2024年01月28日

VFC Umarex UMP9 GBB Part 5 BHI STORM SLING




これまでのUMP9
 ・VFCのUMP9入手
 ・HKスラップが出来ない不具合を解消
 ・インナーバレルとパッキン交換
 ・ボルトストップ動作不良を解消

 とりあえず部屋で試し撃ちをする範囲内では不具合を解消できたUMP9ですが、そろそろサバゲーに投入したいと考えています。そうなるとハンドガンに切り替えたりといった動作をスムーズに行うためにスリングが欲しくなりますね。



 しかし、UMP45/9のスリング取り付け部は写真のような非常に独特な形状をしています。汎用スリングであればマグプルのMS3を所有していますが、MS3のクリップやMS1のベルトではこの小さなリングに取り付けることは不可能です。

 HKの純正のスリングであれば所謂HKフックで問題なく取り付けることが出来るようですが、純正スリングはどれも数万円クラスでなかなか気軽に購入できそうにありません。HKフックのスリングは他社からも出ていますが、HKフックを使うのであれば純正スリングを使いたいところです。






 という訳で、社外スリングでHKフックを使わずに取り付けできそうなBHIのstorm slingを入手しました。



 非常にシンプルなワンポイントスリングです。前半分が引っ張ると伸縮し、後ろ半分で長さ調整が出来ます。



 そして先端は接続パーツとして"MASH clip"が搭載されています。鉄製のリング状のクリップです。カンの部分がかなり細いのでこれならUMPの小型なリングにも問題なく取り付けできそうです。



 因みにですが、タグはこんな感じです。普段は00年代初期の自己主張が強い樹脂製タグを搭載したBHIギアを収集していますが、それらと比較すると非常にシンプルです。90年代中盤の小さい布製タグ並みにシンプルですね。



 早速UMPにスリングを取り付けます。MASH Clipはボタンを押すと上下にクリップが開くので、その状態でUMPのリングに通していきます。



 少々硬さはありましたが、問題なく取り付けできました。予想通り、UMPの小さな接続部はMASH Clipも取り付け可能のようです。



 最後にカバーを掛けて完成です。





 左側面でストックの根本なのでストックの開閉による干渉が無く、位置の変化もありません。丁度いいポジションですね。

 試着してみましたが特に使用感も問題ありません。構えたり、左右への切り替えもスムーズに行うことが可能です。少々気になる点としてはスリングがちょっと長すぎますが……。



 一応コキカンで長さを調整できますが、最短状態にしてもへそより下にスリングが来ます。UMP9は小型なのであまり気になりませんが、AR15のようなある程度サイズがある長物だと気になるかもしれません。

 という訳で今回はUMP9にスリングを取り付けました。これまでいろいろ弄ってきましたが、これでようやく投入の準備ができたかなといった感じです。暖かくなってきたらサバゲーで使用感を確かめたいところです。今回はここらへんで終わります。  


Posted by スプリング at 12:28Comments(0)VFC UMP 9

2024年01月27日

VFC Umarex UMP9 GBB Part 4 ボルトキャッチ動作不良 調整




これまでのUMP9
 ・VFCのUMP9入手
 ・HKスラップが出来ない不具合を解消
 ・インナーバレルとパッキン交換

 先日入手したVFCのVFCのUMP9ですが、実際に動かしているとボルトキャッチのボタンがうまく動作しなくなっていることに気づきました。

 ボルトがボルトキャッチに止められている状態でボタンを押し込んでもボルトがリリースされません。原因はボルトキャッチがリテーナーの溝に対して細く、遊びがあるのでボルトの衝撃で変形してレシーバーにめり込んでいるようです。 



 分かりにくいですが、ボルトキャッチの前方のリテーナーが削れていることが分かります。残弾が0になったときにボルトキャッチが起き上がってボルトを受け止めますが、ボルトキャッチの前後方向に遊びがあるのでボルトキャッチがリテーナーに乗り上げてしまうようです。

