2024年02月18日
TACTICAL TAILOR Modular Assault Vests "MAV" OD (two-piece) 2

前回のMAV 2Pですが、サバゲーに使用することを考えるとバンジーコードが伸びきっていて弾性が無くマガジンを保持できないのはちょっと不便です。また、垂れ下がったバンジーコードと白化したプラバーツは見栄えが良くありません。
ということでバンジーコードとプラパーツのリフレッシュを行いたいと思います。
まずは手軽に行えるプラパーツの手入れです。

LC-2ピストルベルトのバックルをはじめとしたプラスチックパーツはまれに白く劣化しているものが混じっている時があります。ベランダに放置しているハンガーや洗濯ばさみも気が付いたら白くなっていますが同じなんでしょうか? であれば紫外線が原因とかでしょうか……。

軽い白化であればシリコンスプレーを塗布して擦ることで綺麗にすることが出来ます。ただ、吹きすぎるとテカテカになるので注意が必要です。

余分なシリコンをふき取りました。白くなくなったので装備に組み込んでも目立たなさそうですね。

続いてバンジーコードです。本来はこのバンジーコードを調整することでポーチを締め付け、マガジンを確実に保持するcinch systemですが、付属のコードは使い込まれたのかただの紐になっているので使用不可能です。

劣化したコードを取り外しました。かなり細くなっているのが分かりますね。

コードストッパーについては特に破損が見られなかったので再利用します。装備によってはコードストッパーが経年劣化で砕けたりするのですが、TAC-Tが使用しているコードストッパーは大丈夫なようです。

ついでにポーチ類も全て取り外しました。ベルクロを開閉するたびに土埃(?)が漂うのでパーツ交換ついでに洗います。

どのように使われていたのか不明ですが、水が濁る程度に汚れていました。ぬるま湯と素手で優しく洗った後は日陰で乾かします。

乾燥したベストとポケットを回収しました。放出品にありがちな倉庫みたいな匂いも多少マシになりました。


それでは本来の目的であるバンジーコードの交換です。 新しいバンジーコードをネットで購入しました。あらかじめポケットのサイズに合わせてカットしておきます。

また、そのままだと端部から解れてしまうのでライターで軽くあぶります。あぶりすぎると中のゴムが解けてべとべとしてしまうので注意が必要です。


ダブルマガジンポケットとトリプルマガジンポケットにそれぞれバンジーコードを通していきます。

MAV 1Pのバンジーコードを参考にし、マガジンを満杯まで入れた状態でテンションが掛からないぐらいのところでコードストッパーを通して端部を結んだ状態で少し余る程度の長さにしています。

4個ともコードの交換が完了しました。

マガジンの保持が可能なり、コードの余りとプラパーツの白化が無くなったので見栄えも良くなりました。後は好きなパーツを組み合わせて自分好みの2Pを組みたいところです。今回はここらへんで終わります。
2024年02月12日
TACTICAL TAILOR Modular Assault Vests "MAV" OD (two-piece)
TACTICAL TAILORのMAV 2Pを入手しました。

タグは布製でロゴが記されたものが縫い付けられています。

MAV 1Pを並べてみるとこんな感じです。

1Pと2Pの違いは正面のバックルの有無にあります。このバックルを開閉することで1Pのように頭を通さずにスムーズな着脱が可能です。

当時は「長時間匍匐する際に正面を開放できる」、「迅速に脱ぐことができる」点が1Pに対するメリットとして挙げられていました。逆に1Pは真正面にPALSがあるので「ポケット(当時のMAVの各ポーチはポケットという名称でした)を配置できる自由度が高い」という扱いです。
他にも、構造の違いでポケットの配置も異なります。MAVにはマップ等の小物を収納可能なポケットが本体にありますが、正面にポケットがある1Pに対して2Pは正面がバックルなのでそれを挟むように両サイドにポケットが配置されています。


ポケット内は特に仕切りなどもなく、生地と生地の間のスペースをそのままポケットにしているシンプルな構造になっています。
また、00年から01年7月までのバックルを使用していた1Pに対し、こちらの2Pは01年12月のバックルを使用しており若干後に生産されたモデルと考えられます。その影響からか、1Pでは黒色のベルクロだった部分が全てODのベルクロになっています。ということはここら辺でODに移行したのかもしれませんね。


それぞれ1Pと2Pに付属していたスモールユーティリティポケット、ラージユーティリティポケットです。ベルクロの色が違うと微妙に印象が変わりますね。
それではMAV 2P本体を見ていこうと思います。


