2021年09月26日
SOG SEAL PUP (3) kydex / nylon sheath
SOGのSEAL PUPを入手しました(3回目)。

1本目はカイデックスのシース、2本目は木と布のシースでしたが、3本目はカイデックスとナイロンのシースです。
箱付きでブレード未使用の極美品を入手することが出来ました。


箱はこんな感じです。商品名は側面に小さくシールで貼ってあるだけでサッパリしています。

中身もシースとブレードと注意書きのチラシのみでシンプルです。


ブレードはカイデックスシースにも入れていいないとのことで、表面のフッ素コーティングも非常にきれいな状態です。

SEAL2000も含め、自分が持っているフッ素コーティングナイフは表面がボロボロだったので新鮮ですね。

上段と下段が以前から所有していたPUPです。シースによる擦れや使用に伴う傷でコーティングはかなり剥離していることがわかります。
次はシースを見ていきます。今回このナイフを購入した理由と言っても過言ではないカイデックスシースです。


シース部はカイデックス、ベルトループはナイロンで作られているバージョンです。
00年のSEAL TEAM2のデモンストレーションで使用例がある個体ですね。このタイプをずっと探していました。
折角なのでオールカイデックスの方のシースと比較しながら各部を見ていこうと思います。


左が前回、右が今回のカイデックスシースです。

PUPを収めた状態だとこんな感じです。
(因みにですが、付属のブレードはスレ傷が付くのを避けたかったので手持ちの傷だらけの方のブレードを入れています。)

留め具は同じ構造ですが微妙に高さが異なります。

装備への固縛に役立ちそうなスリットやハトメは同じ数存在していますが、最上段のハトメの位置は微妙に違いますね。

両方とも背面にスタンプがありますが、微妙に位置が異なる上に内容も異なります。オールカイデックスの方は"Lynnwood WA"とSOGの住所が捺されていますね。
KACのレイルカバーとかだと途中から刻印に住所が追加されたりとかありましたが、これも生産年とかの違いによるものなのでしょうか……? 詳細は不明です。

また、今回入手した方は裏だけでなく表にまでSOGの刻印があります。


後は分かりにくいですが、今回入手した方はシースの差し口部分が薄くなっていて入れやすそうに見えます。
そして、ここがメインで最大の違いであるベルトループ部ですね。


今回の個体(2枚目)はしっかりとしたナイロン製のベルトループが取り付けてあります。

後ろから見比べると構造が大きく異なることが分かりやすいですね。

前回のカイデックスシースだと不意の衝撃でボタンが取れてループ部が外れたり、硬すぎてピストルベルトに取り付けにくかったりという問題点がありましたが、このモデルならベルトに通すだけで取り付け可能です。

これまで所有していたオールカイデックスの方も01年のSEALのデモンストレーションで使用例があるのですが、こっちもこっちで欲しかったので入手できて満足です。
今回はここらへんで終わります

1本目はカイデックスのシース、2本目は木と布のシースでしたが、3本目はカイデックスとナイロンのシースです。
箱付きでブレード未使用の極美品を入手することが出来ました。


箱はこんな感じです。商品名は側面に小さくシールで貼ってあるだけでサッパリしています。

中身もシースとブレードと注意書きのチラシのみでシンプルです。


ブレードはカイデックスシースにも入れていいないとのことで、表面のフッ素コーティングも非常にきれいな状態です。

SEAL2000も含め、自分が持っているフッ素コーティングナイフは表面がボロボロだったので新鮮ですね。

上段と下段が以前から所有していたPUPです。シースによる擦れや使用に伴う傷でコーティングはかなり剥離していることがわかります。
次はシースを見ていきます。今回このナイフを購入した理由と言っても過言ではないカイデックスシースです。


シース部はカイデックス、ベルトループはナイロンで作られているバージョンです。
00年のSEAL TEAM2のデモンストレーションで使用例がある個体ですね。このタイプをずっと探していました。
折角なのでオールカイデックスの方のシースと比較しながら各部を見ていこうと思います。


左が前回、右が今回のカイデックスシースです。

PUPを収めた状態だとこんな感じです。
(因みにですが、付属のブレードはスレ傷が付くのを避けたかったので手持ちの傷だらけの方のブレードを入れています。)