 そして、自分の個体はそれを繰り返した結果なのかリテーナーが削れており、そこにボルトキャッチがハマりこむことでボタンを押してもボルトがリリースできないようです。

 コッキングハンドルを使用したリロードであれば仮にボルトキャッチが乗り上げてもボルトを一旦後退させるのでこの閉鎖不良を起こさずに運用できそうですが、リテーナーにめり込み続けるのは変わらないため破損の不安などを考えるとボルトキャッチの遊びを無くす調整を行います。



  問題のボルトキャッチ部分ですが、リテーナーの溝に対してボルトキャッチが細いことが分かりますね。指で動かしても前後にカタカタ動きます。という訳でボルトキャッチの前側に折り曲げたプラ板を押し込みました。



 ボルトキャッチがスムーズに稼働しつつ、それでいてボルトキャッチがカタカタしないように3枚ほど挟んでいます。





 空マガジンを挿してボルトキャッチを作動させてみましたが、その状態から無事にボタンでボルトをリリースできました。この状態で実際に試し打ちを行なっていますが、今のところ問題はありません。



 という訳でVFCのUMP9でした。後はサバゲー等で実際に使用して問題が無いか確認したいところですね。今回はここらへんで終わります。  


Posted by スプリング at 21:23Comments(0)VFC UMP 9

2024年01月21日

タナカ P226 旧マガジン ガス漏れ修理




 現状、HW樹脂かつ古いP226を再現したガスブローバックはタナカが20年ほど前まで製造していた”SIG SAUER P226”しかありません。という訳でSEALs装備のサイドアームとしてガスブロP226を使用したい場合はタナカのP226を愛用しています。

 しかし、この頃のP226に使用されていたマガジンは非常にガス漏れがしやすいため、定期的な分解が必要となっています。折角なので今回はガス漏れしているP226のマガジンを分解していこうと思います。



 という訳でガス漏れしているマガジンを2本用意しました。片方は上部から漏れており、もう片方は下部から漏れています。まずは上部の放出バルブから漏れているマガジンを修理していきます。





 放出バルブは背面の六角穴付ボルトで固定されています。





 背面のボルトを取り外しました。こうすることで基部ごと放出バルブを引っこ抜くことが出来ます。



 バルブの構造はこんな感じです。見た通りパッキンが3種類使用されています。これらを煮たりシリコンプレーを吹いたりしてから再度組み込みまます。



 バルブを組み立てたらマガジンに押し込みます。WAのM9マガジン(旧型)だとバルブを押し返すバネがバルブに固定できるようになっていたのですが、そういった仕組みは無いようです。ちゃんとバネがセットできるか少し不安ですね。



 組み立てが完了したのでガスを注入して問題ないことをチェックしました。ガス漏れは無事に直っており、空打ちもOKでした。これで1本目の修理は完了ですね。



 続いて2本目のマガジン、底面からのガス漏れを直します。こちらはまずボトムプレートを取り外します。フォロアースプリングで固定されているため、丸い突起をドライバーなどで押してロックを解除しながらプレートをスライドさせます。



 続いて2本のロールピンを取り外します。ドライバーでも取り外しは可能ですが、非常に硬い時があるのでピンポンチを使った方が楽だと思います。



 こうすることで固定が解除され、底面を引っこ抜くことが可能となります。



 底面は四角いパッキンで密封されており、下部からのガス漏れの原因はだいたいこれです(たまに注入バルブ)。



 下部の場合は特に動きが無いパッキンなのでシールテープを使うことで比較的簡単に修理を行うことが出来ます。



 土台にシールテープを巻いて太らせることでパッキンとマガジンの密着度を上げます。この時、シールテープを巻きすぎると太すぎてマガジンにハマらなくなる可能性があるので注意です。ほどほどに巻きましょう。



 後は逆の手順でフォロアーやスプリングを入れた後に下部を押し込みます。この時、無理に押し込むとパッキンがねじれて変形するので気を付けます。後はロールピンを打ち込んでプレートをセットすれば完成です。