すべてのポーチを取り外した状態はこんな感じです。正面のバックルが分かりやすいですね。縦3列のPALSで自由度がありそうに見えますが、ラージユーティリティポケットやマガジンポケットは縦3列を占有するので縦方向の自由度はほぼありません。ポーチの順番を入れ替えるか、唯一2列しか占有しないスモールユーティリティポケットを上下に動かすぐらいですね。

ただ、社外ポーチを導入すると話が変わります。MALICEクリップには短いSサイズと長いLサイズがありますが、SサイズはTAC-T曰く「ALICE クリップを使用するほとんどのアイテムにフィット」ということでALICEクリップを使用する装具のクリップを置き換えることが可能です。

例として79年コントラクトの古いキャンティーンカバーを用意しましたが、確かにクリップを置き換えることが出来ました。若干タイトだったのでクリップを取り付け可能かは個体差があるかと思いますが、この仕様を使うことで好みのポーチ類と入れ替えて自由に配置できそうです。
また、こちらの2Pですが中古品を購入したため各部にかなりの使用感があります。

特に各マガジンポケットにあるバンジーコード(cinch systemというらしいです)が伸びきっており、ただの紐になっています。本来はマガジンにテンションを加えるための紐なのでこれでは飾り状態ですね……


他にもバックルの白化、ウェビングの退色も一部に見受けられます。特に片方のラージユーティリティポケットについては退色がかなり進行してしまっている状況です……。

生地もところどころ解れていますね。

美品の1Pだとマガジンポケットのバイアステープの表面に反光沢のコーティングが見えますが、2Pのマガジンポケットでははがれてしまっているようです。
という訳でMAV 2Pでした。若干の使用感であれば雰囲気が出て良さそうですが、伸びきったバンジーコードと白化したプラスチックは目立ってしまうのでメンテナンスしたいところです。次回は手を加えてみようと思います。今回はここらへんで終わります。

タグは布製でロゴが記されたものが縫い付けられています。

MAV 1Pを並べてみるとこんな感じです。

1Pと2Pの違いは正面のバックルの有無にあります。このバックルを開閉することで1Pのように頭を通さずにスムーズな着脱が可能です。

当時は「長時間匍匐する際に正面を開放できる」、「迅速に脱ぐことができる」点が1Pに対するメリットとして挙げられていました。逆に1Pは真正面にPALSがあるので「ポケット(当時のMAVの各ポーチはポケットという名称でした)を配置できる自由度が高い」という扱いです。
他にも、構造の違いでポケットの配置も異なります。MAVにはマップ等の小物を収納可能なポケットが本体にありますが、正面にポケットがある1Pに対して2Pは正面がバックルなのでそれを挟むように両サイドにポケットが配置されています。


ポケット内は特に仕切りなどもなく、生地と生地の間のスペースをそのままポケットにしているシンプルな構造になっています。
また、00年から01年7月までのバックルを使用していた1Pに対し、こちらの2Pは01年12月のバックルを使用しており若干後に生産されたモデルと考えられます。その影響からか、1Pでは黒色のベルクロだった部分が全てODのベルクロになっています。ということはここら辺でODに移行したのかもしれませんね。


それぞれ1Pと2Pに付属していたスモールユーティリティポケット、ラージユーティリティポケットです。ベルクロの色が違うと微妙に印象が変わりますね。
それではMAV 2P本体を見ていこうと思います。


すべてのポーチを取り外した状態はこんな感じです。正面のバックルが分かりやすいですね。縦3列のPALSで自由度がありそうに見えますが、ラージユーティリティポケットやマガジンポケットは縦3列を占有するので縦方向の自由度はほぼありません。ポーチの順番を入れ替えるか、唯一2列しか占有しないスモールユーティリティポケットを上下に動かすぐらいですね。

ただ、社外ポーチを導入すると話が変わります。MALICEクリップには短いSサイズと長いLサイズがありますが、SサイズはTAC-T曰く「ALICE クリップを使用するほとんどのアイテムにフィット」ということでALICEクリップを使用する装具のクリップを置き換えることが可能です。

例として79年コントラクトの古いキャンティーンカバーを用意しましたが、確かにクリップを置き換えることが出来ました。若干タイトだったのでクリップを取り付け可能かは個体差があるかと思いますが、この仕様を使うことで好みのポーチ類と入れ替えて自由に配置できそうです。
また、こちらの2Pですが中古品を購入したため各部にかなりの使用感があります。

特に各マガジンポケットにあるバンジーコード(cinch systemというらしいです)が伸びきっており、ただの紐になっています。本来はマガジンにテンションを加えるための紐なのでこれでは飾り状態ですね……


