スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  

Posted by ミリタリーブログ at

2021年12月05日

Laser Product H33R 633R 333R

 Laser Products社のH33Rです。



  H33RはBeretta 92Fに対応するハウジングです。対応モデルが96FだとH37R、USPならH09Rとモデル名が変わっていきます。

 表と裏はこんな感じです。





 スライドスイッチではなくシーソー式スイッチが搭載されている方のウェポンライトです。



 このシーソー式スイッチをONにすることでライトを常時点灯状態にすることが可能です。


 また、ハウジング後方に伸びる"SLIMLINE MOMENTARY SWITCH"は押している間だけライトを点灯することができます。



 H33Rはこのスイッチの上部にある孔をグリップスクリューで留めることで、グリップに巻きつけるような形でM9に固定を行います。

 SLIMLINE MOMWENTRY SWITCHを採用しているモデルはモデル名の末尾にRが付き(例:H33R、H37R)、通常のウェポンライトのような長方形のスイッチだとRが付きません(例:H10、H11)。



 このH33RハウジングにL30を接続するとModel 333R、L60を接続するとModel 633Rになります。




 L30とL60です。L30はR30バルブ、L60はP60バルブを内蔵しています。



 R30バルブとP60バルブ、そして比較用の9VのP90バルブです。パッケージの旧ロゴが良いですね。個人的にはR30のレティクルみたいな旧ロゴが一番好きです。

 P60は65ルーメン、R30に至っては20ルーメン。現行のX300U-Aは1000ルーメンなので物足りないかもしれませんね。





 合体したMODEL 333RとMODEL 633Rです。333RはDL123Aの3V、633RはDL233ACの6Vで駆動します。



 DL233ACです。ウェポンライト用の6Vのリチウム電池です。因みにですが9VはDL323AC、12VだとDL423ACになります。

 当時の多セルウェポンライトの場合、衝撃が加わった際に電池がそれぞれ動き回らないように連結された専用電池が純正品として用意されていました。純正電池がデュラセルのDL123AからSurefireのSF123Aに変更された後はSF223ACやSF323ACとなって販売されました。



 それでは92Fへ取り付けてみようと思います。取り付け先としてWAのM9 ハート・ロッカーverを用意しました。



 H33Rは付属のテイクダウンラッチの軸を挿してM9に吊り下げ取り付けます。




 この窪み部分に純正より長い専用テイクダウンラッチの軸がハマる形です。



 その後、画像中央に見えるイモネジをトリガーガードに押し付けることで完全に固定することができます。


 という訳でM9に取り付けていきます。




 ……。

 取り付きませんね。マルイのM9に取り付かないというのは聞いていましたが、WAのM9にも取り付かないとは……。

 フレームがリアルサイズではないのか、いくらハウジングをM9に押し込んでもテイクダウンラッチの軸が貫通しません。画像より奥に進まず手詰まりです。

 ハウジング側を削れば合わせることはできるかもしれませんが、電動工具等が無いため現実的ではないですね。ここまでのようです。



 オマケに諦めてハウジングを引き抜いてみるとM9は傷だらけでした。HWなので多少の傷なら気にしませんが、ガシガシ傷が入るとちょっとショックです。



 まあ、WAのM9に装着できなかったのは残念ですが、約20年前の絶版光学機器が手に入ったので満足です。

 エアガンだとKSCのM9には無加工で取付可能とのことなので、KSCのM9を用意して再挑戦しようと思います。

 今回はここらへんで終わります。  


Posted by スプリング at 11:08Comments(0)装備アクセサリーSurefire (Laser Products)

2020年11月08日

COLT N1 ストック(旧型)

 実物の旧型ストックを入手しました。メーカー名などの刻印はありませんがCOLT製とのことです。



 今となっては多種多様なストックが存在しますが、個人的には00年代までの古いM4といえばこのストックのイメージです。


 これまで使用していたマルイのストックと比較してみます。





 上がマルイで下が実物です。正直パット見は見分けつかないですね。色味もかなり似ており、実物のほうが若干黒っぽい気がする程度です。

 一応実物の方は筒の横に押しピン跡があります。が、これもよく見ないと分かりません。


 肩に当たる部分もそっくりです。



 トゲトゲの鋭さが異なりますが、どっちも中古なので使用感の差かなといったところです。


 このように大まかに見比べてみるとかなりそっくりです。ただ、よく見ると細かな点で違いが見つかります。

 まずはレバー固定部の構造はかなり異なります。

 マルイの方はイモネジで横から固定してますが、実物はロールピンで固定されています。また、マルイの方はストック内部からプラスネジを通してあるのですが、実物の場合はネジではなくレバーの固定パーツ自体に溝が切ってあるようです。