 本来はこれで完了ですが、修理後にガスを入れると今度は上から漏れ始めました。



 仕方ないので上も分解してシリコンスプレーを吹いて修理しました。このP226のマガジンだとこういったことが頻発します。



 というわけでタナカのP226の修理を完了しました。このモデルは非常にガスが漏れやすいです。ですので、少々のガス漏れでしたら無視ししてゲーム直前にガスを入れて使用するといった運用も行います。

 P226R以降はマガジンが改良されて漏れにくくなったそうですが、残念ながらP226R以降のマガジンと旧型のフレームは互換性が無いのでこのマガジンをメンテしつつ使うしかありませんね。今回はここらへんで終わります。  


Posted by スプリング at 17:06Comments(0)TANAKA P226シリーズ

2024年01月14日

Blackhawk 3-Day Assault Backpack

 Blackhawkの3-Day Assault Backpackです。





 表と裏はこんな感じです。


 お馴染みのタグは内部に縫い付けてありました。



 固めの樹脂でできたタグです。所謂鳥タグですね。


 それでは各部を見ていきます。このバックパックはメインコンパートメントとカーゴポーチ、カーゴポケットの計3つの収納スペースを備えています。



 カーゴポケットは厚みが無いため薄手の物を入れるのに向いているように感じます。小物の収納に良さそうですね。





 メインコンパートメントとカーゴポーチは厚みがあるので高さがある荷物も収納できそうですね。



 更にメインコンパートメントには2qtのハイドレーションが収納可能は仕切りが設けられています。CamelbakやHydroStormが収納可能のようです。



 ハイドレーションのチューブはコンパートメントのトップに設けられたスリットから外に出すことが可能です。また、スリットの外に縫い付けてあるのはエラスティックバンドのカバーです。伸び縮みするのでチューブの有無にかかわらずスリットをカバーできます。





 各ポケットを閉じるジッパーのタブは"hawk tabs"という当時のBHIが使用していたサイレンサーが取り付けられています。経年劣化なのか一個剥がれてしまっていますが、それによりYKKのジッパーが使用されていることが分かります。




 ショルダーパッドにはバックル式のチェストストラップが装備されています。



 背面下部の両端にはコキカンが縫い付けられており、ここにウェビングを通すことでウエストベルトを装備できます。





 バックル式なので着脱しやすく、コキカン側だけでなくバックル側でも長さの微調整ができるので使いやすい印象です。





 ショルダーパッドとウエストベルトはそれぞれクッション内蔵です。





 チェストストラップ及びウエストベルトのバックルはいずれもITWの98年製が使用されています。鳥タグとしては末期のモデルですね。



 余談ですが、チェストストラップを固定するための特殊な形のコキカンはA.C.Wの物が使用されています。以前手に入れたOMEGA VIホルスターのように90年代中盤までのBHI製品ではA,C.Wのバックルを見かけますが、バックルがITWに切り替わった後の90年代末期でもA.C.Wのパーツが使用されていたんですね。知りませんでした。



 側面のバックルやウェビングは同社が当時発売していた増設アクセサリー"Accessory Pouches"を固定できたらしいですが未所持のため不明です。





 下部にも装備増設用のループが縫い付けられています。ストラップを通すことで同社の"Compression Stuff Sacs"を装備できたそうですがこちらも未所持です。





 上部にはキャリングハンドルが縫い付けられていますが、こちらも下部のように両端がスリット形状なのでバックパック上部にもストラップを使って装備を増設できそうですね。





 見た感じは結構コンパクトなリュックサックですが、厚みがあるので実際に荷物を入れてみると予想以上の収納能力がありました。"3-Day"と商品名にあるように相応の収納ができるようです。



 というわけでBHIの3-Day Assault Backpackでした。実際にサバゲーの荷物運搬や旅行に使用していますが、しっかりとストラップを締めたときのフィット感はかなりの物で非常に使いやすいです。生地や各部の裁縫もしっかりとしており製造から20年以上が経過しても問題なく使用できています。

 今回はここらへんで終わります。  


Posted by スプリング at 14:24Comments(0)BLACKHAWK!