他にもバックルの白化、ウェビングの退色も一部に見受けられます。特に片方のラージユーティリティポケットについては退色がかなり進行してしまっている状況です……。

生地もところどころ解れていますね。

美品の1Pだとマガジンポケットのバイアステープの表面に反光沢のコーティングが見えますが、2Pのマガジンポケットでははがれてしまっているようです。
という訳でMAV 2Pでした。若干の使用感であれば雰囲気が出て良さそうですが、伸びきったバンジーコードと白化したプラスチックは目立ってしまうのでメンテナンスしたいところです。次回は手を加えてみようと思います。今回はここらへんで終わります。
2024年02月10日
TACTICAL TAILOR Modular Assault Vests "MAV" OD (one-piece)
タクティカルテイラーのMAV 1Pを譲ってもらいました。

こちら00年代初期に直接TAC-Tから購入したモデルとのことで、バックルも00年及び01年の古い物が使用されています。また、現在とは微妙に仕様と構成が異なります。
構成パーツは
・ Modular Assault Vest Bodies (ハーネス本体)
・ Three Mag Rifle Pocket x 2
・ Two Mag Rifle Pocket x 2
・ Large Utility Pocket x 2
・ Small Utility Pocket x 2
となっており、大きな違いとしてトリプルマガジンポーチが2個、ダブルマガジンポーチが2個付属していました。

こちらがダブルマガジンポケットです。といっても構造はトリプルマガジンポケットと同様で袋部分のマチの深さが異なります。


代役としてBBローダーを使用してはいますが、サイズ感の違いが分かると思います。という訳でこの時期のMAVはデフォルトだと2 x 2 + 3 x 2で最大10本のマガジンを携行できるハーネスとなります。当時の資料を見る限り2003年前後に現行の3 x 4のマガジン12本収納可能ハーネスに変わったようなので装備の年代考証時には注意が必要かもしれません。


また、ラージユーティリティポケットの正面に縫い付けられている拡張用のスロットがAliceクリップの幅になっています。これは初期アフ装備やイラク戦争装備を集めている人からしたらお馴染みかもしれませんね。

余談ですが、バックルの片方だけデュラフレックスの刻印があります。これも過渡期だったのでしょうか……?

後はベルクロに黒とODが混在しています。トリプルマガジンポケットはODベルクロが使用されていますが、ダブルマガジンポケット、ラージユーティリティポケット、スモールユーティリティポケットはいずれも黒ベルクロでした。他にもスモールユーティリティポケットの留め具が金属のドットボタンだったりと細かな違いがあります。

また、各ポケットはMALICEクリップでMAVへ取り付けを行いますが、このクリップも見慣れた形状とは微妙に異なります。

言葉では表現しずらいですが、タブがある側に溝が無いので取り外し時にタブを強く押し込む必要があります。こういった細かな違いがあるのも面白いですね。

こちらは同社のMulti-Purpose Pouchです。MAVのセットには含まれていませんでしたが、当時ラインナップされていたポーチ群の1つです。MAVの付属ポーチは"pocket"名義でしたがこちらは"pouch"です。違いはなんなんでしょうね?

MAVはPALSシステムで接続を行うため、任意の位置にポケット/ポーチを移動したり、不要なものを取り外したりとレイアウトを自分好みに変更することが出来ます。TAC-T以外のMOLLEや社外ポーチも取り付け可能なのでかなり自由度が高いですね。

という訳でタクティカルテイラーのMAV 1Pでした。以前から欲しかった装備なので入手出来て非常にうれしいです。今回はここらへんで終わります。

こちら00年代初期に直接TAC-Tから購入したモデルとのことで、バックルも00年及び01年の古い物が使用されています。また、現在とは微妙に仕様と構成が異なります。
構成パーツは
・ Modular Assault Vest Bodies (ハーネス本体)
・ Three Mag Rifle Pocket x 2
・ Two Mag Rifle Pocket x 2
・ Large Utility Pocket x 2
・ Small Utility Pocket x 2
となっており、大きな違いとしてトリプルマガジンポーチが2個、ダブルマガジンポーチが2個付属していました。

こちらがダブルマガジンポケットです。といっても構造はトリプルマガジンポケットと同様で袋部分のマチの深さが異なります。


代役としてBBローダーを使用してはいますが、サイズ感の違いが分かると思います。という訳でこの時期のMAVはデフォルトだと2 x 2 + 3 x 2で最大10本のマガジンを携行できるハーネスとなります。当時の資料を見る限り2003年前後に現行の3 x 4のマガジン12本収納可能ハーネスに変わったようなので装備の年代考証時には注意が必要かもしれません。


また、ラージユーティリティポケットの正面に縫い付けられている拡張用のスロットがAliceクリップの幅になっています。これは初期アフ装備やイラク戦争装備を集めている人からしたらお馴染みかもしれませんね。

余談ですが、バックルの片方だけデュラフレックスの刻印があります。これも過渡期だったのでしょうか……?

