2021年10月03日
GERBER Multi-Lock scout
GERBERのMulti-Lock scoutです。

Multi-Lockは1997年に発売されたマルチツールです。初期アフ装備を集めている人にとってはお馴染みかもしれませんね。
現在も"Multi-Plier 600"として販売されている現行機種ですが、発売当初は"Multi-Lock"という名称でした。実際、97年4月号のバックパッカーには"NEEDLENOSE MULTI-LOCK"という名称で広告が掲載されています。
GerberはBuckやleathermanのような年代刻印やEmersonのような製造年の印字が無いためハッキリと年代を判断することが難しいですが、生産年で商品名が変わっているのであればMulti-Lock時代の個体は古いモデルであると考えられます。
というわけでMulti-Lock時代の個体を入手しました。

箱と取扱説明書からMulti-Lockとして発売されていた頃のモデルであることが読み取れます。
Multi-LockはベースとなるMulti-Lock以外にその他ツール構成によるバリエーションがありますが、この個体はハサミや千枚通しがあるMulti-Lock "scout"となります。

取扱説明書にはバリエーションのTrailriderも掲載されていますね。画像の通りグリップ内蔵ツールに違いがあります。



付属の箱です。Multi-Lockの目玉である"SAF.T.PLUS"とMulti-Lock(無印)には無いハサミが強調されていますね。



Multi-Lock Scout本体です。先代同様に手首をスナップさせると遠心力で展開可能なギミックがあるため片手でも操作しやすいです。

先代のMulti-Plierから一回り大きくなっているものの握りやすいサイズ感です。

Multi-Plierと並べるとこんな感じです。サイズの差が分かりますね。
余談ですが、Multi-Plierと同サイズでSAF.T.PLUSを搭載したマルチツールは1999年に"Multi-plier 400"が発売されています。

こちらは発売当初からMulti-plier 400だったらしく、1999年9月のバックパッカーにも"Multi-plier 400"名義で広告が掲載されています。

Multi-Lock ScoutとMulti-Plier 400を並べてみるとこんな感じです。似ていますが微妙にデザインも異なりますね。
話をMulti-Lock Scoutに戻します。
Multi-Lockはグリップ内ツールを独自のロック機構であるSAF.T.PLUSによりしっかり固定することが可能という特徴を持っています。


ツールを展開するとロックが掛かり動かなくなり、黒いロックパーツを指で押し下げるとロックが解除されます。


先代のMulti-Plierでは確実に保持するロック機構が無かったため作業中に上から力が加わるとツールが戻ってしまう可能性がありましたが、このシステムによりそういったトラブルを回避できるようになっています。
また、ロックパーツが独立しているためleathermanのスーパーツールのように全部のツールを間違って展開したら戻せなくなるといったトラブルもありません。便利ですね。


付属のポーチはGerberお馴染みに丸っこいポーチですがMulti-Lock Scoutに合わせて大きいものとなっています。
これまた余談ですが、一つ注意するポイントとしてこのデザインのポーチを使っているからといってGerberのMulti-LockやMulti-Plierが入っているわけではないという問題があります。
というのも、このデザインのポーチはフォールディングナイフにも使用されていました。

例として同社の傑作ナイフであるGatorですが写真のように同形状のポーチが付属しています。

更にGATORのロゴが入っていないポーチが付属している場合もあります(左はStud GATORに付属していたポーチ)


並べてみるとフラップの長さの違いや表面のロゴの違いで見分けが付きますが、見えにくい状態だと判断が難しいかもしれません。


また、サイズ感が異なっていても同じデザインの場合もややこしいですね。
このようにGERBERのフォールディングナイフにもソックリのポーチが付属している場合がありました。例としてはボルトアクションやアップルゲートが存在します。

02年アフガニスタンでのシール隊員を映した有名なフォトですが、やはり断言は難しいです。
ただ、こちらの隊員に関しては前のポケットにフォールディングナイフらしきものが入っているのが見えるためナイフではなくマルチツールなのかなとは思います。


まあ、法律的にナイフもツールも屋外には持ち出せませんし、サバゲのアクセントにポーチだけ使う場合は空っぽになると考えると好きなデザインのポーチでいいのではというのもあるかもしれませんね。

