2023年08月01日
VFC M4 GBBR その33 外装パーツ組み立て チャンバー交換
VFCのM4です。気になっていた、マグウェルの前にあるパーティングラインを削りって再塗装し、内部パーツのグリスを交換しつつ組み立てました。今回は残りの外装パーツを組み立ていきます。
……の前に前回組み込み忘れたパーツを組み込んでおきます。
左がdnAのスチールセレクター、右がVFCの純正スチールセレクターです。よく見るとセレクターの軸が平らになる手前で盛り上がっている事がわかりますね。
ここはコッキングされていない状態でセーフティを掛けようとした時に、セレクターの軸の角とトリガーの後端が噛み合うことでセーフティに入らないように動きを止めます。純正スチールセレクターよりdnAの方が端部が盛り上がっていて強化されているのでこちらに交換しました。
また、dnAのセレクターに交換したところ、セレクターディテントがゆるく感じたのでカットされていないスプリングに交換したところ、適正なテンションでセレクターの切り替えができました。dnAのセレクターとセレクターディテントスプリングの組み合わせであれば調整無しで運用できるようです。
前回の交換忘れパーツも交換を終えたので、残りの外装パーツもdnAのオプションパーツを組み込みます。
リアルタイプのトリガーガードとスチールマガジンキャッチです。
左がdnAのトリガーガード、右がVFC純正のトリガーガードです。比較してみるとdnAのトリガーガードは銀色のストッパーを固定するパーツがロールピンであることが分かりますね。
この端部にある小さなパーツです。VFCはピンをイモネジで固定しているようですが、dnAは実銃同様にピンをロールピンで固定しています。小さな違いですが、以前から気になっていたので塗装で全パーツをバラしたついでに交換しました。
まずは後端のロールピンを取り付けました。樹脂ハンマーで慎重に入れ込みましたが、専用の治具が欲しくなりますね……。
その後は前方のピンをフレームにはめ込みます。ピンは指で抑えるとバネで縮むので、縮めた状態で入れ込んで固定します。
これでトリガーガードをリアルなタイプに変更することが出来ました。真下から見るようなアングルじゃないと違いは正直分かりませんが……。
次はマガジンキャッチですね。現在装着しているマガジンキャッチもスチールマガジンキャッチなのですが、古いタイプなので現行に比べるとマガジンを保持する位置が少々高く、V3マガジンに対応していません。(叩き込めば入ります)
手持ちのV2マガジンでもマガジンを入れたつもりで入り切っておらず、射撃時にガスが吹き出すトラブルも有りました。スムーズかつ確実なマグチェンジを行うために、マガジンを保持する位置が0.5mmぐらい低くなっている現行仕様のdnAのスチールマガジンキャッチに交換しました。
というわけでトリガーガードをリアルタイプに変更しつつ、セレクター、マガジンキャッチを現行タイプに更新することが出来ました。特にマガジンキャッチは実際に運用する上で重要なパーツだったので効果が大きそうです。
続いてアッパーレシーバーの組み立てですが、塗装するために外していたダストカバーを取り付けます。この際、ここもdnA製のM4用ダストカバーに交換しました。色味が2015年のVFCよりもグレーですね。(K23Bのダストカバーもグレーだったので、今はVFCもこの色味のようです)
また、インナーバレルを組み付ける際にチャンバーを交換しました。K23Bに搭載されていた現行型のM4向けチャンバーです。2015 verではバレルエクステンション側から長い六角レンチでイモネジを操作するタイプでしたが、ホップ調整が面倒だったのでこちらに交換しました。
側面を2個のイモネジで固定するため、一度締めてしまえば勝手に空中分解しないので扱いやすいですね。こちらも先日のURG-Iアッパーのチャンバー同様にUC PRODUCEの押しゴムが使えるホップアームに交換しています。
クルセイダーのアウターバレルはホップ調整用の窓があるためそのまま組み込みが出来ました。購入時はリアルじゃないのでガッカリでしたが、チャンバーを更新することで使い道のある窓になったので良しとします。
というわけでVFC M4A1の組み立てが完了しました。リアサイトにはKACの300m fripサイトを搭載しています。
組み立て後のレシーバーはこんな感じです。キャロムショットのブラックスチールで塗装したものですが違和感なく組み込むことが出来ました。
パーティングラインを切削したマグウェル前方もこんな感じで違和感が無くなりスッキリしています。
マガジンキャッチを現行型に交換したため、V3マガジンもスムーズに着脱できるようになっています。見た目だけでなく、使いやすさも向上しましたね。
というわけでリニューアルを完了したM4A1でした。これで手を加えたかった箇所には一通りて加えることが出来たと思います。ロールピンで固定されたトリガーガード、4ポジションのバッファーチューブ、パーティングラインのないレシーバー、刻印の細いロアレシーバー、ワンピースのアウターバレルと欲しかった要素を搭載することが出来てかなり満足です。というわけで今回はここらへんで終わります。
2023年07月28日
VFC M4 GBBR その32 内部パーツ組み上げ
今回もVFCのM4です。
前回塗装したロアレシーバーに対し、内部パーツを組み付けていきます。
まずはピボットピンとテイクダウンピンを取り付けます。また、ピンを固定するためにバッファーチューブとエンドプレート、キャッスルナットも取り付けました。キャッスルナットは軽く締めただけで本締めはしていません。