後はベルクロに黒とODが混在しています。トリプルマガジンポケットはODベルクロが使用されていますが、ダブルマガジンポケット、ラージユーティリティポケット、スモールユーティリティポケットはいずれも黒ベルクロでした。他にもスモールユーティリティポケットの留め具が金属のドットボタンだったりと細かな違いがあります。

また、各ポケットはMALICEクリップでMAVへ取り付けを行いますが、このクリップも見慣れた形状とは微妙に異なります。

言葉では表現しずらいですが、タブがある側に溝が無いので取り外し時にタブを強く押し込む必要があります。こういった細かな違いがあるのも面白いですね。

こちらは同社のMulti-Purpose Pouchです。MAVのセットには含まれていませんでしたが、当時ラインナップされていたポーチ群の1つです。MAVの付属ポーチは"pocket"名義でしたがこちらは"pouch"です。違いはなんなんでしょうね?

MAVはPALSシステムで接続を行うため、任意の位置にポケット/ポーチを移動したり、不要なものを取り外したりとレイアウトを自分好みに変更することが出来ます。TAC-T以外のMOLLEや社外ポーチも取り付け可能なのでかなり自由度が高いですね。

という訳でタクティカルテイラーのMAV 1Pでした。以前から欲しかった装備なので入手出来て非常にうれしいです。今回はここらへんで終わります。
2020年11月22日
BLACKHAWK! Chest Pouch for .223 (Old Gen)
BHI社の.223 チェストリグ(チェストポーチ)を入手しました。

チェストリグに見えますが、商品名いわく正式にはチェストポーチだそうです。


表と裏はこんな感じです。
タグは大抵どこかに縫い付けてありますがこの個体にはありませんでした。まあ、バックルの製造年が99年でしたので、もしタグがある場合はいつもの鳥+文字の旧タグですね。
このシンプルなフォルムにピンときた方も多いかもですが、BHD劇中でフート軍曹が着用していたタイプのチェストリグです。初期アフ的にはODA342での使用例が有名でしょうか。
それでは機能面を見ていこうと思います。
正面に4つ配置されているメインポーチにはM16マガジンが2本ずつの計8本、両サイドのスモールポーチにはハンドガンのマガジンが1本ずつの計2本が収納可能です。

スモールポーチのフラップは根本をベルクロで固定されているため長さを調整でき、サイズの異なるマガジンも収納可能です。

この可変フラップのシステムは同社のハンドガン用マグポやグレネードポーチなどの様々な汎用ポーチに採用されているものになります。最終的にはオメガベストにまで採用されました。

また、大きめに作られているためフラッシュライトなどの片手サイズの小物も収納可能です。使い勝手が良さそうですね。

全部のポーチにマガジンを詰めてみました。なかなかインパクトがありますね。マガジン系統をこのチェストリグだけで集約できるのは便利そうです。
次は構造を見ていきます。
まあ、肩パッドはただのウェビングです。

というか正面部分もペラペラです。

同社のコマンドチェストハーネスだと肩も胸部もクッションが仕込まれていましたが、.223チェストリグにはクッションのクの字もありません。
まあ、コマンドチェストハーネスは16本のM16マガジン+2つのユーティリティポーチと倍以上の重量がかかるのでクッションが付いているのかもしれませんね。
.223チェストリグの方もクッションがないメリットはあり、ペラペラな上に折りたたみやすいので持ち運びしやすいです。サバゲ的には嬉しいです。
背面は両端にバックルの付いたウェビングを回して固定する形です。ここはコマンドチェストハーネスと同様ですね。

EAGLEの同型チェストリグは片側にしかバックルがないので片方の手でしか着脱出来ませんが、BLACHAWKの方は左右からの着脱に対応しており扱いやすそうです。
また、ここがEAGLE製と比べる場合の見分けやすいポイントかなと思います。後はバックルの形がBLACKHAWKのほうが丸っこいです。
とまあこんな感じです。シンプルで装備に合わせやすく、使用例も多いので使いみちは多そうです。いい感じに活用していきたいところです。
今回はここらへんで終わります。