留め具は同じ構造ですが微妙に高さが異なります。

装備への固縛に役立ちそうなスリットやハトメは同じ数存在していますが、最上段のハトメの位置は微妙に違いますね。

両方とも背面にスタンプがありますが、微妙に位置が異なる上に内容も異なります。オールカイデックスの方は"Lynnwood WA"とSOGの住所が捺されていますね。
KACのレイルカバーとかだと途中から刻印に住所が追加されたりとかありましたが、これも生産年とかの違いによるものなのでしょうか……? 詳細は不明です。

また、今回入手した方は裏だけでなく表にまでSOGの刻印があります。


後は分かりにくいですが、今回入手した方はシースの差し口部分が薄くなっていて入れやすそうに見えます。
そして、ここがメインで最大の違いであるベルトループ部ですね。


今回の個体(2枚目)はしっかりとしたナイロン製のベルトループが取り付けてあります。

後ろから見比べると構造が大きく異なることが分かりやすいですね。

前回のカイデックスシースだと不意の衝撃でボタンが取れてループ部が外れたり、硬すぎてピストルベルトに取り付けにくかったりという問題点がありましたが、このモデルならベルトに通すだけで取り付け可能です。

これまで所有していたオールカイデックスの方も01年のSEALのデモンストレーションで使用例があるのですが、こっちもこっちで欲しかったので入手できて満足です。
今回はここらへんで終わります
2021年06月06日
SOG SEAL2000
SOG社のSEAL2000を入手しました。

PUPと同様にザイテル製ハンドルとフッ素コーティングされたブレードを持つ素敵なナイフです。


表と裏はこのようになっています。

表面のコーティングは結構ハゲており刃も先端がガタガタしてます。使用感があっていいですね。


社名と生産国です。また、SOG2000はこれに加えSEALの刻印があるverもありますが、この個体はそれが無いverです。
Seal2000とSealPUPと並べると親子といったサイズ差があります。


並べてみるまでPUPと2000の違いはサイズだけかと思っていましたが、見比べてみるとハンドルの構造が結構異なりますね。また、ハンドルの見た目もPUPのほうがツルツル気味です。

ついでにBUCKのナイトホークを挟んでみました。大中小といった雰囲気です。
シースは前回入手したSEAL PUP同様の木とナイロン製のシンプルな物ですが、大型のナイフに合わせて強化しているのか両脇にハトメが打たれています。

また、この個体では取り外されていますが、本体はハンドルの留め具は上下2箇所でガッチリとナイフ固定できます。

裏面のベルトループはドットボタン3個で開閉できるようになっています。

PUPのナイロンシースは開閉不可能で使いにくさがありましたが、こっちはズボンにベルトを通した後に取り付けできるため使い勝手は良さそうです。
その他PUPとの違いとしてはシースがタイトで2000を入れるとしっかり保持できます。スッカスカでひっくり返すとポロリするPUPとは大違いです。その点も使いやすそうですね。
EAGLEのナイフシースと合わせてみました。というかこれをやりたくてこのサイズのナイフを購入しました。

適正サイズだけあって先端までスッポリときれいに納まります。ただ、SEAL2000は横幅が大きいのか少し引っかかりますが気になるほどではありません。
正面のポーチには予備マガジンを入れるのもいいですが、折角なので同社のパワープライヤーを入れてみました。


自称マルチツール界のロールスロイスのパワーツールですが見た目も表面仕上もしっかりしていて個人的にかなりお気に入りの一品です。
ただ、初期アフ装備として組む場合は使用例を見かけるイメージが有るGerberのマルチツールを入れてみるほうが良いかもしれません。

後のMP600ことマルチロックツール スカウトです。先代のマルチプライヤーより一回り大きくなっていますが、シースのポケットに問題なく納まりました。

まあ、マルチロックツールは付属ポーチもカッコいいので単体で使いたい気持ちもありますね。
BHIの民生シースに納めたPUPと並べてみました。


民生品と民生品のコラボレーションってロマンがあっていいですよね。

BHIのOMEGA VI Assault Holster、EAGLEのIERと合わせてみました。ゴツいナイフは存在感があるのでアクセントに良さそうです。活用していきたいところです。

PUPと同様にザイテル製ハンドルとフッ素コーティングされたブレードを持つ素敵なナイフです。


表と裏はこのようになっています。

表面のコーティングは結構ハゲており刃も先端がガタガタしてます。使用感があっていいですね。


社名と生産国です。また、SOG2000はこれに加えSEALの刻印があるverもありますが、この個体はそれが無いverです。
Seal2000とSealPUPと並べると親子といったサイズ差があります。