写真だとこの段階でセレクターを取り付けていますが、ハンマーとトリガーを組んだ後でもハンマーを倒せばセレクターを着脱できる事に気づきました。ハンマーを倒すとトリガーの後ろが下がるので、セレクターを通すことができるようになるようです。そのため、ここでセレクターを入れる必要はありません。
トリガーは写真のようにバネをセットし、トリガーを引いた時にもとに戻ろうとするテンションがかかるように組み付ける必要があります。
トリガーを内部に仮置きし、間にバネを挟みながらディスコネクターを載せました。
トリガーとディスコネクターの穴を通るようにピンを打ち込みました。これでトリガーを固定できます。
次はハンマーです。ハンマーは本体と左右の軸、間のスプリングワッシャー、バネの計5パーツで構成されています。
スプリングワッシャーは軸を取り付ける際に軸と軸の間に挟むように配置します。このワッシャーがピンを保持するので非常に重要なパーツです。
組み方としては、バネを通してから片方の軸をハンマーに取り付け、スプリングワッシャーを挟みながら反対の軸を取り付ける形です。
ハンマーをレシーバーに入れます。この時、ハンマーのバネの両端はトリガーのピンに載せるように設置します。トリガーピンの端にある溝にトリガーのバネが乗ることで抜けドメになります。合理的ですね。
ハンマーが起き上がろうとする方にテンションが掛かっているか確認しつつ、ピンを取り付けました。先述の抜けドメスプリングワッシャーがあるのでピンはなかなか硬いです。
続いてバルブノッカーを取り付けます。バルブノッカー裏にバネを引っ掛ける突起があるので、そこにテーパー状のバネをハメます。この時、バネが先細りしているほうがバルブノッカーに取り付ける向きになります。
ハンマーの前の溝に設置しました。この時、ノッカーを押すとしっかり押し戻されるか確認します。戻って来ないときはうまくバネがハマっていません。
座金を取り付けました。六角穴付きボルトで固定します。締めすぎるとノッカーの動きが悪くなる場合があるので締めすぎには注意が必要です。
最後にフルオートシアを取り付けます。バネが付いていますが、これを指で抑え、バネの先端をセレクターの軸の前方に引っ掛ける必要があります。ここでセレクターの抜けドメを行うため、セレクターを取り付けるタイミングはこのフルートシアを取り付ける直前がよさそうです。
うまくセレクターに引っ掛けたらピンを打ち込みます。ピンの片方に溝がありますが、マグウェルを前とした時に右側にピンの溝が来るように配置します。フルオートシアに巻いてあるバネの右端が一段低くなっており、ここのバネの端部がピンの溝と噛み合うことで抜けドメになります。
最後にセレクターの抜けドメも兼ねてグリップを取り付けました。というわけで内部パーツはこれで完了です。次回は外部のパーツを取り付けて組み立てを完了させます。今回はここらへんで終わります。
前回塗装したロアレシーバーに対し、内部パーツを組み付けていきます。
まずはピボットピンとテイクダウンピンを取り付けます。また、ピンを固定するためにバッファーチューブとエンドプレート、キャッスルナットも取り付けました。キャッスルナットは軽く締めただけで本締めはしていません。
写真だとこの段階でセレクターを取り付けていますが、ハンマーとトリガーを組んだ後でもハンマーを倒せばセレクターを着脱できる事に気づきました。ハンマーを倒すとトリガーの後ろが下がるので、セレクターを通すことができるようになるようです。そのため、ここでセレクターを入れる必要はありません。
トリガーは写真のようにバネをセットし、トリガーを引いた時にもとに戻ろうとするテンションがかかるように組み付ける必要があります。
トリガーを内部に仮置きし、間にバネを挟みながらディスコネクターを載せました。
トリガーとディスコネクターの穴を通るようにピンを打ち込みました。これでトリガーを固定できます。
次はハンマーです。ハンマーは本体と左右の軸、間のスプリングワッシャー、バネの計5パーツで構成されています。
スプリングワッシャーは軸を取り付ける際に軸と軸の間に挟むように配置します。このワッシャーがピンを保持するので非常に重要なパーツです。
組み方としては、バネを通してから片方の軸をハンマーに取り付け、スプリングワッシャーを挟みながら反対の軸を取り付ける形です。
ハンマーをレシーバーに入れます。この時、ハンマーのバネの両端はトリガーのピンに載せるように設置します。トリガーピンの端にある溝にトリガーのバネが乗ることで抜けドメになります。合理的ですね。
ハンマーが起き上がろうとする方にテンションが掛かっているか確認しつつ、ピンを取り付けました。先述の抜けドメスプリングワッシャーがあるのでピンはなかなか硬いです。
続いてバルブノッカーを取り付けます。バルブノッカー裏にバネを引っ掛ける突起があるので、そこにテーパー状のバネをハメます。この時、バネが先細りしているほうがバルブノッカーに取り付ける向きになります。
ハンマーの前の溝に設置しました。この時、ノッカーを押すとしっかり押し戻されるか確認します。戻って来ないときはうまくバネがハマっていません。
座金を取り付けました。六角穴付きボルトで固定します。締めすぎるとノッカーの動きが悪くなる場合があるので締めすぎには注意が必要です。