チェストリグに見えますが、商品名いわく正式にはチェストポーチだそうです。


表と裏はこんな感じです。
タグは大抵どこかに縫い付けてありますがこの個体にはありませんでした。まあ、バックルの製造年が99年でしたので、もしタグがある場合はいつもの鳥+文字の旧タグですね。
このシンプルなフォルムにピンときた方も多いかもですが、BHD劇中でフート軍曹が着用していたタイプのチェストリグです。初期アフ的にはODA342での使用例が有名でしょうか。
それでは機能面を見ていこうと思います。
正面に4つ配置されているメインポーチにはM16マガジンが2本ずつの計8本、両サイドのスモールポーチにはハンドガンのマガジンが1本ずつの計2本が収納可能です。

スモールポーチのフラップは根本をベルクロで固定されているため長さを調整でき、サイズの異なるマガジンも収納可能です。

この可変フラップのシステムは同社のハンドガン用マグポやグレネードポーチなどの様々な汎用ポーチに採用されているものになります。最終的にはオメガベストにまで採用されました。

また、大きめに作られているためフラッシュライトなどの片手サイズの小物も収納可能です。使い勝手が良さそうですね。

全部のポーチにマガジンを詰めてみました。なかなかインパクトがありますね。マガジン系統をこのチェストリグだけで集約できるのは便利そうです。
次は構造を見ていきます。
まあ、肩パッドはただのウェビングです。

というか正面部分もペラペラです。

同社のコマンドチェストハーネスだと肩も胸部もクッションが仕込まれていましたが、.223チェストリグにはクッションのクの字もありません。
まあ、コマンドチェストハーネスは16本のM16マガジン+2つのユーティリティポーチと倍以上の重量がかかるのでクッションが付いているのかもしれませんね。
.223チェストリグの方もクッションがないメリットはあり、ペラペラな上に折りたたみやすいので持ち運びしやすいです。サバゲ的には嬉しいです。
背面は両端にバックルの付いたウェビングを回して固定する形です。ここはコマンドチェストハーネスと同様ですね。

EAGLEの同型チェストリグは片側にしかバックルがないので片方の手でしか着脱出来ませんが、BLACHAWKの方は左右からの着脱に対応しており扱いやすそうです。
また、ここがEAGLE製と比べる場合の見分けやすいポイントかなと思います。後はバックルの形がBLACKHAWKのほうが丸っこいです。
とまあこんな感じです。シンプルで装備に合わせやすく、使用例も多いので使いみちは多そうです。いい感じに活用していきたいところです。
今回はここらへんで終わります。
2020年05月01日
BLACKHAWK! Spec Ops H-Gear Shoulder Strap (Old Tag)
BLACKHAWK IndustriesのHギア ショルダー ストラップを入手しました。


表と裏はこのようになっています。
かなりシンプルなサスペンダーですね。チェストストラップなどもありません。
因みにですが、00年代初期のBHIはサスペンダー系統だと3種類の商品を展開していました。
ベーシックな見た目ながらもチェストストラップやドラッグハンドルを搭載している"ロードベアリング サスペンダー"、背面がベスト状でハイドレーションを収納したりポーチを取付可能な"ウェブ ギア"、そして今回の"スペックオプス Hギア ショルダーストラップ"の3つです。
どれも00年代の米軍での使用例が残っています。さすがBHIですね。強いです。
さて、では各部を見ていこうと思います。正式名称は長いので以下Hハーネスと記します。
背面にはドラッグハンドルに隠れるように今までとはサイズの異なる旧タグが縫い付けられています。ホルスターなどに見られるタイプの横長のタグですね。まあ、横長になっているだけで記載内容に特に変更はありません。

タグ曰く韓国製だそうです。ポーチとかだと内部がヌルヌルに劣化しているのを見かけるイメージですが、サスペンダーはポケットなどがないため、そこら辺のトラブルとは無縁ですね。
正直、特にギミックは搭載されていないサスペンダーなので単体ではあまり書くことがありません。
そこで、試しに官給のLC装備の一部であるYサスペンダーと比較してみます。00年代SEALではHハーネスとYサスの使用例がそれぞれ残っているため、比較対象にはちょうど良さそうです。

ショルダーパッドの時点でだいぶ異なりますね。Hハーネスのほうが倍ぐらい幅が広いです。

厚みもダンチですね。Yサスのパッドはそれなりに薄いのですが、Hハーネスの方はちゃんと柔らかいパッドが備えられており、横幅の広さと合わせて肩へ食い込みをマシにしてくれそうです。
両方とも肩には角カンが縫い付けられています。

官給YサスだとM1956やM1967のアムニッションポーチに付いてる金具を引っ掛ける場所なんですが、Hハーネスにそこまで古いポーチを使うんでしょうか…? 何か別の用途があるのかもしれません。
それ以外だと、Hハーネスの方はアリスクリップサイズのウェビングが備えられてますね。