 構造の違いからかマルイは外観露出部にネジの先端、実物はマイナスのモールドが来てます。ここが一番わかりやすいですね。




 そして実物の方には"N"と"1"の刻印が側面に刻まれています。




 まあ、これもレバーに隠れていて分かりにくいのですが……。

 細かな点に違いはありますが、よく見比べなければ分かりませんね。マルイのストックはかなり再現度が高いようです。

 
 折角なのでVFCのM4に装着してみます。



 マルイのよりレバーが硬い以外は特に問題なく取り付きました。特に違和感もありません。



 Surefire M900(初期型)Aimpoint COMP M XDも取り付けました。00年代初期って感じですね。

 まあレプリカから実物に交換しただけなのであまり見た目は変わりませんでいたが、満足感があるのでOKです。

 後はPEQ2とかも搭載してモリモリにしていきたいですね。

 今回はここらへんで終わります。
  


Posted by スプリング at 14:45Comments(0)装備アクセサリー

2020年05月31日

SUREFIRE M900A-RD-WH Vertical Grip WeaponLight 初期型

 探していたM900の初期型を入手しました。




 M900は2001年発売のウエポンライトです。10年代まで生産されていたロングセラーモデルですね。





 
 裏表はこのようになっています。グリップ一体型のユニークなフォルムが特徴的です。


 上部にはA.R.M.Sのスルーレバーを搭載されており、レバーを回すことでピカティニーレールに対しワンタッチの着脱が可能となっています。



 因みにここがスクリュー式のマウントになると別モデル(M910)になります。


 グリップに関しては前部に4分割のフィンガーチャネル、後部の上から3/4ぐらいまでにフィン状のすべり止めが施されています。ここが初期型ボディの分かりやすい特徴ですね。

 そしてこの内部にCR(SF)123A電池を3本格納する形になります。



 底部のバッテリーキャップはスイッチが存在しないシンプルなタイプです。

 M900といえば90度回して通電をOFFにできるディサブルスイッチが有名ですが、このようなノーマルタイプのキャップも存在します。


 グリップの両側面と親指が来る部分にはそれぞれプッシュスイッチが貼り付けられており、これでライトを操作可能です。




 側面のプッシュスイッチでメインのキセノンライトが点灯します。



 かなり明るいため暗い室内戦や夜戦で活躍するかもしれませんね。



 ランプの明るさは125ルーメンと225ルーメンの2種類が存在しており、写真のような内部のバルブを取り替えることで切替可能です。が、この個体のバルブがどちらかは不明です……。

 後年のバルブだとモデル名の印刷があったのですが……。まあ、125ルーメンのライトと比較して特に明るさの違いは感じなかったため125ルーメンの方だと思います。




 基本的にはグリップのプッシュスイッチでON/OFFの操作を行いますが、連続点灯したい場合はベゼル後端のノブを捻ると点きっぱなしにできます。

 まあキセノンバルブは寿命が寿命ですし、この機能はそこまで出番は無いかもですね。


 裏のプッシュスイッチは上部に備えられたナビゲーションLEDの点灯に使用します。



 こちらはかなり控えめですね。というのも、これは隠密行動時に障害物などを回避するために使用するライトとのことです。

 確かにメインランプだと明るすぎるので敵に位置がバレやすそうですからね。そのため、数ルーメン程度とわざと低めのライトが搭載されています。

 今回入手した個体のランプは白色でした。02年のカタログによると他に青、赤、IR対応を加えた計4種類があるらしいです。


 Z46ベゼルも初期型です。放熱フィンや六角ナットが搭載されておらず、かなりシンプルなフォルムとなっています。ここも使用例の写真などで見分けやすいポイントです。



 M900は短期間で改良されたらしく、放熱フィン付きの中期型になったか不明ですが、02年のウェポンライトカタログでは中期型ベセルが掲載されています。結構直ぐに変わっちゃったみたいですね。

 (因みにですが、その後もM900シリーズは改良は進められ、フィンガーチャンネルが放熱フィンみたいな形になったり、ベゼルの形が更に変更されたりしました。)


