2024年02月18日
TACTICAL TAILOR Modular Assault Vests "MAV" OD (two-piece) 2
前回のMAV 2Pですが、サバゲーに使用することを考えるとバンジーコードが伸びきっていて弾性が無くマガジンを保持できないのはちょっと不便です。また、垂れ下がったバンジーコードと白化したプラバーツは見栄えが良くありません。
ということでバンジーコードとプラパーツのリフレッシュを行いたいと思います。
まずは手軽に行えるプラパーツの手入れです。
LC-2ピストルベルトのバックルをはじめとしたプラスチックパーツはまれに白く劣化しているものが混じっている時があります。ベランダに放置しているハンガーや洗濯ばさみも気が付いたら白くなっていますが同じなんでしょうか? であれば紫外線が原因とかでしょうか……。
軽い白化であればシリコンスプレーを塗布して擦ることで綺麗にすることが出来ます。ただ、吹きすぎるとテカテカになるので注意が必要です。
余分なシリコンをふき取りました。白くなくなったので装備に組み込んでも目立たなさそうですね。
続いてバンジーコードです。本来はこのバンジーコードを調整することでポーチを締め付け、マガジンを確実に保持するcinch systemですが、付属のコードは使い込まれたのかただの紐になっているので使用不可能です。
劣化したコードを取り外しました。かなり細くなっているのが分かりますね。
コードストッパーについては特に破損が見られなかったので再利用します。装備によってはコードストッパーが経年劣化で砕けたりするのですが、TAC-Tが使用しているコードストッパーは大丈夫なようです。
ついでにポーチ類も全て取り外しました。ベルクロを開閉するたびに土埃(?)が漂うのでパーツ交換ついでに洗います。
どのように使われていたのか不明ですが、水が濁る程度に汚れていました。ぬるま湯と素手で優しく洗った後は日陰で乾かします。
乾燥したベストとポケットを回収しました。放出品にありがちな倉庫みたいな匂いも多少マシになりました。
それでは本来の目的であるバンジーコードの交換です。 新しいバンジーコードをネットで購入しました。あらかじめポケットのサイズに合わせてカットしておきます。
また、そのままだと端部から解れてしまうのでライターで軽くあぶります。あぶりすぎると中のゴムが解けてべとべとしてしまうので注意が必要です。
ダブルマガジンポケットとトリプルマガジンポケットにそれぞれバンジーコードを通していきます。
MAV 1Pのバンジーコードを参考にし、マガジンを満杯まで入れた状態でテンションが掛からないぐらいのところでコードストッパーを通して端部を結んだ状態で少し余る程度の長さにしています。
4個ともコードの交換が完了しました。
マガジンの保持が可能なり、コードの余りとプラパーツの白化が無くなったので見栄えも良くなりました。後は好きなパーツを組み合わせて自分好みの2Pを組みたいところです。今回はここらへんで終わります。
2024年02月12日
TACTICAL TAILOR Modular Assault Vests "MAV" OD (two-piece)
TACTICAL TAILORのMAV 2Pを入手しました。
タグは布製でロゴが記されたものが縫い付けられています。
MAV 1Pを並べてみるとこんな感じです。
1Pと2Pの違いは正面のバックルの有無にあります。このバックルを開閉することで1Pのように頭を通さずにスムーズな着脱が可能です。
当時は「長時間匍匐する際に正面を開放できる」、「迅速に脱ぐことができる」点が1Pに対するメリットとして挙げられていました。逆に1Pは真正面にPALSがあるので「ポケット(当時のMAVの各ポーチはポケットという名称でした)を配置できる自由度が高い」という扱いです。
他にも、構造の違いでポケットの配置も異なります。MAVにはマップ等の小物を収納可能なポケットが本体にありますが、正面にポケットがある1Pに対して2Pは正面がバックルなのでそれを挟むように両サイドにポケットが配置されています。
ポケット内は特に仕切りなどもなく、生地と生地の間のスペースをそのままポケットにしているシンプルな構造になっています。
また、00年から01年7月までのバックルを使用していた1Pに対し、こちらの2Pは01年12月のバックルを使用しており若干後に生産されたモデルと考えられます。その影響からか、1Pでは黒色のベルクロだった部分が全てODのベルクロになっています。ということはここら辺でODに移行したのかもしれませんね。
それぞれ1Pと2Pに付属していたスモールユーティリティポケット、ラージユーティリティポケットです。ベルクロの色が違うと微妙に印象が変わりますね。
それではMAV 2P本体を見ていこうと思います。
すべてのポーチを取り外した状態はこんな感じです。正面のバックルが分かりやすいですね。縦3列のPALSで自由度がありそうに見えますが、ラージユーティリティポケットやマガジンポケットは縦3列を占有するので縦方向の自由度はほぼありません。ポーチの順番を入れ替えるか、唯一2列しか占有しないスモールユーティリティポケットを上下に動かすぐらいですね。
ただ、社外ポーチを導入すると話が変わります。MALICEクリップには短いSサイズと長いLサイズがありますが、SサイズはTAC-T曰く「ALICE クリップを使用するほとんどのアイテムにフィット」ということでALICEクリップを使用する装具のクリップを置き換えることが可能です。
例として79年コントラクトの古いキャンティーンカバーを用意しましたが、確かにクリップを置き換えることが出来ました。若干タイトだったのでクリップを取り付け可能かは個体差があるかと思いますが、この仕様を使うことで好みのポーチ類と入れ替えて自由に配置できそうです。
また、こちらの2Pですが中古品を購入したため各部にかなりの使用感があります。
特に各マガジンポケットにあるバンジーコード(cinch systemというらしいです)が伸びきっており、ただの紐になっています。本来はマガジンにテンションを加えるための紐なのでこれでは飾り状態ですね……