最後にフルオートシアを取り付けます。バネが付いていますが、これを指で抑え、バネの先端をセレクターの軸の前方に引っ掛ける必要があります。ここでセレクターの抜けドメを行うため、セレクターを取り付けるタイミングはこのフルートシアを取り付ける直前がよさそうです。
うまくセレクターに引っ掛けたらピンを打ち込みます。ピンの片方に溝がありますが、マグウェルを前とした時に右側にピンの溝が来るように配置します。フルオートシアに巻いてあるバネの右端が一段低くなっており、ここのバネの端部がピンの溝と噛み合うことで抜けドメになります。
最後にセレクターの抜けドメも兼ねてグリップを取り付けました。というわけで内部パーツはこれで完了です。次回は外部のパーツを取り付けて組み立てを完了させます。今回はここらへんで終わります。
2023年07月27日
VFC M4 GBBR その31 ロアレシーバー マグウェル パーティングライン 切削 再塗装
前回、加工と塗装に備えて外装/内装を分解したVFCのM4ですが、今回は実際に手を加えていきます。
削り取る対象はこのマグウェルの前方にあるリブの上下にあるパーティングラインです。ロアレシーバーのパーティングラインは基本的に処理してありますが、マグウェルの前方だけはなぜか微妙に残っています。リブの上下に微妙に見える線がそれです。ついでにリブも削り落とします。
まずはリューターで大まかに削り取りました。後から思うと普通に金属ヤスリで最初から削ったほうが手っ取り早かったです。凸凹になって面倒でした。
続いて金属ヤスリと紙やすりで処理します。基本的にタミヤの3本セットの金属ヤスリで形を整え、320番と600番の紙やすりで仕上げました。
まずは耳の下にあるリブごとパーティングラインを消し去りました。
更に耳の根本にある謎の段差も処理しました。何なんでしょうねこれ。
アッパーレシーバーも正面だけパーティングラインが残っているので同様にヤスリで削っていますが、こちらは斜めに削れないように気をつけながら丁寧にやすりました。
続いて削りかすや油を除去するために中性洗剤で洗い、乾燥後はキャロムショットのブラックスチールで塗装しました。
バッファーチューブを塗装する際にも使用した塗料で、いい感じにグレーっぽい黒なのでVFCの色に馴染みやすいと思います。
塗装を乾かしている間に取り外した金属パーツについている茶色のよく分からないオイルを除去しました。せっかくフレームがキレイになったので、組み込むパーツもリフレッシュします。
公式サイトには1日で完全硬化とありますが、余裕を持って2日間乾かしました。
前部のパーティングラインがちゃんと除去できていますね。
ロアレシーバーは2020のギラギラ塗装が気になったので全体的に塗り直し、アッパーレシーバーはレールの数字を残したかったのと色味に不満がなかったので切削部以外はぼかすようにスプレーを吹いています。
上下を同じ色で塗装したので色味が馴染みましたね。
ロアレシーバーだけでなく、アッパーレシーバーもパーティングラインを除去できました。
レールの番号はしっかり残っています。マスキングの関係でレールの塗装ハゲがそのままになっています。傷があるのに地金が出ていないのも変かと思いそのままにしました。まあ、使用すると更にハゲてくると思うので大丈夫だと思います。
ただ、VFCの300m Fripサイトのネジで傷つけられた最後部のレールはリタッチして誤魔化しています。実物だと発生しない傷は流石に気になりました。
純正の2020アッパーレシーバーと今回塗装した2020ロアレシーバーを合体してみました。純正よりグレーに近くなり、ギラギラした質感が無くなっています。リペイント成功ですね。
純正の2015ロアレシーバーと塗装した2015アッパーレシーバーです。若干グレーがかったことが分かりますが、肉眼だとほぼ違いは分かりません。
というわけで、今回はVFCのM4上下レシーバーを切削して再塗装しました。色味が落ち着き、気になっていたパーティングラインが消えたので満足です。今回はここらへんで終わります。
2023年07月25日
VFC M4 GBBR その30 ロアレシーバー 内部パーツの分解
今回もVFCのM4についてです。
VFCのM4は基本的にリアルな形状をしていると個人的に思いますが、1箇所だけどうしても気になる箇所があります。
それがこのマガジンハウジング前面のパーティングラインです。
調べてみたところGHKのM4にも同様にパーティングラインがあるようですが、そういったモデルも存在するのでしょうか? なんにせよ邪魔なので削り落とそうと思います。
また、VFCのURG-I(2020年)のロアレシーバーは非常にギラギラとした色味で2015年モデルのアッパーと色味と質感が絶妙に異なります。折角なので全体的に塗り直します。というわけで今回は塗装に向けてロアレシーバーの内部パーツを分解します。
アッパーと分解した状態のロアレシーバーを用意しました。塗装のためには全てのパーツを除去する必要があります。
バッファーチューブを引っ掛けスパナで分解します。キャッスルナットを反時計回りに回すことでバッファーチューブの固定を解除することが出来ます。その後、バッファーリテーナーを抑えながらバッファーチューブを回して抜き取りました。
バッファーチューブが無くなったことで、バッファーリテーナーやエンドプレート、テイクダウンピンとディテント、スプリングを取り外すことが出来ました。
同様にピボットピンも分解します。ディテントを抑えた状態でピンを抜き取り、スプリングまで取り外しました。
グリップスクリューを緩め、グリップとセレクターディテント、スプリングを取り外します。
