2023年12月19日

VFC Umarex UMP9 GBB Part 2 HKスラップが出来ない不具合

 先日VFCのUMP9を入手しました。

VFC Umarex UMP9 GBB Part 2 HKスラップが出来ない不具合

 で、このUMP9ですが試射をしていると不具合が見つかりました。HKスラップができないというものです。

 射撃中は特に問題が無いのですが、マガジンチェンジをするためにコッキングハンドルを引き、新しいマガジンを挿し、さあボルトを前進させようとコッキングハンドルを叩いてもハンドルが前進しません。どこかが引っ掛かってボルトが動かないようです。HKスラップをしない場合もコッキングハンドルを引いてBB弾を装填しようとするとボルトが前進せずに引っ掛かります。

VFC Umarex UMP9 GBB Part 2 HKスラップが出来ない不具合

 このUMP9はサバゲ用に購入しました。急いでマグチェンジをする場面で閉鎖不良というのは困ります。何かしらの対処が必要です。という訳で、まずはリコイルスプリングを強い物に交換しました。強いバネで無理矢理ボルトを閉鎖し、この動作を繰り返すうちに"アタリ"がでて途中で引っ掛からなくなるようにする作戦ですね。動作不良の原因を探すのが面倒だったとも言います。

 これによりその場しのぎ的な改善が出来たのですが、今度はリコイルスプリングが強すぎて連射して息切れ気味になるとボルトがBB弾を拾いきれずに給弾不良が発生する様になりました。つまりBB弾が出たり出なかったりします。これまたサバゲ中に発生したら困る不具合です。仕方がないので根本的な原因を見つけて対処することにしました。

VFC Umarex UMP9 GBB Part 2 HKスラップが出来ない不具合

 まずはボルトが動く下面に何か引っかかるパーツが無いか確かめるためにテイクダウンします。UMP9は後方のテイクダウンピンを抜くだけでレシーバーを分割できます。

VFC Umarex UMP9 GBB Part 2 HKスラップが出来ない不具合

 レシーバー前方のピンは引っ掛けてあるだけなので後方さえ解放できれば開きながら動かすだけで上下分割が可能です。

VFC Umarex UMP9 GBB Part 2 HKスラップが出来ない不具合

 テイクダウンした状態でストックを折り畳むと後端が解放され、ここからボルトとリコイルスプリング、スプリングガイドを引き抜くことが出来ます。

VFC Umarex UMP9 GBB Part 2 HKスラップが出来ない不具合

 これがUMP9のボルトです。

VFC Umarex UMP9 GBB Part 2 HKスラップが出来ない不具合

 サイズは大きいですが、中身は肉抜きされており非常に軽量です。

 で、このボルト下面とロアレシーバーが接する面を見比べて変に削れている場所が無いかを確認します……が、特に変な削れ方をしている場所はありませんでした。というか、コッキングハンドルを引ききったポジションの時に引っかかるような出っ張りなどは見当たりません。となるとここら辺が原因では無いようです。

VFC Umarex UMP9 GBB Part 2 HKスラップが出来ない不具合

 こうなると怪しいのはコッキングハンドルの方です。こちらを取り外すにはボルトを取り外した状態でハンドルを引き、上面の穴からコッキングハンドルを固定している六角穴付ボルトを取り外し、コッキングハンドルを引き抜いてロックを解除する必要があります。

VFC Umarex UMP9 GBB Part 2 HKスラップが出来ない不具合

 六角穴付ボルトを取り外し、ハンドルを引き抜きました。銀色の小さなばねが見えますが、これがハンドルにテンションを掛けているばねです。着脱時に外れる可能性があるので注意が必要です。

VFC Umarex UMP9 GBB Part 2 HKスラップが出来ない不具合

 コッキングハンドルさえ取り外せばシリンダーはレシーバーの後端から簡単に取り外し可能です。ひっくり返せば落ちてきます。ボルトが原因ではないとなると次に考えたのはこちらがどこかと干渉しているという可能性です。

VFC Umarex UMP9 GBB Part 2 HKスラップが出来ない不具合

 コッキングハンドルを固定するための穴の周囲に補強があり、そこに段差が発生しています。これがどこかで引っかかっているのではないかと考え、デザインナイフとやすりでなだらかになるように成形しました。が、特に効果はありませんでした。無関係のようです。

 どこが引っ掛かっているのか、仮組しつつレバーを前後させ考えているとようやく原因が判明しました。コッキングハンドルとレールが干渉して引っかかっています。

VFC Umarex UMP9 GBB Part 2 HKスラップが出来ない不具合

 写真だと分かりにくいですが、コッキングハンドルが通るレールが後ろに行くにつれて狭まっており、そこにハンドルが掛かってしまっているようです。つまりここを削れば問題なさそうです。という訳でリューターと紙やすりで成形しました。

VFC Umarex UMP9 GBB Part 2 HKスラップが出来ない不具合

 成形後は分解と逆の手順で組み立てます。シリンダーをレシーバーに通し、バネをセットしたハンドルを差し込みます。

VFC Umarex UMP9 GBB Part 2 HKスラップが出来ない不具合

 最後にコッキングハンドルを六角穴付ボルトで固定すれば組み立て完了です。後はボルトとスプリングガイドを組み込みながらレシーバーを閉じれば元通りです。

VFC Umarex UMP9 GBB Part 2 HKスラップが出来ない不具合

 組み立て後にコッキングハンドルを引くと予想通りのようでハンドルは引っ掛からなくなっていました。原因はレールの幅が狭すぎたことだったようです。対処できてよかったです。これで問題なくサバゲでも動かせそうです。今回はここらへんで終わります。




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Posted by スプリング at 12:30│Comments(0)VFC UMP 9
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