並べてみるまでPUPと2000の違いはサイズだけかと思っていましたが、見比べてみるとハンドルの構造が結構異なりますね。また、ハンドルの見た目もPUPのほうがツルツル気味です。

ついでにBUCKのナイトホークを挟んでみました。大中小といった雰囲気です。
シースは前回入手したSEAL PUP同様の木とナイロン製のシンプルな物ですが、大型のナイフに合わせて強化しているのか両脇にハトメが打たれています。

また、この個体では取り外されていますが、本体はハンドルの留め具は上下2箇所でガッチリとナイフ固定できます。

裏面のベルトループはドットボタン3個で開閉できるようになっています。

PUPのナイロンシースは開閉不可能で使いにくさがありましたが、こっちはズボンにベルトを通した後に取り付けできるため使い勝手は良さそうです。
その他PUPとの違いとしてはシースがタイトで2000を入れるとしっかり保持できます。スッカスカでひっくり返すとポロリするPUPとは大違いです。その点も使いやすそうですね。
EAGLEのナイフシースと合わせてみました。というかこれをやりたくてこのサイズのナイフを購入しました。

適正サイズだけあって先端までスッポリときれいに納まります。ただ、SEAL2000は横幅が大きいのか少し引っかかりますが気になるほどではありません。
正面のポーチには予備マガジンを入れるのもいいですが、折角なので同社のパワープライヤーを入れてみました。


自称マルチツール界のロールスロイスのパワーツールですが見た目も表面仕上もしっかりしていて個人的にかなりお気に入りの一品です。
ただ、初期アフ装備として組む場合は使用例を見かけるイメージが有るGerberのマルチツールを入れてみるほうが良いかもしれません。

後のMP600ことマルチロックツール スカウトです。先代のマルチプライヤーより一回り大きくなっていますが、シースのポケットに問題なく納まりました。

まあ、マルチロックツールは付属ポーチもカッコいいので単体で使いたい気持ちもありますね。
BHIの民生シースに納めたPUPと並べてみました。


民生品と民生品のコラボレーションってロマンがあっていいですよね。

BHIのOMEGA VI Assault Holster、EAGLEのIERと合わせてみました。ゴツいナイフは存在感があるのでアクセントに良さそうです。活用していきたいところです。
2021年03月06日
SOG SEAL PUP (2)
先日入手した"SOG SEAL PUP"ですが、ほぼカイデックス製のシースは可動部がなくベルトに取り付けるとうっかり壊してしまいそうな危うさを抱えていました。
その後"BHIのナイロンシース"を手に入れたことで一応の解決を見せましたが、どうせなら純正シースでも装備に合わせたいという思いは消えませんでした。

というわけで、ナイロンシースのSEAL PUPを新しく入手しました。

個人的にPUPといえばカイデックスシースのイメージがあるのですが、発売当初のシースはこれだったそうです。


表と裏はこんな感じです。ベルト接続部はナイロン。ベルトループは縫い付けられた固定式です。

民生シースだとやたら縫い付けられている接続パーツも下部に縫い付けられた四角カン1つのみです。潔いですね。
ただ、完全にナイロンの固まりというわけではなく内部には木材が仕込まれています。

シース内部を覗き込むとちらりと見えますね。正確な構造は分かりませんがこれにより刃がナイロンを傷つけるを防いでいるようです。
ただ、その木材部分に厚みがあるのでPUPがスカスカで不安定でちょっと弱そうです。というか当時購入して使用していた方曰くこのシース弱いとのことです。壊さないように扱いには注意が必要ですね。
あと木材が入ってるからからは分かりませんが、このシース普通に硬いです。ベルトループ部も厚いナイロンで構成されているので曲がりません。想定外です……。

固定用の留め具はわりかししっかりしてますね。テープはある程度厚く、ドットボタンもカッチリしてます。

留め具を固定する鋲についてはサビの侵食が進んでますね。古い個体なので仕方ないかなと思います。
PUPを納めるとこんな感じです。

余計なパーツがなく左右対称な形状+シンプルなロゴで癖がないですね。装備に合わせやすそうです。
同社のカイデックスシースや"BHIのナイフシース"と並べてみるとこんな感じです。今回のナイロンシースが一番小さいですね。