 話を戻しますが、M900のベゼルには1.625"対応のフィルター類を装備することが可能となっています。 



 こちらはFM14 BEAMSHAPERです。明かりを散らして広範囲を照らすことができるようになります。



 脇にあるレバーを上げるとロックが解除され、この状態で着脱することができます。



 フィルターを付けるとタダでさえゴツいM900を更にゴツくすることができます。マッシブになりましたね。



 また、FM14は他のフィルターと異なり光を拡散するだけなので、取り付けた状態でも問題なく周囲を照らすことが可能です。

 よくサバゲーでレンズに被弾して割れたという話を聞きますが、このFM14があれば身代わりになってくれそうですね。(といってもこっちも旧型なのでフィルター面に被弾してもショックですが……。)


 M4に装備するとこんな感じです。



 オールドスクール装備な感じでいいですね。重量物が前方に着くため重心が前に動きますが、グリップが備えられているため問題なく操作できそうです。


 さて、肝心の使用例についてですが、初期型M900は00年代初頭に使われていた写真が残っています。

 初期アフSEALとして有名なこのミリフォトで使用されているM900も初期型になります。



 初期型ベゼル特有のギザギザから判断できますね。ただ、グリップ底部のキャップはディサブルスイッチ搭載モデルのようです。



 こちらも同時期(02年1月)の初期アフSEALでの使用例です。ベゼルの形状から初期型だと読み取れますね。



 こちらは03年5月のSEALです。斜め上からの画像ですが、こちらも初期型ベゼルが見えるため判別できます。


 初期アフのウェポンライトといえばODA961の6Zが有名ですが、シンプルな6Zに対してグリップ一体でユニークな形状のM900もいいのではないでしょうか?

 今回はここらへんで終わります。



  


Posted by スプリング at 19:25Comments(0)装備アクセサリーSurefire (Laser Products)

2020年05月02日

BLACKHAWK! weapon catch mk1 (Old Tag)



 BHIのウエポンキャッチを入手しました。





 外観はただの帯ですね。

 ベルトにはベルクロ式のループをベルトに巻きつけて固定します。



 いつもどおりの固定方式です。因みにですが、このBHIのベルトループはBTS(Blackhawak Tactical System)というらしいです。強そうですね。

 縫い付けられたメーカータグはODと黒で異なっており、ODの方はいつもの旧タグ、黒の方は更に昔のタグ(いわゆる鳥タグ)です。ついに鳥タグにも手を出し始めてしまいました……。



 まあ、タグが違うだけで構造に違いはないようです。更にタグはベルトに付けると見えません。残念です。

 内部には樹脂? のインサートが中に挟み込まれており、それにより装備を保持することが可能です。



 また、更にしっかり固定したい場合はベルクロが縫い付けられた蓋でガッチリ巻きつけることも可能です。



 両手を空けたい際にあると便利なホルダーですね。

 余談ですが、BHIは他にもウエポンキャッチを出しており、ポリマー式のフックで無音の開閉が可能なマーク2、ファステックスによりクイックリリース可能なマーク3が存在しています。


 さて、この形状のウエポンキャッチは00年代のSEALにて使用例が散見されます。



 こちらは00年7月のSEAL チーム2だそうです。

 左右の隊員の腰にウエポンキャッチが確認できますね。また、見えにくいですが中央の隊員も同様の箇所にODのウエポンキャッチを装備しているようにも見えます。 


 勿論、黒色の使用例も残っています。



 03年8月のSEAL隊員だそうです。黒のウエポンキャッチを腰に装備していますね。


 まあ、外観からだとメーカーまでは判別できないため、EAGLEやTAGのように他社製の可能性も高いですが……。





 試しにEAGLEのウエポンキャッチと比較するとこんな感じです。ベルトループ部分の構造とフラップの長さぐらいしか違いがないですね。見分けることはなかなか難しそうです。

 ただ、BHIの使用例は多いですし、使用していた可能性は大いに考えられると思います。


 装備に組み込んでみるとこんな感じです。



 シンプルな見た目ながら存在感を放っています。いいアクセントになりそうです。

 今回はここらへんで終わります。









  


Posted by スプリング at 17:05Comments(0)装備アクセサリーBLACKHAWK!