というわけでMulti-Lock Scoutでした。今回はここらへんで終わります。

Multi-Lockは1997年に発売されたマルチツールです。初期アフ装備を集めている人にとってはお馴染みかもしれませんね。
現在も"Multi-Plier 600"として販売されている現行機種ですが、発売当初は"Multi-Lock"という名称でした。実際、97年4月号のバックパッカーには"NEEDLENOSE MULTI-LOCK"という名称で広告が掲載されています。
GerberはBuckやleathermanのような年代刻印やEmersonのような製造年の印字が無いためハッキリと年代を判断することが難しいですが、生産年で商品名が変わっているのであればMulti-Lock時代の個体は古いモデルであると考えられます。
というわけでMulti-Lock時代の個体を入手しました。

箱と取扱説明書からMulti-Lockとして発売されていた頃のモデルであることが読み取れます。
Multi-LockはベースとなるMulti-Lock以外にその他ツール構成によるバリエーションがありますが、この個体はハサミや千枚通しがあるMulti-Lock "scout"となります。

取扱説明書にはバリエーションのTrailriderも掲載されていますね。画像の通りグリップ内蔵ツールに違いがあります。



付属の箱です。Multi-Lockの目玉である"SAF.T.PLUS"とMulti-Lock(無印)には無いハサミが強調されていますね。



Multi-Lock Scout本体です。先代同様に手首をスナップさせると遠心力で展開可能なギミックがあるため片手でも操作しやすいです。

先代のMulti-Plierから一回り大きくなっているものの握りやすいサイズ感です。

Multi-Plierと並べるとこんな感じです。サイズの差が分かりますね。
余談ですが、Multi-Plierと同サイズでSAF.T.PLUSを搭載したマルチツールは1999年に"Multi-plier 400"が発売されています。

こちらは発売当初からMulti-plier 400だったらしく、1999年9月のバックパッカーにも"Multi-plier 400"名義で広告が掲載されています。

Multi-Lock ScoutとMulti-Plier 400を並べてみるとこんな感じです。似ていますが微妙にデザインも異なりますね。
話をMulti-Lock Scoutに戻します。
Multi-Lockはグリップ内ツールを独自のロック機構であるSAF.T.PLUSによりしっかり固定することが可能という特徴を持っています。


ツールを展開するとロックが掛かり動かなくなり、黒いロックパーツを指で押し下げるとロックが解除されます。


先代のMulti-Plierでは確実に保持するロック機構が無かったため作業中に上から力が加わるとツールが戻ってしまう可能性がありましたが、このシステムによりそういったトラブルを回避できるようになっています。
また、ロックパーツが独立しているためleathermanのスーパーツールのように全部のツールを間違って展開したら戻せなくなるといったトラブルもありません。便利ですね。


付属のポーチはGerberお馴染みに丸っこいポーチですがMulti-Lock Scoutに合わせて大きいものとなっています。
これまた余談ですが、一つ注意するポイントとしてこのデザインのポーチを使っているからといってGerberのMulti-LockやMulti-Plierが入っているわけではないという問題があります。
というのも、このデザインのポーチはフォールディングナイフにも使用されていました。

例として同社の傑作ナイフであるGatorですが写真のように同形状のポーチが付属しています。

更にGATORのロゴが入っていないポーチが付属している場合もあります(左はStud GATORに付属していたポーチ)


並べてみるとフラップの長さの違いや表面のロゴの違いで見分けが付きますが、見えにくい状態だと判断が難しいかもしれません。


また、サイズ感が異なっていても同じデザインの場合もややこしいですね。
このようにGERBERのフォールディングナイフにもソックリのポーチが付属している場合がありました。例としてはボルトアクションやアップルゲートが存在します。

02年アフガニスタンでのシール隊員を映した有名なフォトですが、やはり断言は難しいです。
ただ、こちらの隊員に関しては前のポケットにフォールディングナイフらしきものが入っているのが見えるためナイフではなくマルチツールなのかなとは思います。


