません……。




 左は米軍でも使用例を見るような気がするCAMELBAKです。STORMって名前だったんですね……。右は市場でも使用例でも見かけないですね。

 他にはMULEとかも載ってます。




 この頃のODとか2歩で使用例あるので欲しい所ですが、売ってるのすら見かけない……。そしてWLと同じテープな色からして発見しても凄い退色してそうです……。



 とりあえず、ここらへんは00年時点で存在していたらしいです。初期アフ装備とかの写真を読み取る際の参考になりそうですね。民生品はコロコロモデルチェンジするので、こういった年代のわかるカタログは助かります。

 今回はここらへんで終わります。  


Posted by スプリング at 12:00Comments(0)装備ハイドレーションCamelbak

2019年08月06日

MOTOROLA ASTRO SABER クリップ装着

 先日入手したASTRO SABERですが、その時のページに書いたとおりクリップは装備されていない状態でした。

 まあ、クリップ無しでもポケットに押し込んだりすれば携帯できるのですが、使用例だと大体ベルトとかにクリップで固定されているのでできればクリップも欲しいところです。

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 というわけで、クリップを購入しました。SABERすらなかなか見かけない国内でオプションパーツが手に入るはずもなく、海外から輸入しました。どうやら短いSABERと長いASTRO SABERではクリップの長さも異なるようなので、購入する際はその点を気をつけないといけないようです。







 かなりシンプルな形ですね。上の爪をSABERに引っ掛け、下の爪を差し込むことで挟み込む形で装着すること可能です。




 装着完了後に組み立てるとこんな感じです。







 まあ、背面にクリップが増設されただけなのであまり印象は変わりませんね……。

 しかし、これによりTLBVの肩やピストルベルトに引っ掛けるような形での運用が可能となりました。







 黒色でそれなりに大きい無線機なので、よいアクセントになるかなと思います。また、この状態の使用例も多いので装備できるようになって満足です。

 後はSABER用のハンドマイクも確保したいですね。


 今回はこれで終わります。ありがとうございました。  


Posted by スプリング at 11:15Comments(0)装備無線機