2020年04月20日

米軍 ストロボ FRS/MS-2000M



 突然ですが、米軍のストロボであるMS-2000Mを入手しました。





 00年コントラクトと比較的古い個体です。00年代装備に丁度いいのではないかなと思っています。


 ストロボと言うと、ベトナム戦争時代から存在し、映画『ブラックホークダウン』にも出てくる"SDU-5/E"の方が有名かもしれません。

 しかしこちらが新しい物なだけはあり、SDU-5/Eでは専用の電池が必要でしたが、MS-2000Mは単3電池で駆動します。お手軽ですね。



 市販の電池ですが、25万ルーメンと非常に眩しい光が点滅します。



 更に稼働時間は8時間とのことです。寿命も長いですね。


 また、SDU-5/Eでは外付けだったフィルターも内蔵式となっています。

 まず、スライドを引くことで青色フィルターを装着することができます。



 そして、ただのキャップに見える黒い蓋もIR用のフィルターです。組み換え不要の完全変形なので付属品を無くす心配が無いのはいいですね。


 むき出しでもポーチの中身に丁度いいですが、ストロボといえばユニークな形状のストロボポーチの出番です。

 という訳で、タンスで眠っていたストロボポーチを引っ張り出し、収納してみました。





 このポーチは独特な構造で、裏のハトメと紐を使ってベルトなどに装着します。





 ピストルベルトに横向きで装着したり……



 サスペンダーに縦向きで装着することが可能です。

 調整の幅が大きいのでループに通るなら装着可能です。ただ、完全に固定する場合はダクトテープなどでグルグル巻にしないといけないのが少々不便ですね。


 使用例を見ていきます。

 00年の82空挺です。サスペンダーの右肩にストロボポーチが確認できます。




 02年のSEALです。左肩にグルグル巻で固定してありますね。




 同年の3rd SFGです。ベルトに横向きで取り付けてあります。




 使用例を探してみると、案外グルグル巻じゃない使用例もありますね。なんとなく巻いてあるイメージだったのですが……。(BHDの影響でしょうか?)

 様々な部隊で使用例があるため装備に組み込みやすく、手軽に装備を盛ることができる使いやすい逸品なのではと思います。

 今回はここらへんで終わります。
  


Posted by スプリング at 12:00Comments(0)装備アクセサリー

2019年11月17日

INOVA MICROLIGHT 旧モデル




 INOVAのマイクロライトといえば初期アフお馴染みの小さなライトですが、実は00年代のUNCSBでも使用例があります。そうなると凄く欲しい訳ですね。

 しかし、裏面にスライドスイッチのある旧モデルは全くと言っていいほど見かけません。そんなわけで割と長い間探していたのですが、この度ようやくゲットすることができました。






 こちらです。新品未開封です。パッケージの日焼け具合が歴史を感じさせますね。




 パッケージ裏面には2001年の文字があります。表面にはNEWの文字があったことを考えると、01年に発売されたばかりの頃のモデルということなのかもしれません。






 中身を取り出しました。新品のため傷もない綺麗な状態です。01年製?の割にはスイッチを押すと普通に点灯もしました。てっきり電池は駄目になっているかと思っていましたがラッキーですね。




 DCUのボタン穴に取り付けましたが、こんな感じで捲れた状態でもない限り新旧の違いが分かりにくいですね。現行型はプッシュボタンのモールドが凸で旧型は凹という違いもありますが、これも遠目からだと分かりませんし……。




 また、上から装備を着込んでしまうと全くと言っていいほど見えません。実はこの写真でも首元のボタン穴に付いているのですが……。スカーフやベストに隠れてしまってますね。

 まあ、こんな感じではありますが個人的にはかなり満足です。今回はここらへんで終わります。  


Posted by スプリング at 21:15Comments(2)装備アクセサリー

2019年10月19日

Knight's Armament Company RAS 実物

 今回はKAC(Knight's Armament Company)のRASについて書きます。長年探していてようやく入手することができました。



 RASはRail Adapter Systemの略で、00年代から長年米軍で使用例を見かける素敵なハンドガードです。因みにNSNは1005-01-452-3527で98年取得です。