トリガーガードのロールピンをポンチで抜き、トリガーガードも分解しました。
ボルトキャッチを抑えるピンを細いピンポンチで叩いて抜くとボルトキャッチと小さなスプリングを取り外すことが出来ます。ボルトキャッチのピンは脱落防止にOリングが入っているので硬い時があります。
最後にマガジンキャッチを取り外します。ボタンを目一杯押した状態でマガジンを抑える方をクルクル回すと取り外せます。
というわけで外装の分解が完了しました。ここから内装の分解に移ります。
ボルトキャッチで隠れていた六角穴付きボルトを緩め、バルブノッカーと台座を取り外します。バルブノッカーの下には小さなテーパー状のスプリングが隠れているので注意が必要です。
また、今回は2020年モデルなので放出バルブを開放状態で固定する羽みたいなパーツは最初から付属していません。シンプルになるように改良されています。
続けてフルオートシアのピンを抜いて分解します。溝にバネがハマって抜けドメになっているのでちょっと硬いです。
更にハンマーのピンを抜いてハンマーを抜き取ります。ハンマーの軸部分にはパイプ状のパーツが左右についていますが、これはただハマっているだけで普通に外れるので注意が必要です。また、そのパイプに挟まれるように内部にピンの抜けドメのスプリングワッシャーが入っています。それぞれ小さなパーツなのでなくさないように注意します。
トリガーのピンを抜いてトリガーとシアを分解します。間にスプリングが入っているのでなくさないように注意します。
ここまで外すことでようやくセレクターを抜くことが出来ます。トリガーの後ろの出っ張りが邪魔なので最後じゃないとセレクターは抜けません。
というわけでこれで分解が完了しました。
内部パーツがごっそり無くなったのでかなりスッキリしています。これでパーティングラインを処理した後、塗装する前に中性洗剤で洗うときも気にせずにゴシゴシ洗浄できそうです。今回はここらへんで終わります。
VFCのM4は基本的にリアルな形状をしていると個人的に思いますが、1箇所だけどうしても気になる箇所があります。
それがこのマガジンハウジング前面のパーティングラインです。
調べてみたところGHKのM4にも同様にパーティングラインがあるようですが、そういったモデルも存在するのでしょうか? なんにせよ邪魔なので削り落とそうと思います。
また、VFCのURG-I(2020年)のロアレシーバーは非常にギラギラとした色味で2015年モデルのアッパーと色味と質感が絶妙に異なります。折角なので全体的に塗り直します。というわけで今回は塗装に向けてロアレシーバーの内部パーツを分解します。
アッパーと分解した状態のロアレシーバーを用意しました。塗装のためには全てのパーツを除去する必要があります。
バッファーチューブを引っ掛けスパナで分解します。キャッスルナットを反時計回りに回すことでバッファーチューブの固定を解除することが出来ます。その後、バッファーリテーナーを抑えながらバッファーチューブを回して抜き取りました。
バッファーチューブが無くなったことで、バッファーリテーナーやエンドプレート、テイクダウンピンとディテント、スプリングを取り外すことが出来ました。
同様にピボットピンも分解します。ディテントを抑えた状態でピンを抜き取り、スプリングまで取り外しました。
グリップスクリューを緩め、グリップとセレクターディテント、スプリングを取り外します。
トリガーガードのロールピンをポンチで抜き、トリガーガードも分解しました。
ボルトキャッチを抑えるピンを細いピンポンチで叩いて抜くとボルトキャッチと小さなスプリングを取り外すことが出来ます。ボルトキャッチのピンは脱落防止にOリングが入っているので硬い時があります。
最後にマガジンキャッチを取り外します。ボタンを目一杯押した状態でマガジンを抑える方をクルクル回すと取り外せます。
というわけで外装の分解が完了しました。ここから内装の分解に移ります。
ボルトキャッチで隠れていた六角穴付きボルトを緩め、バルブノッカーと台座を取り外します。バルブノッカーの下には小さなテーパー状のスプリングが隠れているので注意が必要です。
また、今回は2020年モデルなので放出バルブを開放状態で固定する羽みたいなパーツは最初から付属していません。シンプルになるように改良されています。
続けてフルオートシアのピンを抜いて分解します。溝にバネがハマって抜けドメになっているのでちょっと硬いです。
更にハンマーのピンを抜いてハンマーを抜き取ります。ハンマーの軸部分にはパイプ状のパーツが左右についていますが、これはただハマっているだけで普通に外れるので注意が必要です。また、そのパイプに挟まれるように内部にピンの抜けドメのスプリングワッシャーが入っています。それぞれ小さなパーツなのでなくさないように注意します。
トリガーのピンを抜いてトリガーとシアを分解します。間にスプリングが入っているのでなくさないように注意します。
ここまで外すことでようやくセレクターを抜くことが出来ます。トリガーの後ろの出っ張りが邪魔なので最後じゃないとセレクターは抜けません。
というわけでこれで分解が完了しました。
内部パーツがごっそり無くなったのでかなりスッキリしています。これでパーティングラインを処理した後、塗装する前に中性洗剤で洗うときも気にせずにゴシゴシ洗浄できそうです。今回はここらへんで終わります。
2023年07月24日
VFC M4 GBBR その29 2020 ロアレシーバー 導入
これまで外装や内装に手を加えてきたVFCのM4ですが、参考資料を入手しました。