まあ、法律的にナイフもツールも屋外には持ち出せませんし、サバゲのアクセントにポーチだけ使う場合は空っぽになると考えると好きなデザインのポーチでいいのではというのもあるかもしれませんね。

というわけでMulti-Lock Scoutでした。今回はここらへんで終わります。
2021年08月02日
BlackHawk! Urban Carry Cases 5.5.10
BHIの5.5.10 アーバンキャリーケース/ウエポンファニーパックを入手しました。

内部に拳銃を収めることができるウエストポーチです。商品名の"5.5.10"は"10ヤードの目標に5秒以内に5発叩き込める"という意味らしいです。カッコいいですね。
表と裏はこの様になっています。


裏面にはIVSもなく非常にシンプルな見た目となっています。
バックルで胴体に固定する構造です。

バンドはただのナイロン製で滑り止めのゴムがついていたり、伸縮性のゴムが縫い付けられていたりといった追加機能はありません。
タグは少し古いいつものタイプです。下にはサイズを示すタグが縫い付けられています。

サイズは3種類あり、小型拳銃用のS、中型拳銃用のM、大型拳銃用のLが存在していました。今回の個体はMサイズなので中型拳銃以下に適合しそうです。
正面には3つのジッパー式ポケットとメインコンパートメントが備えられています。
左右のポケットは見た目通りのサイズのため小物が入る程度の大きさです。

小銭や予備のボタン電池などに良さそうです。
中央のポケットはメインコンパートメントと同等の面積があり比較的大きいです。

マチがないため厚みのあるものは入れにくいですが、メモ帳のような薄いものにいいかもしれません。
各ポケットのタブは軟質の樹脂でコーティングされています。

因みにですが、このコーティングされたタブは"ホークタブ"だそうです。サイレンサーとのことなので金具がカチャカチャ鳴らないようにしているみたいです。

メインコンパートメントは体に来る側は一面がベルクロメス、蓋の方は上段にベルクロメス、下段にゴムバンドが縫い付けられています。
ゴムバンドにはマガジンがハマります。

P226のマガジンサイズだと左右どちらかに取り付けるのが限界のようです。小型拳銃のマガジンだと左右両方に取り付けできるようです。
ハンドガンを固定するパーツ"UNIVERSAL FIT HOLSTER"です。ベルクロで幅を調整できるためハンドガンの大きさに合わせることができます。


P226用に調整してみました。ゴムバンドとかではなく単純なナイロン製なのでハマっているだけでガッチリ固定しているというわけではありません。
このユニバーサルフィットホルスター部分がしっかり固定できるサムブレイクホルスターになっているタイプもありますが、"Weapon Fanny Pack w/ Thumbbreak Holster"と別商品になります。
ファニーパックのベルクロメスにユニバーサルフィットホルスターを取り付けました。

この状態で腰に巻き付け、使用する際は蓋のジッパーを開けて拳銃を抜くというのが使用法のようです。

イメージはこんな感じでしょうか。カッコいいですね。
また、蓋の上部カドには"プルタブジッパーサイレンサー"が取り付けられていました。

こちらは"Urban Carry Cases 5.5.10"の商品画像には写っておらず、この個体は中古品を購入したため前オーナーが後付したものかもしれません。

ただ、"Weapon Fanny Pack w/ Thumbbreak Holster"の方には片手で蓋を引っ張るためのプルコードがあると商品説明にあるため、同様に"Urban Carry Cases 5.5.10"にも取り付けられていたのかもしれません。
まあ使いやすくするように後付けしても可笑しくないパーツですしこのまま使っていこうと思います。
さて、このファニーパックといえば01年11月コンバットマガジンにて特集されていたシールTeam3隊員の使用例が有名ですね。その時の中身はリボルバーにE&Eキットとのことでしたが、アイディア次第で色々なポーチとして使えそうです。活用していきたいところですね。
今回はここらへんで終わります。

内部に拳銃を収めることができるウエストポーチです。商品名の"5.5.10"は"10ヤードの目標に5秒以内に5発叩き込める"という意味らしいです。カッコいいですね。
表と裏はこの様になっています。