他にもバックルの白化、ウェビングの退色も一部に見受けられます。特に片方のラージユーティリティポケットについては退色がかなり進行してしまっている状況です……。
生地もところどころ解れていますね。
美品の1Pだとマガジンポケットのバイアステープの表面に反光沢のコーティングが見えますが、2Pのマガジンポケットでははがれてしまっているようです。
という訳でMAV 2Pでした。若干の使用感であれば雰囲気が出て良さそうですが、伸びきったバンジーコードと白化したプラスチックは目立ってしまうのでメンテナンスしたいところです。次回は手を加えてみようと思います。今回はここらへんで終わります。
タグは布製でロゴが記されたものが縫い付けられています。
MAV 1Pを並べてみるとこんな感じです。
1Pと2Pの違いは正面のバックルの有無にあります。このバックルを開閉することで1Pのように頭を通さずにスムーズな着脱が可能です。
当時は「長時間匍匐する際に正面を開放できる」、「迅速に脱ぐことができる」点が1Pに対するメリットとして挙げられていました。逆に1Pは真正面にPALSがあるので「ポケット(当時のMAVの各ポーチはポケットという名称でした)を配置できる自由度が高い」という扱いです。
他にも、構造の違いでポケットの配置も異なります。MAVにはマップ等の小物を収納可能なポケットが本体にありますが、正面にポケットがある1Pに対して2Pは正面がバックルなのでそれを挟むように両サイドにポケットが配置されています。
ポケット内は特に仕切りなどもなく、生地と生地の間のスペースをそのままポケットにしているシンプルな構造になっています。
また、00年から01年7月までのバックルを使用していた1Pに対し、こちらの2Pは01年12月のバックルを使用しており若干後に生産されたモデルと考えられます。その影響からか、1Pでは黒色のベルクロだった部分が全てODのベルクロになっています。ということはここら辺でODに移行したのかもしれませんね。
それぞれ1Pと2Pに付属していたスモールユーティリティポケット、ラージユーティリティポケットです。ベルクロの色が違うと微妙に印象が変わりますね。
それではMAV 2P本体を見ていこうと思います。
すべてのポーチを取り外した状態はこんな感じです。正面のバックルが分かりやすいですね。縦3列のPALSで自由度がありそうに見えますが、ラージユーティリティポケットやマガジンポケットは縦3列を占有するので縦方向の自由度はほぼありません。ポーチの順番を入れ替えるか、唯一2列しか占有しないスモールユーティリティポケットを上下に動かすぐらいですね。
ただ、社外ポーチを導入すると話が変わります。MALICEクリップには短いSサイズと長いLサイズがありますが、SサイズはTAC-T曰く「ALICE クリップを使用するほとんどのアイテムにフィット」ということでALICEクリップを使用する装具のクリップを置き換えることが可能です。
例として79年コントラクトの古いキャンティーンカバーを用意しましたが、確かにクリップを置き換えることが出来ました。若干タイトだったのでクリップを取り付け可能かは個体差があるかと思いますが、この仕様を使うことで好みのポーチ類と入れ替えて自由に配置できそうです。
また、こちらの2Pですが中古品を購入したため各部にかなりの使用感があります。
特に各マガジンポケットにあるバンジーコード(cinch systemというらしいです)が伸びきっており、ただの紐になっています。本来はマガジンにテンションを加えるための紐なのでこれでは飾り状態ですね……
他にもバックルの白化、ウェビングの退色も一部に見受けられます。特に片方のラージユーティリティポケットについては退色がかなり進行してしまっている状況です……。
生地もところどころ解れていますね。
美品の1Pだとマガジンポケットのバイアステープの表面に反光沢のコーティングが見えますが、2Pのマガジンポケットでははがれてしまっているようです。
という訳でMAV 2Pでした。若干の使用感であれば雰囲気が出て良さそうですが、伸びきったバンジーコードと白化したプラスチックは目立ってしまうのでメンテナンスしたいところです。次回は手を加えてみようと思います。今回はここらへんで終わります。
2024年02月10日
TACTICAL TAILOR Modular Assault Vests "MAV" OD (one-piece)
タクティカルテイラーのMAV 1Pを譲ってもらいました。
こちら00年代初期に直接TAC-Tから購入したモデルとのことで、バックルも00年及び01年の古い物が使用されています。また、現在とは微妙に仕様と構成が異なります。
構成パーツは
・ Modular Assault Vest Bodies (ハーネス本体)
・ Three Mag Rifle Pocket x 2
・ Two Mag Rifle Pocket x 2
・ Large Utility Pocket x 2
・ Small Utility Pocket x 2
となっており、大きな違いとしてトリプルマガジンポーチが2個、ダブルマガジンポーチが2個付属していました。
こちらがダブルマガジンポケットです。といっても構造はトリプルマガジンポケットと同様で袋部分のマチの深さが異なります。
代役としてBBローダーを使用してはいますが、サイズ感の違いが分かると思います。という訳でこの時期のMAVはデフォルトだと2 x 2 + 3 x 2で最大10本のマガジンを携行できるハーネスとなります。当時の資料を見る限り2003年前後に現行の3 x 4のマガジン12本収納可能ハーネスに変わったようなので装備の年代考証時には注意が必要かもしれません。
また、ラージユーティリティポケットの正面に縫い付けられている拡張用のスロットがAliceクリップの幅になっています。これは初期アフ装備やイラク戦争装備を集めている人からしたらお馴染みかもしれませんね。
余談ですが、バックルの片方だけデュラフレックスの刻印があります。これも過渡期だったのでしょうか……?