カイデックスシースと比較すると接続パーツの差が目に付きますね。やたらスリットと鳩目がありフックまで備えるカイデックスシースに対し四角カン1つのみのナイロンシースは非常にシンプルです。あっさり目の装備で腰から吊るすにはナイロンシースのほうが馴染むかもしれません。


BHIのナイフシースと比べると正直BHIのシースのほうが汎用品なのにガッシリとしていて強そうです。PUPを納めたときの感触もBHIの方がしっかりしていて安心感があります。純正シースは専用品ならもっとカッチリしてるかなと思っていたのでちょっと残念です。


SEAL PUP本体の方も見ていきます。

日本製です。ここらへんは前回のPUPと同様です。

非常に使い込まれており、表面のコーティングはボロボロです。

まあ実用品ですしコレぐらい使い込まれている方がアジが出て雰囲気があるかもしれません。


上が前回のPUP、下が今回のPUPです。よく見るとセレーション下端の尖ってる部分の形状が異なります。ただ、使い込まれている個体ですし、研いだ過程で形状が変わったという可能性も考えられますね。

装備に合わせるとするとこんな感じでしょうか。シンプルにしてみたかったのでホルスターはM12、マグポはEagleのMPP45/6、ツールはGERBERのマルチプライヤーと癖のないものをチョイスしました。ベルトはEAGLEのIERですが、三角カンのないノーマルなベルトのほうが良かったかもしれませんね。
今回のナイロンシースは癖のない見た目なので合わせやすく、それでいてSOGのロゴは自己主張が激しいのでホルスターやマルチツールと一緒にファーストラインにぶら下げておくといい感じのアクセントになりそうですね。
ただ、当初の目的だった壊れにくそうなシースではありませんでした……。木製なので不注意で割りそうな危うさがあります。ここまできたら結構使用例を見かけるシース本体がカイデックスでベルトループは柔らかそうなナイロンで出来てるタイプのシースも入手したいところです。
今回はここらへんで終わります。
その後"BHIのナイロンシース"を手に入れたことで一応の解決を見せましたが、どうせなら純正シースでも装備に合わせたいという思いは消えませんでした。

というわけで、ナイロンシースのSEAL PUPを新しく入手しました。

個人的にPUPといえばカイデックスシースのイメージがあるのですが、発売当初のシースはこれだったそうです。


表と裏はこんな感じです。ベルト接続部はナイロン。ベルトループは縫い付けられた固定式です。

民生シースだとやたら縫い付けられている接続パーツも下部に縫い付けられた四角カン1つのみです。潔いですね。
ただ、完全にナイロンの固まりというわけではなく内部には木材が仕込まれています。

シース内部を覗き込むとちらりと見えますね。正確な構造は分かりませんがこれにより刃がナイロンを傷つけるを防いでいるようです。
ただ、その木材部分に厚みがあるのでPUPがスカスカで不安定でちょっと弱そうです。というか当時購入して使用していた方曰くこのシース弱いとのことです。壊さないように扱いには注意が必要ですね。
あと木材が入ってるからからは分かりませんが、このシース普通に硬いです。ベルトループ部も厚いナイロンで構成されているので曲がりません。想定外です……。

固定用の留め具はわりかししっかりしてますね。テープはある程度厚く、ドットボタンもカッチリしてます。

留め具を固定する鋲についてはサビの侵食が進んでますね。古い個体なので仕方ないかなと思います。
PUPを納めるとこんな感じです。

余計なパーツがなく左右対称な形状+シンプルなロゴで癖がないですね。装備に合わせやすそうです。
同社のカイデックスシースや"BHIのナイフシース"と並べてみるとこんな感じです。今回のナイロンシースが一番小さいですね。

カイデックスシースと比較すると接続パーツの差が目に付きますね。やたらスリットと鳩目がありフックまで備えるカイデックスシースに対し四角カン1つのみのナイロンシースは非常にシンプルです。あっさり目の装備で腰から吊るすにはナイロンシースのほうが馴染むかもしれません。


BHIのナイフシースと比べると正直BHIのシースのほうが汎用品なのにガッシリとしていて強そうです。PUPを納めたときの感触もBHIの方がしっかりしていて安心感があります。純正シースは専用品ならもっとカッチリしてるかなと思っていたのでちょっと残念です。