裏面にはIVSもなく非常にシンプルな見た目となっています。
バックルで胴体に固定する構造です。

バンドはただのナイロン製で滑り止めのゴムがついていたり、伸縮性のゴムが縫い付けられていたりといった追加機能はありません。
タグは少し古いいつものタイプです。下にはサイズを示すタグが縫い付けられています。

サイズは3種類あり、小型拳銃用のS、中型拳銃用のM、大型拳銃用のLが存在していました。今回の個体はMサイズなので中型拳銃以下に適合しそうです。
正面には3つのジッパー式ポケットとメインコンパートメントが備えられています。
左右のポケットは見た目通りのサイズのため小物が入る程度の大きさです。

小銭や予備のボタン電池などに良さそうです。
中央のポケットはメインコンパートメントと同等の面積があり比較的大きいです。

マチがないため厚みのあるものは入れにくいですが、メモ帳のような薄いものにいいかもしれません。
各ポケットのタブは軟質の樹脂でコーティングされています。

因みにですが、このコーティングされたタブは"ホークタブ"だそうです。サイレンサーとのことなので金具がカチャカチャ鳴らないようにしているみたいです。

メインコンパートメントは体に来る側は一面がベルクロメス、蓋の方は上段にベルクロメス、下段にゴムバンドが縫い付けられています。
ゴムバンドにはマガジンがハマります。

P226のマガジンサイズだと左右どちらかに取り付けるのが限界のようです。小型拳銃のマガジンだと左右両方に取り付けできるようです。
ハンドガンを固定するパーツ"UNIVERSAL FIT HOLSTER"です。ベルクロで幅を調整できるためハンドガンの大きさに合わせることができます。


P226用に調整してみました。ゴムバンドとかではなく単純なナイロン製なのでハマっているだけでガッチリ固定しているというわけではありません。
このユニバーサルフィットホルスター部分がしっかり固定できるサムブレイクホルスターになっているタイプもありますが、"Weapon Fanny Pack w/ Thumbbreak Holster"と別商品になります。
ファニーパックのベルクロメスにユニバーサルフィットホルスターを取り付けました。

この状態で腰に巻き付け、使用する際は蓋のジッパーを開けて拳銃を抜くというのが使用法のようです。

イメージはこんな感じでしょうか。カッコいいですね。
また、蓋の上部カドには"プルタブジッパーサイレンサー"が取り付けられていました。

こちらは"Urban Carry Cases 5.5.10"の商品画像には写っておらず、この個体は中古品を購入したため前オーナーが後付したものかもしれません。

ただ、"Weapon Fanny Pack w/ Thumbbreak Holster"の方には片手で蓋を引っ張るためのプルコードがあると商品説明にあるため、同様に"Urban Carry Cases 5.5.10"にも取り付けられていたのかもしれません。
まあ使いやすくするように後付けしても可笑しくないパーツですしこのまま使っていこうと思います。
さて、このファニーパックといえば01年11月コンバットマガジンにて特集されていたシールTeam3隊員の使用例が有名ですね。その時の中身はリボルバーにE&Eキットとのことでしたが、アイディア次第で色々なポーチとして使えそうです。活用していきたいところですね。
今回はここらへんで終わります。
2021年02月12日
BLACKHAWK! Compass / First Aid Pouch (Old Tag)

今回はBHIのコンパスポーチについて書きます。ALICE装備のコンパスポーチ相当で手のひらサイズの小さなポーチです。


左がLC-1 コンパスポーチ(官給品)、右が今回のBHI製コンパスポーチです。並べてみると固定方式の違いが目を引きますね。


BHI製コンパスポーチはベルクロを用いた固定方式(BTS)に加え、追加で両脇にアリスクリップを2本もセットすることが可能です。
アリスクリップ1本のみで固定する官給品は左右にぐらつきますが、BHIの方はアリスクリップだけでも2本で固定できるのでベルトに取り付けてもポーチがぐらつきません。

内側を見てみるとドットボタン部の生地が2重になっている官給品のほうが丈夫そうに見えますが、BHIの方はポーチ全体に厚手の1000デニールのナイタネオンナイロンを使用しているためわざわざ2重にする必要がなかったのではないかといった印象です。触った感じも官給のペラペラ生地より丈夫そうに感じます。