アームズマガジン1995年4月号です。M4A1が採用された直後にアームズマガジンが米国のコルト社を訪問取材し、その時のM4A1の写真が掲載されています。95年当時のM4A1がどのような状態だったかを把握できる貴重な資料です。
というわけで当時の写真を眺めていたのですが、あることに気づきました。
「2015年verの刻印、実物より太くない?」
2017verより刻印が太く、クッキリしていたので入手した2015verですが、実物と比較してもちょっと太く感じます。
というわけで、刻印が細くなった後(2020年)に発売されたVFCのURG-Iのロアレシーバーを2015verに組み込もうと思います。
この作業は他にもメリットがあり、2020年モデルはそれまでのモデルで放出バルブを制御していた突起状のパーツが無くして放出バルブをハンマーで直接制御できるように改良されています。これによりボルトの溝を掘ってガスカットのタイミングをわざわざ調整しなくても良くなりました。便利そうなのでその機構もそのまま搭載します。
本当はアッパーレシーバーも移植したかったのですが、個体差なのか2020年モデル同士だとかみ合わせが非常に悪く、テイクダウンピンが硬いだけでなく普通にフレームが割れそうです。あと後端に隙間が空いています。仕方がないのでロアレシーバーだけ移植しました。
移植する際にこれまで搭載してきたdnAのオプションパーツも搭載しようとしたのですが、バッファーリテーナーが引っかかります。純正のリテーナーだとスムーズに動くので、どうやらdnAのリテーナーは少し太いようです。2015のロアレシーバーだと問題なかったのですが……。
仕方がないのでリューターで内部を削りました。引っかかりが無くなったので問題なくdnAのリテーナーを移植できています。
というわけでロアレシーバーを移植した新しいM4A1がこちらです。
若干上下に隙間ができましたが、2015同士で組み合わせたときよりは改善されています。カタツキもマシになりました。許容範囲だと思います。刻印が細くなったのでスマートな感じになりましたね。
というわけで今回は2020のロアレシーバーを移植しました。個人的には満足しましたが、だんだん2015年要素が無くなってきていますね。どこまでがパーツが残っていれば2015なのか悩ましいところです。今回はここらへんで終わります。
2023年07月21日
VFC M4 GBBR その28 dnA バッファーリテーナー 導入
以前、VFCのM4にCARのバッファーチューブを4ポジに改造したものを搭載しました。
動作については特に問題なかったのですが、気づいたらバッファーが勝手に飛び出すようになっていました。組んだ当初はそんなに飛び出さなかったような気がするのですが、ポンポンバッファーが飛びだします。テイクダウンした衝撃でバッファーが溢れます。
また、リテーナーに固定した状態でもバッファーの頭が前のめりになってしまいます。アッパーレシーバーを下ろす時にバッファーを指で押し込まないとスムーズに閉じることが出来ません。
リテーナーの摩耗や変形も考えましたが、見た感じ大きな変形はありません。他に問題があるとすればVFCのバッファーリテーナーとCARのバッファーチューブの相性が悪い可能性があります。
というわけでdnAのリアルタイプのバッファーリテーナーを購入しました。
比較するためにVFCのバッファーリテーナーを取り出します。キャッスルナットを緩め、バッファーチューブを抜くとバッファーリテーナーを開放できます。若干の傷と変形はありますが、やはりそこまで問題はなさそうです。
しかし、dnAのリテーナーと比較すると形状が大きく異なります。dnAのリテーナーは凸がVFCの倍程度長く、強度を高めるためなのか凸の根本が山の裾のように末広がりです。
CARのリテーナーの形状は不明ですが、dnAと同様であれば、それを前提に設計されているバッファーチューブと凸が小さいVFCのリテーナーの相性が悪いというのは有り得そうです。組み立てて確認してみます。
VFCのフレームに特に問題なく収まりました。あんまり違いは感じませんね。
バッファーを入れたところ、明らかに角度が変わりました。凸が長いのでそれだけバッファーの頭を抑えることが出来、前のめりが若干改善されています。
アッパーフレームもスムーズに閉じることができるようになりました。やはりリテーナーの凸の長さが問題だったようです。
テイクダウンするとバッファーが飛び出すのが邪魔だったので改善されて満足です。また、リテーナーの形状がリアルになったのもいいですね。今回はここらへんで終わります。
2023年07月17日
VFC M4 GBBR その27 dnA テイクダウン / ピボット ピン ディテント スプリング 導入
VFCのM4ですが、前回。セレクターディテントスプリングをdnAのリアルな形状のものに変更しました。
しかし、テイクダウンピンとピボットピンのディテントとスプリングはVFC純正のままでしたので、今回はこちらもdnAのオプションパーツに交換します。
なぜかといえばバッファーチューブを交換時にテイクダウンピンのスプリングを紛失したからです。実は適当なバネ棒で代用していました。結局、数日後に部屋を掃除している際に発見しましたが、既にdnAのスプリングをポチった後だったので交換しようと思います。
純正のディテントとスプリングを取り出しました。dnAのオプション品と並べると形状が大きく異なる事がわかりますね。dnAのほうがディテントの形状、バネのピッチがリアルに思えます。
