2021年08月29日

EAGLE SAS M-16 MAGAZINE POUCH

EAGLE SAS M-16 MAGAZINE POUCH


 EAGLE社製のSAS M-16 マガジンポーチを入手しました。

EAGLE SAS M-16 MAGAZINE POUCH

EAGLE SAS M-16 MAGAZINE POUCH

 表と裏はこのようになっています。

EAGLE SAS M-16 MAGAZINE POUCH

 タグは布製になる前の樹脂製のタグです。

EAGLE SAS M-16 MAGAZINE POUCH

 バックルの生産年が92年なのと合わせて見るとそこそこ古いモデルのようです。

EAGLE SAS M-16 MAGAZINE POUCH

 正面のポケットには1本ずつ、計2本のSTANAGマガジンが収まります。


 次は各部の構造を見ていきます。

EAGLE SAS M-16 MAGAZINE POUCH

 2つの角カンにベルクロ付きウェビングを通し、折り返して固定するという古いEAGLE製品に見られるレッグストラップです。ガッチリ固定できます。

EAGLE SAS M-16 MAGAZINE POUCH

 上部にはヒップポーチの高さで固定できる留め具とレッグポーチの高さで固定できる留め具がそれぞれ取り付けられています。どちらも取り外し可能です。

EAGLE SAS M-16 MAGAZINE POUCH

 レッグストラップの下にはアリスクリップを取付可能なベースが縫い付けられているため、上部の留め具を取り外してベルトポーチとしても使用可能です。


 こちら当時のタグも付属していました。

EAGLE SAS M-16 MAGAZINE POUCH

EAGLE SAS M-16 MAGAZINE POUCH

 貴重な資料ですね。


 折角なのでBHIのOMEGA M-16 MAG POUCHと比較してみます。

EAGLE SAS M-16 MAGAZINE POUCH

 バックルの年代をそのまま受け取れば92年と97年と5年の差があります。

 色味についてはBHIの方が薄いです。ただ、これは前回のスペシャルオペレーションズホルスターを比較した際でもアメリカ製と韓国製では韓国製のほうが色が薄かったので韓国製BHIナイロンの特徴なのかもしれません。


 メインとなるマガジンポーチですが、フラップについては特に違いがありません。
EAGLE SAS M-16 MAGAZINE POUCH

 縫い目もソックリですね。

EAGLE SAS M-16 MAGAZINE POUCH

 ポケット部はそれなりに違いがあり、BHIの方が浅くフチのバイアステープが大きいです。

EAGLE SAS M-16 MAGAZINE POUCH

 ポケットの裁縫自体もEAGLEは根本でマチを作っているのに対し、BHIは立体的に縫われています。

EAGLE SAS M-16 MAGAZINE POUCH

 レッグポーチやヒップポーチとして使用する際の留め具の固定方式も異なります。EAGLEが四角カンに対しBHIはコキカンです。BHIの方は取り外しにくですね……。

 また、レッグポーチ→ヒップポーチへの切り替えにEAGLEは上部の留め具を取り外すのに対し、BHIはそのままベルクロの位置を変更するだけで調整できます。この構造の違いからBHIの方が細かく位置を調整できます。EAGLEはMK3ホルスター、BHIはMK5ホルスターに似た固定方式ですね。


 あとはレッグストラップですが、EAGLEが複雑な折返し式なのに対しBHIはシンプルなバックル式です。使用例を見ていると休憩中らしき場面ではレッグポーチのバックルを外していたりするため、そういった面ではBHIの方が便利かもしれません。


 構造が似ていることで有名なEAGLEとBHIのナイロン製品ですが、実際に入手して比較してみると割と違いがあるのが面白いですね。


 というわけでSAS M-16 MAG POUCHでした。MK5ホルスターのような同様のレッグストラップを持つ古い装備と合わせて使用すると統一感が出せていいかもしれません。活用していたいところです。今回はここらへんで終わります。




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この記事へのコメント
多分?
知ってる人は少ないはずです。
シールズならば、アクアラング製
フィンをDカンで!
このフィンは探せないかも。
Posted by ホルスター at 2021年08月29日 22:54
追伸!
ブーニーハットもあると幅がでます。
ちょっと特殊で、つばの長い奴です。
まだまだ沢山ありますよ。
Posted by ホルスター at 2021年08月29日 22:57
90年までの装備は、今からでは
難しいと。
海外のコレクターから引っ張らないと。
20年前はかなり凝りましたが、全て売却してしまい
残念です。
ヤードと言う場所にも転がってましたよ。
沖縄にもありました。
Posted by ホルスター at 2021年08月29日 23:03
80年後期から90年前期は、なかり渋いです。
今現在の装備は、お金さえあれば、容易く入手可能ですが、
あの当時の装備品は、マニアが抑えているので
難しいはずです。
いまからでは、全てが中途半端になりかねないと。
Posted by ホルスター at 2021年08月29日 23:07
>ホルスターさん
コメントありがとうございます。
このレッグマグポーチもコレクター(おそらく)がまとめて売りに出した装備の1つでした。そういった当時のコレクターが手放す機会でないと状態のいい装備とは巡り会えないですね……。また、人気が高くオークションではびっくりするような値段になるのも悩ましいところです。

中途半端にならないようにチャンスを逃さず確保していきたいところです。ブーニーやフィン、ダイバーコンパスといったシール特有の装備も徐々に手を伸ばしていきたいです。
Posted by スプリングスプリング at 2021年08月30日 00:19
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