Yサスだとコンパスポーチを肩に通してもグラグラするのですが、Hハーネスだと比較的マシに固定できそうです。
また、Yサスはピストルベルトやポーチの鳩目やDカンにフックを引っ掛けて固定する方式ですが、Hハーネスではドットボタンがついたウェビングをベルトに巻いて固定する方式です。

Yサスはピストルベルトやマガジンポーチの鳩目、あるいはブットパックのDカンといった限られた場所にしかフックを引っ掛けられませんが、代わりにその場から左右にズレません。それに対しHハーネスはボタンが留まる範囲ならどこでも巻けますが、完全には固定できず左右にズレてしまいます……。ここは好みが分かれそうですね。
比較できる点はこれぐらいでしょうか。
というか、ここまでYサスと比べておいてなんですが、正直HハーネスはTLBVをサスペンダーにしてみたといった印象を受けます。

TLBVです。肩パッドの大きさやループを使ったピストルベルトの固定方法、肩のアリスクリップ用ウェビングなど共通点も多いように思われます。
ただ、TLBVは前面にはマガジンポーチやグレネードポーチ、背面にはDカンやアリスクリップ用のウェビングなど、単体で様々な要素が盛られています。それに対しHハーネスは肩パッドと紐だけなので、かなりスッキリしていますね。装備の内容で使い分けていきたいところです。
という訳でHハーネスでした。
Yサスに対し大型化しているため、同じサスペンダー装備でも印象をガラリと変えることができそうですね。
今回はここらへんで終わります。


表と裏はこのようになっています。
かなりシンプルなサスペンダーですね。チェストストラップなどもありません。
因みにですが、00年代初期のBHIはサスペンダー系統だと3種類の商品を展開していました。
ベーシックな見た目ながらもチェストストラップやドラッグハンドルを搭載している"ロードベアリング サスペンダー"、背面がベスト状でハイドレーションを収納したりポーチを取付可能な"ウェブ ギア"、そして今回の"スペックオプス Hギア ショルダーストラップ"の3つです。
どれも00年代の米軍での使用例が残っています。さすがBHIですね。強いです。
さて、では各部を見ていこうと思います。正式名称は長いので以下Hハーネスと記します。
背面にはドラッグハンドルに隠れるように今までとはサイズの異なる旧タグが縫い付けられています。ホルスターなどに見られるタイプの横長のタグですね。まあ、横長になっているだけで記載内容に特に変更はありません。

タグ曰く韓国製だそうです。ポーチとかだと内部がヌルヌルに劣化しているのを見かけるイメージですが、サスペンダーはポケットなどがないため、そこら辺のトラブルとは無縁ですね。
正直、特にギミックは搭載されていないサスペンダーなので単体ではあまり書くことがありません。
そこで、試しに官給のLC装備の一部であるYサスペンダーと比較してみます。00年代SEALではHハーネスとYサスの使用例がそれぞれ残っているため、比較対象にはちょうど良さそうです。

ショルダーパッドの時点でだいぶ異なりますね。Hハーネスのほうが倍ぐらい幅が広いです。

厚みもダンチですね。Yサスのパッドはそれなりに薄いのですが、Hハーネスの方はちゃんと柔らかいパッドが備えられており、横幅の広さと合わせて肩へ食い込みをマシにしてくれそうです。
両方とも肩には角カンが縫い付けられています。

官給YサスだとM1956やM1967のアムニッションポーチに付いてる金具を引っ掛ける場所なんですが、Hハーネスにそこまで古いポーチを使うんでしょうか…? 何か別の用途があるのかもしれません。
それ以外だと、Hハーネスの方はアリスクリップサイズのウェビングが備えられてますね。

Yサスだとコンパスポーチを肩に通してもグラグラするのですが、Hハーネスだと比較的マシに固定できそうです。
また、Yサスはピストルベルトやポーチの鳩目やDカンにフックを引っ掛けて固定する方式ですが、Hハーネスではドットボタンがついたウェビングをベルトに巻いて固定する方式です。

Yサスはピストルベルトやマガジンポーチの鳩目、あるいはブットパックのDカンといった限られた場所にしかフックを引っ掛けられませんが、代わりにその場から左右にズレません。それに対しHハーネスはボタンが留まる範囲ならどこでも巻けますが、完全には固定できず左右にズレてしまいます……。ここは好みが分かれそうですね。
比較できる点はこれぐらいでしょうか。
というか、ここまでYサスと比べておいてなんですが、正直HハーネスはTLBVをサスペンダーにしてみたといった印象を受けます。