バッファーチューブを取り付ける前にディテントとスプリングを挿入します。バネの頭が飛び出す形になります。
キャッスルナットとレシーバーエンドプレートをバッファーチューブに通してレシーバーに取り付けます。この際、回転するエンドプレートにスプリングが巻き込まれるとスプリングが変に伸びて変形してしまします。かといってスプリングを抑えながらバッファーチューブを回していると、ふとした時にスプリングを飛ばすのでそれはそれで注意が必要です(純正スプリングを紛失した原因がこれです)。
満足する位置までバッファーチューブを通した後はキャッスルナットで締めて固定します。この際、溝に合う引っ掛けスパナを使いガッシリ固定します。ガスブロなので射撃中に緩む可能性があるからです。なんなら実銃同様にポンチでちゃんと固定するほうが確実かもしれませんね。
リアルな形状のディテントやスプリングですが、組み込んでしまえばピンの開放時に隙間からちょっと見えるだけですね。
続いてピボットピンのディテントとスプリングも交換しました。
こちらはスプリングのピッチが変わったことが窓から見えるので微妙に変えた効果が出てますね。ピボットピンも後方に切り欠きがあるので閉鎖状態でもディテントが見えています。
組み込みが完了したのでバッファーを戻して組み立てます。
バネのピッチが狭くなったのでピンが動かなくなるのではと危惧していましたが、ちょっと硬くなっただけで問題なくテイクダウンは可能です。むしろカッチリ固定されるようになったので満足です。今回はここらへんで終わります。
しかし、テイクダウンピンとピボットピンのディテントとスプリングはVFC純正のままでしたので、今回はこちらもdnAのオプションパーツに交換します。
なぜかといえばバッファーチューブを交換時にテイクダウンピンのスプリングを紛失したからです。実は適当なバネ棒で代用していました。結局、数日後に部屋を掃除している際に発見しましたが、既にdnAのスプリングをポチった後だったので交換しようと思います。
純正のディテントとスプリングを取り出しました。dnAのオプション品と並べると形状が大きく異なる事がわかりますね。dnAのほうがディテントの形状、バネのピッチがリアルに思えます。
バッファーチューブを取り付ける前にディテントとスプリングを挿入します。バネの頭が飛び出す形になります。
キャッスルナットとレシーバーエンドプレートをバッファーチューブに通してレシーバーに取り付けます。この際、回転するエンドプレートにスプリングが巻き込まれるとスプリングが変に伸びて変形してしまします。かといってスプリングを抑えながらバッファーチューブを回していると、ふとした時にスプリングを飛ばすのでそれはそれで注意が必要です(純正スプリングを紛失した原因がこれです)。
満足する位置までバッファーチューブを通した後はキャッスルナットで締めて固定します。この際、溝に合う引っ掛けスパナを使いガッシリ固定します。ガスブロなので射撃中に緩む可能性があるからです。なんなら実銃同様にポンチでちゃんと固定するほうが確実かもしれませんね。
リアルな形状のディテントやスプリングですが、組み込んでしまえばピンの開放時に隙間からちょっと見えるだけですね。
続いてピボットピンのディテントとスプリングも交換しました。
こちらはスプリングのピッチが変わったことが窓から見えるので微妙に変えた効果が出てますね。ピボットピンも後方に切り欠きがあるので閉鎖状態でもディテントが見えています。
組み込みが完了したのでバッファーを戻して組み立てます。
バネのピッチが狭くなったのでピンが動かなくなるのではと危惧していましたが、ちょっと硬くなっただけで問題なくテイクダウンは可能です。むしろカッチリ固定されるようになったので満足です。今回はここらへんで終わります。
2023年07月15日
VFC M4 GBBR その26 KAC Folding Rear Sight, 300 Meter
KACことKnight's Armament Co.の300m フリップサイトです。VFCのM4に搭載するために購入しました。
初期アフではODA961でのCOMP M XDの後ろに装備してある使用例が有名ですね。
他にも初期アフ全体で見るとホロサイトやACOGと併用している使用例も残っています。
当時としては一般的なバックアップサイトなので汎用性がありますし、せっかくなので実物を購入してみました。
VFCのレプリカと比較してみます。
左が実物、右はVFCのレプリカです。並べてみるとVFCはかなり精巧に再現していることが分かります。レプリカながら板バネでサイトをしっかり保持しており、クリック感もあってサバゲ用途であればVFCの物でも問題なく運用できそうです。
厳密に比較してみるとVFC製のレプリカは側面にパーティングラインがあったり、サイト部分がザラザラした質感だったりと微妙に違いはありますが、なによりも大きな違いは裏面にあります。
300mフリップサイトはマイナスネジで留め具を締めてレールに固定する構造ですが、VFCのレプリカはこのネジがレールに接する面まで切られています。
それにより取り付けるとM4のレールがガリガリ削られます。実物はレールに面する箇所はネジが切られておらず、このような傷は発生しません。この違いは大きいです。
VFCのレプリカを使うときは、使用しないネジ部分はヤスリで削って軸を痩せさせておいたほうが無難だと思います。
また、実物はネジが切られている部分にインサートが仕込まれています。削れ防止とかでしょうか?