後はベルクロに黒とODが混在しています。トリプルマガジンポケットはODベルクロが使用されていますが、ダブルマガジンポケット、ラージユーティリティポケット、スモールユーティリティポケットはいずれも黒ベルクロでした。他にもスモールユーティリティポケットの留め具が金属のドットボタンだったりと細かな違いがあります。
また、各ポケットはMALICEクリップでMAVへ取り付けを行いますが、このクリップも見慣れた形状とは微妙に異なります。
言葉では表現しずらいですが、タブがある側に溝が無いので取り外し時にタブを強く押し込む必要があります。こういった細かな違いがあるのも面白いですね。
こちらは同社のMulti-Purpose Pouchです。MAVのセットには含まれていませんでしたが、当時ラインナップされていたポーチ群の1つです。MAVの付属ポーチは"pocket"名義でしたがこちらは"pouch"です。違いはなんなんでしょうね?
MAVはPALSシステムで接続を行うため、任意の位置にポケット/ポーチを移動したり、不要なものを取り外したりとレイアウトを自分好みに変更することが出来ます。TAC-T以外のMOLLEや社外ポーチも取り付け可能なのでかなり自由度が高いですね。
という訳でタクティカルテイラーのMAV 1Pでした。以前から欲しかった装備なので入手出来て非常にうれしいです。今回はここらへんで終わります。
こちら00年代初期に直接TAC-Tから購入したモデルとのことで、バックルも00年及び01年の古い物が使用されています。また、現在とは微妙に仕様と構成が異なります。
構成パーツは
・ Modular Assault Vest Bodies (ハーネス本体)
・ Three Mag Rifle Pocket x 2
・ Two Mag Rifle Pocket x 2
・ Large Utility Pocket x 2
・ Small Utility Pocket x 2
となっており、大きな違いとしてトリプルマガジンポーチが2個、ダブルマガジンポーチが2個付属していました。
こちらがダブルマガジンポケットです。といっても構造はトリプルマガジンポケットと同様で袋部分のマチの深さが異なります。
代役としてBBローダーを使用してはいますが、サイズ感の違いが分かると思います。という訳でこの時期のMAVはデフォルトだと2 x 2 + 3 x 2で最大10本のマガジンを携行できるハーネスとなります。当時の資料を見る限り2003年前後に現行の3 x 4のマガジン12本収納可能ハーネスに変わったようなので装備の年代考証時には注意が必要かもしれません。
また、ラージユーティリティポケットの正面に縫い付けられている拡張用のスロットがAliceクリップの幅になっています。これは初期アフ装備やイラク戦争装備を集めている人からしたらお馴染みかもしれませんね。
余談ですが、バックルの片方だけデュラフレックスの刻印があります。これも過渡期だったのでしょうか……?
後はベルクロに黒とODが混在しています。トリプルマガジンポケットはODベルクロが使用されていますが、ダブルマガジンポケット、ラージユーティリティポケット、スモールユーティリティポケットはいずれも黒ベルクロでした。他にもスモールユーティリティポケットの留め具が金属のドットボタンだったりと細かな違いがあります。
また、各ポケットはMALICEクリップでMAVへ取り付けを行いますが、このクリップも見慣れた形状とは微妙に異なります。
言葉では表現しずらいですが、タブがある側に溝が無いので取り外し時にタブを強く押し込む必要があります。こういった細かな違いがあるのも面白いですね。
こちらは同社のMulti-Purpose Pouchです。MAVのセットには含まれていませんでしたが、当時ラインナップされていたポーチ群の1つです。MAVの付属ポーチは"pocket"名義でしたがこちらは"pouch"です。違いはなんなんでしょうね?