TLBVです。肩パッドの大きさやループを使ったピストルベルトの固定方法、肩のアリスクリップ用ウェビングなど共通点も多いように思われます。
ただ、TLBVは前面にはマガジンポーチやグレネードポーチ、背面にはDカンやアリスクリップ用のウェビングなど、単体で様々な要素が盛られています。それに対しHハーネスは肩パッドと紐だけなので、かなりスッキリしていますね。装備の内容で使い分けていきたいところです。
という訳でHハーネスでした。
Yサスに対し大型化しているため、同じサスペンダー装備でも印象をガラリと変えることができそうですね。
今回はここらへんで終わります。
2020年02月23日
BLACKHAWK! Commando Chest Harness (Old Gen)
BHIのコマンドチェストハーネスを買いました。

初期アフお馴染みのチェストリグですね。チェストリグに関しては56式を入手済みですが、シルエットに惹かれたので入手しました。
それでは表裏から各部を見ていきます。


BHI特有のパッドが無い旧型です。また、ポケットなども無いため背面は非常にシンプルですね。
タグは相変わらず少し古いタイプの旧タグです。

このデザインは鳥も社名ロゴも記載されている全部乗せな感じが好きなんですよね。
中央に配置された4つのポーチはM4マグだけでなくAKマグもしっかり収納できる設計です。

抜き差しに余裕がある状態でM4マグ(VFC)は4本、AKマグ(GHK)は3本入りました。となると4ポケットなのでAKマグは最大12本、M4マグは最大16本携帯できそうです。
M4マグに関しては56式が3本、基本形のLC装備(LCマグポ*2)が6本、V1ベストが12本収納可能なので、コマンドチェストハーネスが如何に大容量か分かりますね。(まあ、実際どれぐらいマガジンを携帯していたかは分かりませんが……)
因みにフラップはベルクロで固定できるだけなく、ボタンを併用することでガッチリ閉じることが可能です。まあ4本入ってる状態だと重そうですからね。
両脇にある四角形のポーチはユーティリティポーチでしょうか。

用途は不明です。スモークグレネードやフラググレネードを入れるといいのかもしれません。
ショルダーにはパッドが内蔵されており負担を軽減してくれそうです。

また、ハイドレーションのチューブを通したり、カラビナを引っ掛けるのに役立ちそうなDカンが四つも装備されています。豪華ですね。
脇腹に回す背面ストラップはシンプルな紐ですが、両脇にファステックスが備えられています。

左右の利き手に関わらずリリースできますね。ほんと細かい作りです。
正面のフラップ内は薄手の物が入りそうです。マップ用のポケットでしょうか?

下部にはベルトループが取り付けられており、ピストルベルトなどで装備を拡張することが可能のようです。

コマンドチェストハーネスだけではカバーできないキャンティーンやコンパスなどを搭載する時にいいかもしれませんね。
ただ、ループがあるのは前方4箇所のみなので、あまり重いものをベルトに取り付けると後ろが垂れてバランスが崩れそうです。
実際に着てみるとこんな感じになります。

同じチェストリグの56式はかなりシンプルでしたが、こちらは民生品らしく豪華な作りのためシルエットもかなり大きくなります。まあ映えますね。
今回はここら辺で終わります。

初期アフお馴染みのチェストリグですね。チェストリグに関しては56式を入手済みですが、シルエットに惹かれたので入手しました。
それでは表裏から各部を見ていきます。


BHI特有のパッドが無い旧型です。また、ポケットなども無いため背面は非常にシンプルですね。
タグは相変わらず少し古いタイプの旧タグです。

このデザインは鳥も社名ロゴも記載されている全部乗せな感じが好きなんですよね。
中央に配置された4つのポーチはM4マグだけでなくAKマグもしっかり収納できる設計です。

抜き差しに余裕がある状態でM4マグ(VFC)は4本、AKマグ(GHK)は3本入りました。となると4ポケットなのでAKマグは最大12本、M4マグは最大16本携帯できそうです。
M4マグに関しては56式が3本、基本形のLC装備(LCマグポ*2)が6本、V1ベストが12本収納可能なので、コマンドチェストハーネスが如何に大容量か分かりますね。(まあ、実際どれぐらいマガジンを携帯していたかは分かりませんが……)
因みにフラップはベルクロで固定できるだけなく、ボタンを併用することでガッチリ閉じることが可能です。まあ4本入ってる状態だと重そうですからね。
両脇にある四角形のポーチはユーティリティポーチでしょうか。

用途は不明です。スモークグレネードやフラググレネードを入れるといいのかもしれません。
ショルダーにはパッドが内蔵されており負担を軽減してくれそうです。

また、ハイドレーションのチューブを通したり、カラビナを引っ掛けるのに役立ちそうなDカンが四つも装備されています。豪華ですね。
脇腹に回す背面ストラップはシンプルな紐ですが、両脇にファステックスが備えられています。

左右の利き手に関わらずリリースできますね。ほんと細かい作りです。
正面のフラップ内は薄手の物が入りそうです。マップ用のポケットでしょうか?