また、BHIの方は両サイドにマチがあるため見た目よりも容量に余裕があります。コンパスや包帯以外も入りそうですし、実際当時のカタログでもハンドカフが添えられていました。小さいユーティリティポーチ的な扱いだったのかもしれませんね。


もちろん、官給のコンパスや圧縮包帯も余裕を持って収めることが可能です。

せっかくなのでベルトキットに加えてみました。なんとなく普通のコンパスポーチよりゴツく感じます。
BTSを採用しているためデューティベルトにも手軽に取付可能ですし、いろんな装備にアクセントとして合わせてみるのも面白そうです。今回はここらへんで終わります。
2021年01月23日
BLACKHAWK! OMEGA GAS MASK POUCH BLACK (Old Gen)
BHI社のレッグガスマスクポーチを入手しました。

表と裏はこんな感じです。


裏にIVS(ゴツゴツクッション)が存在しない頃の旧型ですね。
タグも少し古い感じの鳥+文字タイプです。

前回のホルスター同様の横長な中タグです。
それでは各部を見ていこうと思います。
ガスマスクを入れるメインのポーチは2つのバックルで蓋を固定するシンプルな方式です。

両脇のベロはM1956フィールドパックを彷彿とさせますね。
中にはサブのポケットなどはなく、単純に大きいポーチとなっています。
バックルのウェビングは端部の余りをベルクロで固定可能です。

端末処理要らずで便利そうですね。そういえばレッグマガジンポーチにも同じ機能が搭載されていました。
サイドにはスモールポーチが縫い付けられています。

M40/M42ガスマスクポーチだとサイドポーチはデコンキット用なのですが、これに関してはカタログいわくハンドカフポーチとかユーティリティポーチらしいです。
官給のガスマスクポーチは腰や胴体に回して固定する独特なストラップですが、今回のポーチは通常のレッグポーチ同様にベルトに吊ってレッグストラップで固定する形となります。

レッグストラップは間にコキカンが挟まれているタイプです。ベルトループと分離してベルトポーチにできるタイプのレッグポーチで見かける構造ですね。
因みにですが、前回のホルスター同様に上の方のループの押さえは外れます。もしかするとこれがデフォルトなのかもしれません。

レッグストラップはオメガホルスターやレッグマガジンポーチ同様に滑り止めがない旧型ストラップです。

バックルは00年でした。写真はありませんがメインポケットの小型バックルも同様に00年です。
このレッグストラップを太ももに回して固定することでバタつきを防止できます。
ただ、ショルダーストラップを用いることで肩がけも可能ですし、同年代に見られたベルクロ式ループも搭載されているので直接ベルトに固定することも可能です。
ショルダーストラップは背面のDカンに引っ掛ける形です。

ベルクロ式ループはいつものBTSです。

BTSは内側にオスのベルクロが縫い付けられているため、メスのベルクロが縫い付けられているベルトにガッチリ固定可能です。
因みにですが、体に当たる面にクッションが入っているため、重量物を入れても普通のポーチよりつけ心地は良いかもしれません。
ガスマスクを持ってないのでこれぐらいしか書けませんね。まあ、00年代の米軍で使用例あるため違和感なく装備に混ぜれそうですし、サバゲにおいては使用済みマガジンを放り込むダンプポーチ的な役割に丁度いいかもいしれません。活用していきたいところです。
今回はここらへんで終わります。

表と裏はこんな感じです。


裏にIVS(ゴツゴツクッション)が存在しない頃の旧型ですね。
タグも少し古い感じの鳥+文字タイプです。

前回のホルスター同様の横長な中タグです。
それでは各部を見ていこうと思います。
ガスマスクを入れるメインのポーチは2つのバックルで蓋を固定するシンプルな方式です。

両脇のベロはM1956フィールドパックを彷彿とさせますね。
中にはサブのポケットなどはなく、単純に大きいポーチとなっています。
バックルのウェビングは端部の余りをベルクロで固定可能です。