 さて、今回手に入れた個体を見ていきます。



 RASなのでM4のレシーバーに印字されたレール番号と連続する形でレールに番号が振られてますね。あとネジが根本側にあります。



 実物ですので内部まで作り込まれており、取り付けてしまえば見えない箇所でありますが社名の印字や刻印などがあります。



 上部には社名と製造番号が印刷されています。この製造番号が月/日/年だとすれば00年製造モデルですね。であれば00年代装備に最適な最高のモデルです。



 下部には社名、ロゴ、向きの刻印があります。


 さて、こちらのRASですが、取り付け先はVFCのM4です。



 VFCのM4はデルタリング等の各部パーツがリアル形状であるため、特にパーツ交換などせずにそのまま取り付けが可能です。



 上部レールは根本のネジを緩めた状態で前の板バネをハンドガードキャップ内に入れ込み、根本の爪をデルタリング内に引っ掛けて叩き込みます。(画像は緩め過ぎてネジ取れてますが……)

 その後、ネジを締めてガッチリ固定です。RISと比較するとかなり複雑な構造ですが、その効果は絶大でRIS以上の剛性を持ちます。



 下部レールに関してはRISや樹脂ハンドガード同様に前のキャップに引っ掛けて後ろのスリップリングの中に入れ込みます。こちらはRISから変わりませんね。



 更に同社のレールカバーを装着するとこんな感じです。正直、こうなってしまえばもうレプリカか実物か分かりにくいですね。まあ、個人的には満足したのでOKです。



 初期アフなどでお馴染みのAimpoint Comp M XDを添えました。RASとM XDの組み合わせは一昔前のセットアップって感じですね。渋いです。


 というわけで、今回はここらへんで終わります。  


Posted by スプリング at 23:30Comments(0)装備アクセサリー

2019年02月19日

MMC M9バヨネット ディテールアップ

 今回はMMCのM9バヨネットについて書きます。

 MMCとは昔存在していたエアガンのメーカーらしいですが、その頃には生まれてないのでよく分かりません。分からないメーカーのことは書けません。ググると情報が落っこちているので、詳しくはそちらをお願いします。

 MMCはエアガンも出していたらしいですが、自分はMMCといえばM9バヨネットです。





 これです。なかなか見かけませんが、かなりリアルな作りをしています。

 特に素晴らしいのはベルト用のクリップを再現している点です。



 この部分です。実物もこのようなM12ホルスター同様のクリップで固定する方式なのですが、現行のダミーナイフはどこもループに通すだけの作りとなっています。そこをMMCはしっかり再現しています。



 また、シースの裏の砥石入れるスペースや裏の生地を留めるボタンも再現されています。精巧なレプリカですね。ココらへんも現行のダミー群では再現されていません。どうしてなんでしょう……。

 中身のナイフ自体はラバーのダミーナイフです。安全。



 色や柔らかさは気になるかもしれませんが、飾りなので特に問題はないかと思います。

 とまあ、こんな感じで褒めちぎってばかりですが、気になる点も残念ながら存在します。


 1つ目はワイヤーカッター用フックの角度です。



 ここですね。米軍が採用したM9はこのフックが斜めなのですが、このモデルはシースに対して垂直です。あと、フック下部に余計な突起もついています。民間向けがこのような形らしいので、そちらを再現しているのだと思われます。

 2つ目はグリップのネジです。



 思い切り見えてますね。ベルトに装備してもガッツリ見える位置にネジがあります。ここはとても気になります。

 この2点を改造できれば、より素晴らしいバヨネットになります。という訳で手を加えていきます。


 シース先端の黒い部分は裏のネジ2個で固定されており、それを外すだけで取り外すことが可能です。そして、土台を取り外した状態で更に裏のネジを外すことで、フックも取り除くことができます。