MAVはPALSシステムで接続を行うため、任意の位置にポケット/ポーチを移動したり、不要なものを取り外したりとレイアウトを自分好みに変更することが出来ます。TAC-T以外のMOLLEや社外ポーチも取り付け可能なのでかなり自由度が高いですね。
という訳でタクティカルテイラーのMAV 1Pでした。以前から欲しかった装備なので入手出来て非常にうれしいです。今回はここらへんで終わります。
2024年02月04日
Primary Arms SLx 1X Micro Prism
UMP9をサバゲーに投入するにあたって現代的な光学サイトが欲しいなということで新しい装備を購入しました。"Primary Arms SLx 1X Micro Prism"です。名前の通りドットサイトではなく等倍(1X)のプリズムサイトです。
AIMPOINT ACROとPrimary Arms SLxのどちらかを購入するか悩んでいましたが、未所持のカテゴリーである等倍プリズムサイトに魅力を感じSLxをチョイスしました。
サイト関連の付属品はこんな感じです。SLx本体に加え、マウントのベースと4種のスペーサーが付属しています。このスペーサーとネジを組み合わせることで任意の高さに組み替えることが可能です。余談ですが、左下のドライバーはマウントをピカティニーレールに取り付けるために必要ですが、スペーサーの組み換えには別途六角レンチが必要です。
とりあえずベーシックなストレートスペーサーを挟んで組み立ててみました。残りのスペーサーはオフセットタイプなのでもう少しカクカクしたエアガンに合いそうですね。
サイズ感は手のひらに収まる程度と非常にコンパクトです。
対物レンズと接眼レンズはこんな感じです。対物レンズ側は凹凸が多く複雑な構造のように見えます。接眼レンズ側は回すことで視度を調節できるノブがついています。
左側面は中央に電池が入り、回すことで電源ON/OFFと明るさを調整できるノブが取り付けられています。また、上面と右側面に埋め込まれているノブはレティクルの位置を上下左右に調節できます。
レティクルはこんな感じです。ドットサイトではないので電源OFF状態でも黒色で表示され、最大光量の13では眩しいくらいにレティクル部が発光します。この独特な形状と光り方も購入を決めたきっかけです。
VFCのUMP9に取り付けました。根元のトルクスネジ2個で取り付けるタイプのマウントです。ノブやQDレバー方式ではないので着脱は少し手間がかかります。ACOGと同規格らしいのでACOG用のレバー式マウントが欲しくなります。
スペーサーでかさ上げしているためフロントサイトと微妙に掛からない高さで狙いをつけることが出来ます。スペーサー無しだとアイアンサイトと同一ラインでした。通常のドットサイトであればバックアップサイトを考慮して低い位置でも良さそうですが、SLxに関して言えば電池が切れてもレティクルが残るので自由な高さで取り付けることが出来ます。
因みに光量は7です。明るすぎると中央の"^"が眩しくて潰れてしまって狙いが付けられないので、室内であればある程度暗めの方が使いやすそうです。
という訳でPAのSLx 1xプリズムサイトでした。耐久度については未知数ですが、実銃用のサイトなのでGBBの反動であれば問題なく運用できるのではないかと考えています。それについてはサバゲーに投入して確かめたいですね。今回はここらへんで終わります。
2024年01月28日
VFC Umarex UMP9 GBB Part 5 BHI STORM SLING
これまでのUMP9
・VFCのUMP9入手
・HKスラップが出来ない不具合を解消
・インナーバレルとパッキン交換
・ボルトストップ動作不良を解消
とりあえず部屋で試し撃ちをする範囲内では不具合を解消できたUMP9ですが、そろそろサバゲーに投入したいと考えています。そうなるとハンドガンに切り替えたりといった動作をスムーズに行うためにスリングが欲しくなりますね。
しかし、UMP45/9のスリング取り付け部は写真のような非常に独特な形状をしています。汎用スリングであればマグプルのMS3を所有していますが、MS3のクリップやMS1のベルトではこの小さなリングに取り付けることは不可能です。
HKの純正のスリングであれば所謂HKフックで問題なく取り付けることが出来るようですが、純正スリングはどれも数万円クラスでなかなか気軽に購入できそうにありません。HKフックのスリングは他社からも出ていますが、HKフックを使うのであれば純正スリングを使いたいところです。
という訳で、社外スリングでHKフックを使わずに取り付けできそうなBHIのstorm slingを入手しました。
非常にシンプルなワンポイントスリングです。前半分が引っ張ると伸縮し、後ろ半分で長さ調整が出来ます。
そして先端は接続パーツとして"MASH clip"が搭載されています。鉄製のリング状のクリップです。カンの部分がかなり細いのでこれならUMPの小型なリングにも問題なく取り付けできそうです。
因みにですが、タグはこんな感じです。普段は00年代初期の自己主張が強い樹脂製タグを搭載したBHIギアを収集していますが、それらと比較すると非常にシンプルです。90年代中盤の小さい布製タグ並みにシンプルですね。
早速UMPにスリングを取り付けます。MASH Clipはボタンを押すと上下にクリップが開くので、その状態でUMPのリングに通していきます。
少々硬さはありましたが、問題なく取り付けできました。予想通り、UMPの小さな接続部はMASH Clipも取り付け可能のようです。
最後にカバーを掛けて完成です。
左側面でストックの根本なのでストックの開閉による干渉が無く、位置の変化もありません。丁度いいポジションですね。
試着してみましたが特に使用感も問題ありません。構えたり、左右への切り替えもスムーズに行うことが可能です。少々気になる点としてはスリングがちょっと長すぎますが……。
一応コキカンで長さを調整できますが、最短状態にしてもへそより下にスリングが来ます。UMP9は小型なのであまり気になりませんが、AR15のようなある程度サイズがある長物だと気になるかもしれません。