下部にはベルトループが取り付けられており、ピストルベルトなどで装備を拡張することが可能のようです。

コマンドチェストハーネスだけではカバーできないキャンティーンやコンパスなどを搭載する時にいいかもしれませんね。
ただ、ループがあるのは前方4箇所のみなので、あまり重いものをベルトに取り付けると後ろが垂れてバランスが崩れそうです。
実際に着てみるとこんな感じになります。

同じチェストリグの56式はかなりシンプルでしたが、こちらは民生品らしく豪華な作りのためシルエットもかなり大きくなります。まあ映えますね。
今回はここら辺で終わります。
2019年12月24日
56式弾帯
初期アフ装備でおなじみの56式弾帯を入手しました。

レトロな見た目がいいですね。


表と裏はこのようになっています。
裏面には特にクッションやポケットなどと言った機能はありません。本当にシンプルです。

そんな裏面にワンポイント的に捺されているスタンプです。82年製ということでしょうか。初期アフ装備に使うとなるとそこそこ古くていい感じですね。

材質はコットンに革に木でナイロンのナの字もありませんね……。ずっとナイロンを使い続けてきた米軍の兵士(しかも特殊部隊)が一周回ってコットン装具を使っていたというのは面白いです。

正面の3つのマガジンポーチにはM4のマグポが2本入ります。が、かなりキツキツです。しかし、使用例の画像でもマガジンのシルエットが浮かび上がる程度には詰め込まれているものも見かけるので、個体差というわけでも無さそうです。
ただ、普通に取り出しにくいですね。テンションが掛かりすぎてマガジンを抜くのも一苦労です。
正直、TLBVの方が使いやすいのではないかと疑問に思います。まあ、初期アフでの使用例の多さを見るに何か利点があるような気がしますが……。そこら辺は暫くサバゲー等で運用すると見えてくるのかもしれません。

脇の小さなポーチにはM67グレネードのダミーがスッポリと収まります。

装備に組み合わせてみるとこのような感じになります。これまではOMEGAベストを着てましたが、56式弾帯に交代するとよりシンプルに感じますね。
ただ、拡張性のなさは気になりますね。OMEGAベストだとピストルベルトを装着できたためアリスクリップやベルトループのポーチを増設できましたが、56式弾帯は完全なチェストリグなので追加装備は別にベルトを用意する必要があります。
まあ、見た目はかなり好きなのでとりあえずは満足です。今回はここらへんで終わります。

レトロな見た目がいいですね。


表と裏はこのようになっています。
裏面には特にクッションやポケットなどと言った機能はありません。本当にシンプルです。

そんな裏面にワンポイント的に捺されているスタンプです。82年製ということでしょうか。初期アフ装備に使うとなるとそこそこ古くていい感じですね。

材質はコットンに革に木でナイロンのナの字もありませんね……。ずっとナイロンを使い続けてきた米軍の兵士(しかも特殊部隊)が一周回ってコットン装具を使っていたというのは面白いです。

正面の3つのマガジンポーチにはM4のマグポが2本入ります。が、かなりキツキツです。しかし、使用例の画像でもマガジンのシルエットが浮かび上がる程度には詰め込まれているものも見かけるので、個体差というわけでも無さそうです。
ただ、普通に取り出しにくいですね。テンションが掛かりすぎてマガジンを抜くのも一苦労です。
正直、TLBVの方が使いやすいのではないかと疑問に思います。まあ、初期アフでの使用例の多さを見るに何か利点があるような気がしますが……。そこら辺は暫くサバゲー等で運用すると見えてくるのかもしれません。

脇の小さなポーチにはM67グレネードのダミーがスッポリと収まります。

装備に組み合わせてみるとこのような感じになります。これまではOMEGAベストを着てましたが、56式弾帯に交代するとよりシンプルに感じますね。
ただ、拡張性のなさは気になりますね。OMEGAベストだとピストルベルトを装着できたためアリスクリップやベルトループのポーチを増設できましたが、56式弾帯は完全なチェストリグなので追加装備は別にベルトを用意する必要があります。
まあ、見た目はかなり好きなのでとりあえずは満足です。今回はここらへんで終わります。