端末処理要らずで便利そうですね。そういえばレッグマガジンポーチにも同じ機能が搭載されていました。
サイドにはスモールポーチが縫い付けられています。

M40/M42ガスマスクポーチだとサイドポーチはデコンキット用なのですが、これに関してはカタログいわくハンドカフポーチとかユーティリティポーチらしいです。
官給のガスマスクポーチは腰や胴体に回して固定する独特なストラップですが、今回のポーチは通常のレッグポーチ同様にベルトに吊ってレッグストラップで固定する形となります。

レッグストラップは間にコキカンが挟まれているタイプです。ベルトループと分離してベルトポーチにできるタイプのレッグポーチで見かける構造ですね。
因みにですが、前回のホルスター同様に上の方のループの押さえは外れます。もしかするとこれがデフォルトなのかもしれません。

レッグストラップはオメガホルスターやレッグマガジンポーチ同様に滑り止めがない旧型ストラップです。

バックルは00年でした。写真はありませんがメインポケットの小型バックルも同様に00年です。
このレッグストラップを太ももに回して固定することでバタつきを防止できます。
ただ、ショルダーストラップを用いることで肩がけも可能ですし、同年代に見られたベルクロ式ループも搭載されているので直接ベルトに固定することも可能です。
ショルダーストラップは背面のDカンに引っ掛ける形です。

ベルクロ式ループはいつものBTSです。

BTSは内側にオスのベルクロが縫い付けられているため、メスのベルクロが縫い付けられているベルトにガッチリ固定可能です。
因みにですが、体に当たる面にクッションが入っているため、重量物を入れても普通のポーチよりつけ心地は良いかもしれません。
ガスマスクを持ってないのでこれぐらいしか書けませんね。まあ、00年代の米軍で使用例あるため違和感なく装備に混ぜれそうですし、サバゲにおいては使用済みマガジンを放り込むダンプポーチ的な役割に丁度いいかもいしれません。活用していきたいところです。
今回はここらへんで終わります。
2020年01月12日
BLACKHAWK! Double Grenade Accessory Pouch (Old Tag)

BLACKHAWK!のグレネードポーチです。
同社のEODベストで装備を組む時があるのですが、ダミーグレネードを入れる場所が無かったので買いました。
それでは各部を見ていきます。


表裏はこんな感じです。背面のアリスクリップで固定する昔ながらのスタイルです。

フラップはファステックスのみで開け閉めするようにできており、ベルクロなどはありません。シンプルですね。

因みにファステックスはITW製です。キフコではないとなるとアメリカ製なのでしょうか?

ファステックスに繋がるウェビングはある程度の長さが調節できる仕組みです。フラッシュバンなどのダミーグレネードを所持していないため対応機種は不明ですが、大型の手投げシリーズにも対応しているのかもしれません。

また、フラップ根本も面の広いベルクロで固定されているため、こちらを引っ張り出して固定し直すことでフラップの長さも弄れます。これは改良型のOMEGA VESTのマガジンポーチフラップでも見かける機構ですね。

因みに社名タグはフラップ内部の目立たないところに縫い付けられています。
旧タグではありますが、流通量が多く今でもよく見かけるタイプの物ですね。90年代後半から00年代後半ぐらいまで使われていたのではないかと思います。おかげでこのタグだけでは年代把握が困難です……。
ただ、今回のグレネードポーチに関しては年代をある程度推測可能です。というのも、ファステックスがある装備であればそこからファステックスの製造年を読み取ることが出来るからです。そしてファステックスの製造年は00年でした。
00年のバックルが納入後に組み立てられたとなるとポーチの製造年はもう少し後かもしれませんが、だとしても初期アフではオーパーツではないかなと思います。素晴らしいですね。

スモーキーズのダミーグレネードを詰めました。丁度ジャストですね。これは使いやすそうです。
というわけでBLACKHAWK!のグレネードポーチでした。グレネードを2個入れるだけのポーチではありますが、フラップやウェビングで中身に合わせて大きさを調節出来たり、コキカンで端末処理がされていたりと小回りが利いていて流石大手メーカーだなと思います。
また、今回手に入った個体は(恐らく)00年代初期の物でありながら、オレンジや赤への退色が無いという素晴らしい物でした。それでありながら程よい使用感もあり、装備にちょうどいいですね。大切に使っていこうかと思います。
今回はここらへんで終わります。