という訳で今回はUMP9にスリングを取り付けました。これまでいろいろ弄ってきましたが、これでようやく投入の準備ができたかなといった感じです。暖かくなってきたらサバゲーで使用感を確かめたいところです。今回はここらへんで終わります。
2024年01月27日
VFC Umarex UMP9 GBB Part 4 ボルトキャッチ動作不良 調整
これまでのUMP9
・VFCのUMP9入手
・HKスラップが出来ない不具合を解消
・インナーバレルとパッキン交換
先日入手したVFCのVFCのUMP9ですが、実際に動かしているとボルトキャッチのボタンがうまく動作しなくなっていることに気づきました。
ボルトがボルトキャッチに止められている状態でボタンを押し込んでもボルトがリリースされません。原因はボルトキャッチがリテーナーの溝に対して細く、遊びがあるのでボルトの衝撃で変形してレシーバーにめり込んでいるようです。
分かりにくいですが、ボルトキャッチの前方のリテーナーが削れていることが分かります。残弾が0になったときにボルトキャッチが起き上がってボルトを受け止めますが、ボルトキャッチの前後方向に遊びがあるのでボルトキャッチがリテーナーに乗り上げてしまうようです。
そして、自分の個体はそれを繰り返した結果なのかリテーナーが削れており、そこにボルトキャッチがハマりこむことでボタンを押してもボルトがリリースできないようです。
コッキングハンドルを使用したリロードであれば仮にボルトキャッチが乗り上げてもボルトを一旦後退させるのでこの閉鎖不良を起こさずに運用できそうですが、リテーナーにめり込み続けるのは変わらないため破損の不安などを考えるとボルトキャッチの遊びを無くす調整を行います。
問題のボルトキャッチ部分ですが、リテーナーの溝に対してボルトキャッチが細いことが分かりますね。指で動かしても前後にカタカタ動きます。という訳でボルトキャッチの前側に折り曲げたプラ板を押し込みました。
ボルトキャッチがスムーズに稼働しつつ、それでいてボルトキャッチがカタカタしないように3枚ほど挟んでいます。
空マガジンを挿してボルトキャッチを作動させてみましたが、その状態から無事にボタンでボルトをリリースできました。この状態で実際に試し打ちを行なっていますが、今のところ問題はありません。
という訳でVFCのUMP9でした。後はサバゲー等で実際に使用して問題が無いか確認したいところですね。今回はここらへんで終わります。
2024年01月21日
タナカ P226 旧マガジン ガス漏れ修理
現状、HW樹脂かつ古いP226を再現したガスブローバックはタナカが20年ほど前まで製造していた”SIG SAUER P226”しかありません。という訳でSEALs装備のサイドアームとしてガスブロP226を使用したい場合はタナカのP226を愛用しています。
しかし、この頃のP226に使用されていたマガジンは非常にガス漏れがしやすいため、定期的な分解が必要となっています。折角なので今回はガス漏れしているP226のマガジンを分解していこうと思います。
という訳でガス漏れしているマガジンを2本用意しました。片方は上部から漏れており、もう片方は下部から漏れています。まずは上部の放出バルブから漏れているマガジンを修理していきます。
放出バルブは背面の六角穴付ボルトで固定されています。
背面のボルトを取り外しました。こうすることで基部ごと放出バルブを引っこ抜くことが出来ます。
バルブの構造はこんな感じです。見た通りパッキンが3種類使用されています。これらを煮たりシリコンプレーを吹いたりしてから再度組み込みまます。
バルブを組み立てたらマガジンに押し込みます。WAのM9マガジン(旧型)だとバルブを押し返すバネがバルブに固定できるようになっていたのですが、そういった仕組みは無いようです。ちゃんとバネがセットできるか少し不安ですね。
組み立てが完了したのでガスを注入して問題ないことをチェックしました。ガス漏れは無事に直っており、空打ちもOKでした。これで1本目の修理は完了ですね。
続いて2本目のマガジン、底面からのガス漏れを直します。こちらはまずボトムプレートを取り外します。フォロアースプリングで固定されているため、丸い突起をドライバーなどで押してロックを解除しながらプレートをスライドさせます。
続いて2本のロールピンを取り外します。ドライバーでも取り外しは可能ですが、非常に硬い時があるのでピンポンチを使った方が楽だと思います。
こうすることで固定が解除され、底面を引っこ抜くことが可能となります。
底面は四角いパッキンで密封されており、下部からのガス漏れの原因はだいたいこれです(たまに注入バルブ)。
下部の場合は特に動きが無いパッキンなのでシールテープを使うことで比較的簡単に修理を行うことが出来ます。
土台にシールテープを巻いて太らせることでパッキンとマガジンの密着度を上げます。この時、シールテープを巻きすぎると太すぎてマガジンにハマらなくなる可能性があるので注意です。ほどほどに巻きましょう。
後は逆の手順でフォロアーやスプリングを入れた後に下部を押し込みます。この時、無理に押し込むとパッキンがねじれて変形するので気を付けます。後はロールピンを打ち込んでプレートをセットすれば完成です。
本来はこれで完了ですが、修理後にガスを入れると今度は上から漏れ始めました。
仕方ないので上も分解してシリコンスプレーを吹いて修理しました。このP226のマガジンだとこういったことが頻発します。
というわけでタナカのP226の修理を完了しました。このモデルは非常にガスが漏れやすいです。ですので、少々のガス漏れでしたら無視ししてゲーム直前にガスを入れて使用するといった運用も行います。
P226R以降はマガジンが改良されて漏れにくくなったそうですが、残念ながらP226R以降のマガジンと旧型のフレームは互換性が無いのでこのマガジンをメンテしつつ使うしかありませんね。今回はここらへんで終わります。