 かなり扱いやすい構造です。邪魔なフックを取り外し、突起をニッパで切り落としました。

 その後、ヤスリで綺麗に跡まで消します。ついでにピンの跡も削って消します。



 スッキリしました。次は、フックの角度を調整します。

 フックは角度が一定になるよう、土台とフックの根本が噛み合うような凹凸の形で成型されています。



 分かりにくいかと思いますが、こんな感じです。

 このままだと角度が変更できないので、土台の凸を彫刻刀の丸刀で削りました。



 これにより、フックの角度を変えることが可能になります。




 フックを取り付け、土台もシースに取り付けました。いい感じになったと思います。


 次はグリップですね。これはグリップの上下を逆にすればなんとかなりそうです。

 このグリップは横と底部のネジで固定されており、それらを外すことで取り外し可能です。

 グリップ内部は片方に突起がついており、そのままでは逆にすることができません。邪魔なので彫刻刀で取り除きます。



 削った後になりますが、削った痕跡がある部分に突起がありました。

 突起もなくなったので、組み立てます。



 組み立て完了です。フックよしでネジ穴も見えません。最高ですね。

 
 と、本体の加工はこれで終了なのですが、今回は更にパーツを追加してリアル化を図ります。

 取り付けるのはこのパーツです。



 そう、シース用のポーチです。M9バヨネットには本来このポーチが付属しているのですが、ダミーM9はMMCもLSもこのポーチが付属していません。

 まあ、使用例だとポーチなかったりとかもするんで、無くてもいいかとは思いますが……。

 個人的には欲しいので探していており、運良く実物を入手することができました。

 早速取り付けてみます。シースの穴に通す形で固定することが可能です。



 最強ですね。パット見だと実物に見えるのではないかと思います。かなり満足です。

 といったところで今回は終わります。  


Posted by スプリング at 22:59Comments(0)装備アクセサリー

2019年01月31日

旧型NVGマウント

 今回は旧型のPASGTヘルメット用NVGマウントについて書きます。

 イラク戦争などで見かけるマウントより前に使用されていたマウントで、このようなセットになっています。



 アーム、マウントベース、ヘルメットに引っ掛けるためのちょんまげですね。

 以前の98年UNCSB装備の考察にもチラッとでてきましたが、90年代後半で使用例を見かけます。

Embed from Getty Images


 99年、コソボの第82空挺師団ですが、中央右側の兵士が使用していますね。

 アームが装着されると見分けにくいですが、アームがない状態だと新型と形状が大きく異なるので見分けることができます。

 また、旧型ベースはネジ止めができないという特徴があります。



 比較対象にACH用の新型ベースを用意しました。(PASGT用は持ってないです……)

 右の新型は中央に穴があるのでネジ止めが可能ですが、左の旧型の中央はアームを固定するための溝であるため穴はなく、ネジ止めが不可能です。

 そのため、旧型はマウントベース下部の爪と後部のフックをそれぞれヘルメットに引っ掛けないと固定できません。



 ここと



 ここですね。まあ、ヘルメットは丸いですし、外れやすいからか、使用例では後部をダクトテープで固められてたりします。

 横から見るとこんな感じです。



 不安定そうな見た目です。ただ、ネジ止めと違い手軽に着脱可能というメリットはあるかなと思います。



 正面からです。これはこれで独特な形でイイですよね。ただ、このベースは滅多に見かけなかったりします……。


 また、ベースに専用の樹脂製アームを装着することで、NVGを装備することができるようになります。



 金属製と違いゴツいですね。先端にNVGのジョイントを差し込みます。



 また、アームの根本はこのようになっており、ネジに挟まれている突起がマウントベースとアームを固定するロック機構となっています。

 人差し指部分にあるレバーを押すことで、テコのようにロックを外すことが可能です。ただ、内部に硬いバネが仕込んであり、ロック解除時にアーム部分などを抑えていると破損しそうです。



 ベースに取り付ける際は、このように上部から差込みます。ロックを外した状態だと奥まで入ります。

 また、アーム土台にには上下でそれぞれアームを固定するための爪があり、この部分にアームを引っ掛けると、バネの力でアームを保持することが可能です。



 こっちが上で固定した時



 こっちが下で固定したときです。かなりがっちり固定できます。

 ただ、爪を押さえるバネが硬く、爪は樹脂なので取扱には注意が必要です。



 ちょうどロックしている状態なので分かりやすかなと思います。ここが破損した個体を見たことあります。

 また、NVGを装着するジョイント部は前後に可能しますが、ここが折れている個体も見たことありますね。

 他にも、サイドにノブがあり、ここを緩めることでNVGの角度を微調整可能だったりしますが、このノブが壊れている個体も見たことがあります。



 ここですね。ぶつけたのでしょうか。

 あとはアームをベースに取り付ける際に強く抑え過ぎたのか、アーム土台の耳が壊れていたりと、見かける個体はどこかが壊れていることが多いです。なんちゅう脆いマウントじゃ。

 今回は破損していない個体をゲットできましたが、結構な時間がかかってしまいました。なんとか手に入ってよかったなと思います。

 今回はこれで終わります。  


Posted by スプリング at 23:26Comments(0)装備アクセサリー