SEAL PUP本体の方も見ていきます。

日本製です。ここらへんは前回のPUPと同様です。

非常に使い込まれており、表面のコーティングはボロボロです。

まあ実用品ですしコレぐらい使い込まれている方がアジが出て雰囲気があるかもしれません。


上が前回のPUP、下が今回のPUPです。よく見るとセレーション下端の尖ってる部分の形状が異なります。ただ、使い込まれている個体ですし、研いだ過程で形状が変わったという可能性も考えられますね。

装備に合わせるとするとこんな感じでしょうか。シンプルにしてみたかったのでホルスターはM12、マグポはEagleのMPP45/6、ツールはGERBERのマルチプライヤーと癖のないものをチョイスしました。ベルトはEAGLEのIERですが、三角カンのないノーマルなベルトのほうが良かったかもしれませんね。
今回のナイロンシースは癖のない見た目なので合わせやすく、それでいてSOGのロゴは自己主張が激しいのでホルスターやマルチツールと一緒にファーストラインにぶら下げておくといい感じのアクセントになりそうですね。
ただ、当初の目的だった壊れにくそうなシースではありませんでした……。木製なので不注意で割りそうな危うさがあります。ここまできたら結構使用例を見かけるシース本体がカイデックスでベルトループは柔らかそうなナイロンで出来てるタイプのシースも入手したいところです。
今回はここらへんで終わります。
2020年11月28日
SOG SEAL PUP (1)

SOG SPECIALTY KNIVES社製のシースナイフ"SOG SEAL PUP"を入手しました。
SEALsで使用例があるナイフとして有名な一本ですね。実際、UDT-SEAL博物館では同社のSEAL 2000と共にバックマスターや官給のMK3ナイフといった有名所と並んで展示されています。

03年、Desert Rescue XIでの使用例です。ウェポンキャッチの前に吊られてますね。
こんな感じでSEALsはナイフを携行しているイメージがあったので一本いい感じのが欲しかったんですよね。


ナイフ本体の両面はこんな感じです。蓋がついてたりといった可動部はありません。


ブレード部には会社名と生産国名が刻印されています。古い個体らしく日本製ですね。ここも推しポイントです。

ハンドルにはフィンガーチャンネルもあるため握りやすく、細かなチェッカリングが施されているため保持力も高そうです。材質はガラス繊維入りザイテルだそうです。よく分かりませんが丈夫そうですね。

ブレード部は灰色はフッ素樹脂コーティングで錆などに効果があるらしいですが、どうも経年劣化なのかところどころ剥がれてきてますね……。
まあ古いものなので仕方ないかなといったところです。潜ったり濡らしたりする予定もないですし問題はないかなと思います。
次はシースを見ていこうと思います。シースはだいたいカイデックスでできています。


表と裏はこんな感じです。裏面には会社のロゴが刻印されています。

ハンドルの留め具はナイロン製です。端部に取り付けられているドットボタンで固定します。

シース前面にはフックが取り付けられており、側面の穴や溝と合わせてベルトから吊るす以外の固定も色々できそうですね。

ベルトループはシースを形成しているカイデックスがそのまま伸びてきて90度折りたたまれています。端部のドットボタンで開閉できますが、一体形成のカイデックスなのでそんなに開きませんし硬いです。
正直、ここがかなり使いにくいです。デューティベルトのような厚いベルトに取り付けるとギチギチで割れそうです。
また、通常のナイフやバヨネットのシースだとベルトループとシースの接続部は革だったりナイロンだったりで柔軟性があるのですが、このシースはそこまでカイデックスで成形されちゃってるので柔軟性が全くありません。
腰の後ろに吊った状態で椅子に座るときや、前の方で吊ったまましゃがんだときに巻き込んじゃうと折れるのではと不安になってしまいます。
その点はSOG社も把握していたのかシースから上はナイロンになっているモデルもあります。というか、SEALでの使用例もよく見るとそのシースです。
といってもこのオールカイデックスが使われていないかというとそうでもなく、01年のデモンストレーション時には6004のプラットフォームに固定される形で使用されていました。

とりあえず頑張ってベルトに取り付けたのがこちらです。装備してみるとカッコいいですね。

まあ、刃物の関係上家から持ち出せませんし、家の中でコレクションとして運用するならなんとかなるのでは無いかなと思います。
今回はここらへんで終わります。