2024年01月14日
Blackhawk 3-Day Assault Backpack
Blackhawkの3-Day Assault Backpackです。
表と裏はこんな感じです。
お馴染みのタグは内部に縫い付けてありました。
固めの樹脂でできたタグです。所謂鳥タグですね。
それでは各部を見ていきます。このバックパックはメインコンパートメントとカーゴポーチ、カーゴポケットの計3つの収納スペースを備えています。
カーゴポケットは厚みが無いため薄手の物を入れるのに向いているように感じます。小物の収納に良さそうですね。
メインコンパートメントとカーゴポーチは厚みがあるので高さがある荷物も収納できそうですね。
更にメインコンパートメントには2qtのハイドレーションが収納可能は仕切りが設けられています。CamelbakやHydroStormが収納可能のようです。
ハイドレーションのチューブはコンパートメントのトップに設けられたスリットから外に出すことが可能です。また、スリットの外に縫い付けてあるのはエラスティックバンドのカバーです。伸び縮みするのでチューブの有無にかかわらずスリットをカバーできます。
各ポケットを閉じるジッパーのタブは"hawk tabs"という当時のBHIが使用していたサイレンサーが取り付けられています。経年劣化なのか一個剥がれてしまっていますが、それによりYKKのジッパーが使用されていることが分かります。
ショルダーパッドにはバックル式のチェストストラップが装備されています。
背面下部の両端にはコキカンが縫い付けられており、ここにウェビングを通すことでウエストベルトを装備できます。
バックル式なので着脱しやすく、コキカン側だけでなくバックル側でも長さの微調整ができるので使いやすい印象です。
ショルダーパッドとウエストベルトはそれぞれクッション内蔵です。
チェストストラップ及びウエストベルトのバックルはいずれもITWの98年製が使用されています。鳥タグとしては末期のモデルですね。
余談ですが、チェストストラップを固定するための特殊な形のコキカンはA.C.Wの物が使用されています。以前手に入れたOMEGA VIホルスターのように90年代中盤までのBHI製品ではA,C.Wのバックルを見かけますが、バックルがITWに切り替わった後の90年代末期でもA.C.Wのパーツが使用されていたんですね。知りませんでした。
側面のバックルやウェビングは同社が当時発売していた増設アクセサリー"Accessory Pouches"を固定できたらしいですが未所持のため不明です。
下部にも装備増設用のループが縫い付けられています。ストラップを通すことで同社の"Compression Stuff Sacs"を装備できたそうですがこちらも未所持です。
上部にはキャリングハンドルが縫い付けられていますが、こちらも下部のように両端がスリット形状なのでバックパック上部にもストラップを使って装備を増設できそうですね。
見た感じは結構コンパクトなリュックサックですが、厚みがあるので実際に荷物を入れてみると予想以上の収納能力がありました。"3-Day"と商品名にあるように相応の収納ができるようです。
というわけでBHIの3-Day Assault Backpackでした。実際にサバゲーの荷物運搬や旅行に使用していますが、しっかりとストラップを締めたときのフィット感はかなりの物で非常に使いやすいです。生地や各部の裁縫もしっかりとしており製造から20年以上が経過しても問題なく使用できています。
今回はここらへんで終わります。
表と裏はこんな感じです。
お馴染みのタグは内部に縫い付けてありました。
固めの樹脂でできたタグです。所謂鳥タグですね。
それでは各部を見ていきます。このバックパックはメインコンパートメントとカーゴポーチ、カーゴポケットの計3つの収納スペースを備えています。
カーゴポケットは厚みが無いため薄手の物を入れるのに向いているように感じます。小物の収納に良さそうですね。
メインコンパートメントとカーゴポーチは厚みがあるので高さがある荷物も収納できそうですね。
更にメインコンパートメントには2qtのハイドレーションが収納可能は仕切りが設けられています。CamelbakやHydroStormが収納可能のようです。
ハイドレーションのチューブはコンパートメントのトップに設けられたスリットから外に出すことが可能です。また、スリットの外に縫い付けてあるのはエラスティックバンドのカバーです。伸び縮みするのでチューブの有無にかかわらずスリットをカバーできます。
各ポケットを閉じるジッパーのタブは"hawk tabs"という当時のBHIが使用していたサイレンサーが取り付けられています。経年劣化なのか一個剥がれてしまっていますが、それによりYKKのジッパーが使用されていることが分かります。
ショルダーパッドにはバックル式のチェストストラップが装備されています。
背面下部の両端にはコキカンが縫い付けられており、ここにウェビングを通すことでウエストベルトを装備できます。
バックル式なので着脱しやすく、コキカン側だけでなくバックル側でも長さの微調整ができるので使いやすい印象です。
ショルダーパッドとウエストベルトはそれぞれクッション内蔵です。
チェストストラップ及びウエストベルトのバックルはいずれもITWの98年製が使用されています。鳥タグとしては末期のモデルですね。
余談ですが、チェストストラップを固定するための特殊な形のコキカンはA.C.Wの物が使用されています。以前手に入れたOMEGA VIホルスターのように90年代中盤までのBHI製品ではA,C.Wのバックルを見かけますが、バックルがITWに切り替わった後の90年代末期でもA.C.Wのパーツが使用されていたんですね。知りませんでした。
側面のバックルやウェビングは同社が当時発売していた増設アクセサリー"Accessory Pouches"を固定できたらしいですが未所持のため不明です。
