2020年01月12日
BLACKHAWK! Double Grenade Accessory Pouch (Old Tag)

BLACKHAWK!のグレネードポーチです。
同社のEODベストで装備を組む時があるのですが、ダミーグレネードを入れる場所が無かったので買いました。
それでは各部を見ていきます。


表裏はこんな感じです。背面のアリスクリップで固定する昔ながらのスタイルです。

フラップはファステックスのみで開け閉めするようにできており、ベルクロなどはありません。シンプルですね。

因みにファステックスはITW製です。キフコではないとなるとアメリカ製なのでしょうか?

ファステックスに繋がるウェビングはある程度の長さが調節できる仕組みです。フラッシュバンなどのダミーグレネードを所持していないため対応機種は不明ですが、大型の手投げシリーズにも対応しているのかもしれません。

また、フラップ根本も面の広いベルクロで固定されているため、こちらを引っ張り出して固定し直すことでフラップの長さも弄れます。これは改良型のOMEGA VESTのマガジンポーチフラップでも見かける機構ですね。

因みに社名タグはフラップ内部の目立たないところに縫い付けられています。
旧タグではありますが、流通量が多く今でもよく見かけるタイプの物ですね。90年代後半から00年代後半ぐらいまで使われていたのではないかと思います。おかげでこのタグだけでは年代把握が困難です……。
ただ、今回のグレネードポーチに関しては年代をある程度推測可能です。というのも、ファステックスがある装備であればそこからファステックスの製造年を読み取ることが出来るからです。そしてファステックスの製造年は00年でした。
00年のバックルが納入後に組み立てられたとなるとポーチの製造年はもう少し後かもしれませんが、だとしても初期アフではオーパーツではないかなと思います。素晴らしいですね。

スモーキーズのダミーグレネードを詰めました。丁度ジャストですね。これは使いやすそうです。
というわけでBLACKHAWK!のグレネードポーチでした。グレネードを2個入れるだけのポーチではありますが、フラップやウェビングで中身に合わせて大きさを調節出来たり、コキカンで端末処理がされていたりと小回りが利いていて流石大手メーカーだなと思います。
また、今回手に入った個体は(恐らく)00年代初期の物でありながら、オレンジや赤への退色が無いという素晴らしい物でした。それでありながら程よい使用感もあり、装備にちょうどいいですね。大切に使っていこうかと思います。
今回はここらへんで終わります。