後は実物に付属するパーツとしてこの"peep aperture"が存在します。
実物はこれを背面から取り付けることでサイトの穴を小さくし、より精密な照準が可能になります。
小さな樹脂パーツですが、これがあると雰囲気が結構変わります。
レプリカに取付可能か確かめようかと思いましたがレプリカ相手だとかなりタイトです。押し込めばハマるかもしれませんが、固定用の爪が折れると困るので断念しました。
VFCのM4に取り付けました。マイナスドライバーで固定するため、ネジ一本での固定ながらガッチリ固定することが可能です。かなりコンパクトです。
一コマしか使わないため、他のレールはそのまま使用できます。自由度が高いですね。
キャリングハンドルと並べるとスケールの差が歴然です。しかし、A2以降のリアサイトは左右だけでなくリアサイトの高さも調整できるため、その点では300mフリップサイトよりキャリングハンドルのほうが勝っているようです。
左右調整のノブは同じ大きさ、機能のものが搭載されています。素手で調整できるためゼロインがやりやすいです。
展開は指で行います。板バネで保持しているのでパチン、パチンと収納、展開状態でしっかり固定されます。
フリップサイトだけでサイティングするとこんな感じです。1枚目がピープアパーチャーなし、2枚目がピープアパーチャーありです。確かに穴が小さくなったので狙いが定めやすくなっています。
折りたたみサイトなので光学機器も干渉することなく搭載することが可能です。Aimpoint社のComp M XDを前方に載せました。
コンパクトなフリップサイトなので折りたたんだ状態ではドットサイトは通常通り使用できます。
それでいていざというときは跳ね上げるだけでアイアンサイトになるのでなかなか使い勝手が良いと思います。
というわけでKACの300m フリップサイトでした。ドットサイト単体だとバックアップ用のアイアンサイトが欲しかったので満足です。今回はここらへんで終わります。
2023年07月14日
VFC M4 GBBR その25 ボルトキャリア 穴あけリベンジ
前回、VFCのM4用ボルトキャリアの開孔に挑戦し、見事に微妙な出来となりました。
というわけで今回はリベンジを行います。新しく亜鉛のボルトキャリアを購入しました。単品でバラ売りしているとリカバリーが効くので助かります。
前回の反省点は
1. 斜めなので開孔時に狙い位置から穴がズレた
2. 開口部だけ亜鉛がむき出しなので目立つ
の2点です。
ドリルの先端がズレないようにポンチでしっかりとマーキングを行います。
……のつもりでしたが、ポンチがあまりにも強すぎてボルトキャリアに既に穴が空いてしまいました。亜鉛は予想以上に柔らかいですね。
電動ドリルで穴あけを行うつもりでしたが、これならリューターにドリルを付けたほうがやりやすそうです。1mm、2mm、3mmと経を大きくしつつ、位置を調整しながら穴を開けました。
ポンチでしっかりとマーキンを行い、下穴を使って微調整をし、小回りの効くリューターで作業したことで見事に狙い通りの位置の開孔に成功しました。
穴だけ目立つのであれば凹み部分すべてブルーイングすればいいのではないかと考え、凹み部分の表面をヤスリで研磨し部分的にブルーイングを行ってみました。
仮組みしてみるとこんな感じです。うーん、流石にブルーイング部と非ブルーイング部の色味の差が分かってしまいますね。
仕方がないのでステンレスのブラシで表面を荒らし、研磨してポートから見える範囲全てにブルーイングを施しました。
これで部分的な色味の差はな無くなりました。いい感じですね。
失敗した前回と並べてみると、穴の大きさ、位置、そしてボルトの表面仕上の差が歴然です。かなり雰囲気が出ましたね。
これなら組み込むとかなりいい感じになりそうです。
自分が持っているM4は2015年verでボルトキャリア側でガスカットのタイミングを調整する仕様です。元のボルトキャリアに合わせて溝を大きくし、ガスの放出量を調整しています。
で、組み立てようと思ったのですが、上部のパーツの形状が変更されています。2015年verでは六角穴付きボルトで固定されていた部分のネジが無くなっています。
確かに更に上から押さえつけられるので不要そうにも見えますが、動き回るボルトキャリアにフリーなパーツがあるのも怖いので2015年の固定式のパーツを移植します。ネジは切られているようで問題なく組み立てできました。コストカットなのでしょうか?