下部にも装備増設用のループが縫い付けられています。ストラップを通すことで同社の"Compression Stuff Sacs"を装備できたそうですがこちらも未所持です。
上部にはキャリングハンドルが縫い付けられていますが、こちらも下部のように両端がスリット形状なのでバックパック上部にもストラップを使って装備を増設できそうですね。
見た感じは結構コンパクトなリュックサックですが、厚みがあるので実際に荷物を入れてみると予想以上の収納能力がありました。"3-Day"と商品名にあるように相応の収納ができるようです。
というわけでBHIの3-Day Assault Backpackでした。実際にサバゲーの荷物運搬や旅行に使用していますが、しっかりとストラップを締めたときのフィット感はかなりの物で非常に使いやすいです。生地や各部の裁縫もしっかりとしており製造から20年以上が経過しても問題なく使用できています。
今回はここらへんで終わります。
2023年12月20日
VFC Umarex UMP9 GBB Part 3 インナーバレル HOPパッキン 注入バルブ交換
先日入手したVFCのUMP9ですが、HKスラップが出来ない不具合も解消し動作快調になりました。
サバゲに持ち出すには少々寒さが厳しくなってきましたが、今回はサバゲに向けて内部を調整していこうと思います。初速が60前半から後半でバラつくので内部の気密が取れていないのかもしれません。
用意したのはMaple LeafのCrazy Jet インナーバレル(180mm)とMACARON SUPER HOPパッキン(60°)です。前回、この組み合わせに交換したURG-Iの性能が良好だったので再度セットを組み込みます。
インナーバレルを交換するにはこのアウターバレルを抜き取る必要があります。で、このアウターバレルですがアッパーレシーバーに圧入されています。根元をロールピンで固定もされているのですが、それ以上にガチガチにタイトな寸法でアウターバレルが押し込まれています。
銃身側に固定されているホップ調整用の棒を取り外し、アウターバレル根本のロールピンを抜き、上下フレームを分割すれば分解の準備は完了です。
後はチャンバーを内側から叩くことでチャンバー越しにアウターバレルを抜くことが出来る。……らしいですが、自分の個体はあまりにも硬すぎたので内側から叩くことを諦めました。
ハンドガード下側のスリットからポンチを押し込み、アウターバレルを直接ポンチで抜ける方向に叩きました。
という訳でアウターバレルを抜いた状態がこちらです。しかし、結局インナーバレルもガチガチに圧入されていたので内側から再度叩く羽目になりました。二度手間ですね。
チャンバーは左右分割式です。ホップアームは押しゴムなしで直接パッキンを押し込む方式です。個人的に押しゴムを入れたい派なので先端を凹型に削って押しゴムを仕込むかもしれません。
今回はそのままインナーバレルとパッキンを交換しました。インナーバレルにシールテープを巻き、パッキンをかぶせたらそのままチャンバーに取り付けただけです。特に問題なくスムーズなポン付が可能でした。
取り外したパッキンはいつか使い道があるかもしれないので保管しておきます。
組み立ては分解時と逆の順番で圧入し、ロールピンで固定するだけです。分解時より軸が揃ったのかロールピンが緩かったので、ロールピンを広げて入れなおしました。
組み立て後に初速を測定すると気密が向上したのか初速のブレが収まりました。自室で試し打ちした程度ですが、動作も問題なさそうです。後はシューティングレンジやフィールドで確かめたいところです。
ついでに注入バルブも交換します。使用するのはいつものWE製の日本向けバルブです。タニオコバやアングリーガンの注入バルブでも問題ないようですが、一番安いのでついついWEのバルブを使用してしまいます。
WEのバルブとVFCのバルブはネジ径は同じなのですが、バルブの頭とOリングのサイズが異なりVFCのほうが大きいです。
そのためなのかガス注入時にOリングがズレてガス漏れしたりと微妙に相性が悪い時があります。よって、Oリングだけはホームセンターで売っているOリングに交換しています。
Oリングさえ交換すれば問題なく取り付けと使用が可能です。これで国産マガジン同様の使用感でガス注入ができるようになりました。
というわけで今回はインナーバレルとパッキン、注入バルブの交換でした。後は実際に確かめてみるだけですね。今回はここらへんで終わります。
サバゲに持ち出すには少々寒さが厳しくなってきましたが、今回はサバゲに向けて内部を調整していこうと思います。初速が60前半から後半でバラつくので内部の気密が取れていないのかもしれません。
用意したのはMaple LeafのCrazy Jet インナーバレル(180mm)とMACARON SUPER HOPパッキン(60°)です。前回、この組み合わせに交換したURG-Iの性能が良好だったので再度セットを組み込みます。
インナーバレルを交換するにはこのアウターバレルを抜き取る必要があります。で、このアウターバレルですがアッパーレシーバーに圧入されています。根元をロールピンで固定もされているのですが、それ以上にガチガチにタイトな寸法でアウターバレルが押し込まれています。
銃身側に固定されているホップ調整用の棒を取り外し、アウターバレル根本のロールピンを抜き、上下フレームを分割すれば分解の準備は完了です。
後はチャンバーを内側から叩くことでチャンバー越しにアウターバレルを抜くことが出来る。……らしいですが、自分の個体はあまりにも硬すぎたので内側から叩くことを諦めました。
ハンドガード下側のスリットからポンチを押し込み、アウターバレルを直接ポンチで抜ける方向に叩きました。
という訳でアウターバレルを抜いた状態がこちらです。しかし、結局インナーバレルもガチガチに圧入されていたので内側から再度叩く羽目になりました。二度手間ですね。
チャンバーは左右分割式です。ホップアームは押しゴムなしで直接パッキンを押し込む方式です。個人的に押しゴムを入れたい派なので先端を凹型に削って押しゴムを仕込むかもしれません。