また、ノズルについても交換したOリングがスカスカです。どうやらボルトキャリアの内径が大きく変更されたようです。交換前のやけに大きいOリングに戻したところ、スムーズに動作しました。
2015年verのOリングが大きい問題に対し、Oリングを小さくするのではなくボルトの内径を大きくすることで対処したということなのでしょうか……。謎です。
組み立て完了した姿がこちらです。表面が荒れているように見えるのはグリスを塗布して慣らしているところだからです。
組み込んでみるとこんな感じです。全体的にブルーイングを行ったことで色味が統一され、キレイになりましたね。雰囲気が良くなったように思います。
開孔前後の写真を並べると一目瞭然です。といっても基本的にダストカバーは閉じているのでなかなか見える場所ではないですが……。
まあ、個人的に満足できる状態になったのでいいと思います。今回はここらへんで終わります。
2023年07月13日
VFC M4 GBBR その24 CAR バッファーチューブ 面取り処理
前回、CARの2ポジションバッファーチューブにドリルで穴を開け、それをVFCのM4に取り付けました。
しかし、しばらく伸縮して空撃ちなどをして遊んでいると問題点が見つかりました。
前回の写真ですが、バッファーチューブの後端に白い粉のようなものが付着しているのが分かりますね。これはゴミだと思っていたのですが、どうやらストックが削れているということが分かりました。
取り外したN1ストックです。よく見ると内面に傷が入っているのは分かりますね。どうやらCARのバッファーチューブが尖すぎて伸縮のたびに内面が削れてしまっているようです。
CARのバッファーチューブは各部のエッジが鋭く、特に後端の角がストックを傷つけているようです。で、実物のバッファーチューブを調べてみましたがどうやらここまで角は鋭くないようです。
01年当時のM4後端が右端に写っていますが、角の部分だけ光が反射して白くなっています。面取りしてあるように見えますね。
というわけでリアル化と実物ストックの保護を兼ねてCARのバッファーチューブに面取り処理を行います。
といってもリューターで角を落として紙やすりで形を整えただけです。で、角だけ塗装が剥げてしまったので色を塗る必要があります。
塗装に使用するのはキャロムショットのブラックスチールです。以前、純正バッファーチューブを塗装したときにも使用したものです。
加工失敗した方のCARのバッファーチューブに吹いてみたところ、予想以上に同じ色だったのでもうマスキングをせずにそのまま塗っていこうと思います。
中性洗剤で洗って脱脂し、乾燥後にブラックスチールを馴染ませるように少しずつ吹き付けていきました。塗装が剥げた部分を重点的に塗装しただけなのですが、元の塗装にキレイに馴染んで境目は分かりませんね。
純正バッファーチューブと比較してみるとこんな感じです。若干CARの方がグレーっぽく見えますね。純正チューブをタッチアップするときはちゃんとマスキングしたほうがいいかもしれませんね。
後端は蓋の有無だけでなく面取りまで加わったのでかなり印象が変わりました。VFCのバッファーチューブの形状が結構違うことがよく分かります。
シリコンオイルを塗布してVFCのM4にインストールします。鈍い光沢がいいですね。
組み込んでみるとこんな感じです。予想以上によく見えませんね。正直、あんまり雰囲気は変わりませんでした……。ただ、角が落ちたので伸縮時にストックを傷つけないようになったと思います。
また、展開時の裏面は面取りで印象が柔らかくなりました。リアルになったと思います。
4ポジなのも合わせてまさにオールドM4といった感じですね。かなり満足です。
というわけでCARのバッファーチューブのエッジ処理でした。手軽に雰囲気を向上できたと思います。今回はここらへんで終わります。
しかし、しばらく伸縮して空撃ちなどをして遊んでいると問題点が見つかりました。
前回の写真ですが、バッファーチューブの後端に白い粉のようなものが付着しているのが分かりますね。これはゴミだと思っていたのですが、どうやらストックが削れているということが分かりました。
取り外したN1ストックです。よく見ると内面に傷が入っているのは分かりますね。どうやらCARのバッファーチューブが尖すぎて伸縮のたびに内面が削れてしまっているようです。
CARのバッファーチューブは各部のエッジが鋭く、特に後端の角がストックを傷つけているようです。で、実物のバッファーチューブを調べてみましたがどうやらここまで角は鋭くないようです。
01年当時のM4後端が右端に写っていますが、角の部分だけ光が反射して白くなっています。面取りしてあるように見えますね。
というわけでリアル化と実物ストックの保護を兼ねてCARのバッファーチューブに面取り処理を行います。
といってもリューターで角を落として紙やすりで形を整えただけです。で、角だけ塗装が剥げてしまったので色を塗る必要があります。
塗装に使用するのはキャロムショットのブラックスチールです。以前、純正バッファーチューブを塗装したときにも使用したものです。
加工失敗した方のCARのバッファーチューブに吹いてみたところ、予想以上に同じ色だったのでもうマスキングをせずにそのまま塗っていこうと思います。
中性洗剤で洗って脱脂し、乾燥後にブラックスチールを馴染ませるように少しずつ吹き付けていきました。塗装が剥げた部分を重点的に塗装しただけなのですが、元の塗装にキレイに馴染んで境目は分かりませんね。
純正バッファーチューブと比較してみるとこんな感じです。若干CARの方がグレーっぽく見えますね。純正チューブをタッチアップするときはちゃんとマスキングしたほうがいいかもしれませんね。
後端は蓋の有無だけでなく面取りまで加わったのでかなり印象が変わりました。VFCのバッファーチューブの形状が結構違うことがよく分かります。
シリコンオイルを塗布してVFCのM4にインストールします。鈍い光沢がいいですね。
組み込んでみるとこんな感じです。予想以上によく見えませんね。正直、あんまり雰囲気は変わりませんでした……。ただ、角が落ちたので伸縮時にストックを傷つけないようになったと思います。
また、展開時の裏面は面取りで印象が柔らかくなりました。リアルになったと思います。
4ポジなのも合わせてまさにオールドM4といった感じですね。かなり満足です。
というわけでCARのバッファーチューブのエッジ処理でした。手軽に雰囲気を向上できたと思います。今回はここらへんで終わります。