今回はそのままインナーバレルとパッキンを交換しました。インナーバレルにシールテープを巻き、パッキンをかぶせたらそのままチャンバーに取り付けただけです。特に問題なくスムーズなポン付が可能でした。
取り外したパッキンはいつか使い道があるかもしれないので保管しておきます。
組み立ては分解時と逆の順番で圧入し、ロールピンで固定するだけです。分解時より軸が揃ったのかロールピンが緩かったので、ロールピンを広げて入れなおしました。
組み立て後に初速を測定すると気密が向上したのか初速のブレが収まりました。自室で試し打ちした程度ですが、動作も問題なさそうです。後はシューティングレンジやフィールドで確かめたいところです。
ついでに注入バルブも交換します。使用するのはいつものWE製の日本向けバルブです。タニオコバやアングリーガンの注入バルブでも問題ないようですが、一番安いのでついついWEのバルブを使用してしまいます。
WEのバルブとVFCのバルブはネジ径は同じなのですが、バルブの頭とOリングのサイズが異なりVFCのほうが大きいです。
そのためなのかガス注入時にOリングがズレてガス漏れしたりと微妙に相性が悪い時があります。よって、Oリングだけはホームセンターで売っているOリングに交換しています。
Oリングさえ交換すれば問題なく取り付けと使用が可能です。これで国産マガジン同様の使用感でガス注入ができるようになりました。
というわけで今回はインナーバレルとパッキン、注入バルブの交換でした。後は実際に確かめてみるだけですね。今回はここらへんで終わります。
2023年12月19日
VFC Umarex UMP9 GBB Part 2 HKスラップが出来ない不具合
先日VFCのUMP9を入手しました。
で、このUMP9ですが試射をしていると不具合が見つかりました。HKスラップができないというものです。
射撃中は特に問題が無いのですが、マガジンチェンジをするためにコッキングハンドルを引き、新しいマガジンを挿し、さあボルトを前進させようとコッキングハンドルを叩いてもハンドルが前進しません。どこかが引っ掛かってボルトが動かないようです。HKスラップをしない場合もコッキングハンドルを引いてBB弾を装填しようとするとボルトが前進せずに引っ掛かります。
このUMP9はサバゲ用に購入しました。急いでマグチェンジをする場面で閉鎖不良というのは困ります。何かしらの対処が必要です。という訳で、まずはリコイルスプリングを強い物に交換しました。強いバネで無理矢理ボルトを閉鎖し、この動作を繰り返すうちに"アタリ"がでて途中で引っ掛からなくなるようにする作戦ですね。動作不良の原因を探すのが面倒だったとも言います。
これによりその場しのぎ的な改善が出来たのですが、今度はリコイルスプリングが強すぎて連射して息切れ気味になるとボルトがBB弾を拾いきれずに給弾不良が発生する様になりました。つまりBB弾が出たり出なかったりします。これまたサバゲ中に発生したら困る不具合です。仕方がないので根本的な原因を見つけて対処することにしました。
まずはボルトが動く下面に何か引っかかるパーツが無いか確かめるためにテイクダウンします。UMP9は後方のテイクダウンピンを抜くだけでレシーバーを分割できます。
レシーバー前方のピンは引っ掛けてあるだけなので後方さえ解放できれば開きながら動かすだけで上下分割が可能です。
テイクダウンした状態でストックを折り畳むと後端が解放され、ここからボルトとリコイルスプリング、スプリングガイドを引き抜くことが出来ます。
これがUMP9のボルトです。
サイズは大きいですが、中身は肉抜きされており非常に軽量です。
で、このボルト下面とロアレシーバーが接する面を見比べて変に削れている場所が無いかを確認します……が、特に変な削れ方をしている場所はありませんでした。というか、コッキングハンドルを引ききったポジションの時に引っかかるような出っ張りなどは見当たりません。となるとここら辺が原因では無いようです。
こうなると怪しいのはコッキングハンドルの方です。こちらを取り外すにはボルトを取り外した状態でハンドルを引き、上面の穴からコッキングハンドルを固定している六角穴付ボルトを取り外し、コッキングハンドルを引き抜いてロックを解除する必要があります。
六角穴付ボルトを取り外し、ハンドルを引き抜きました。銀色の小さなばねが見えますが、これがハンドルにテンションを掛けているばねです。着脱時に外れる可能性があるので注意が必要です。
コッキングハンドルさえ取り外せばシリンダーはレシーバーの後端から簡単に取り外し可能です。ひっくり返せば落ちてきます。ボルトが原因ではないとなると次に考えたのはこちらがどこかと干渉しているという可能性です。
コッキングハンドルを固定するための穴の周囲に補強があり、そこに段差が発生しています。これがどこかで引っかかっているのではないかと考え、デザインナイフとやすりでなだらかになるように成形しました。が、特に効果はありませんでした。無関係のようです。
どこが引っ掛かっているのか、仮組しつつレバーを前後させ考えているとようやく原因が判明しました。コッキングハンドルとレールが干渉して引っかかっています。
写真だと分かりにくいですが、コッキングハンドルが通るレールが後ろに行くにつれて狭まっており、そこにハンドルが掛かってしまっているようです。つまりここを削れば問題なさそうです。という訳でリューターと紙やすりで成形しました。
成形後は分解と逆の手順で組み立てます。シリンダーをレシーバーに通し、バネをセットしたハンドルを差し込みます。
最後にコッキングハンドルを六角穴付ボルトで固定すれば組み立て完了です。後はボルトとスプリングガイドを組み込みながらレシーバーを閉じれば元通りです。
組み立て後にコッキングハンドルを引くと予想通りのようでハンドルは引っ掛からなくなっていました。原因はレールの幅が狭すぎたことだったようです。対処できてよかったです。これで問題なくサバゲでも動かせそうです。今回はここらへんで終わります。
で、このUMP9ですが試射をしていると不具合が見つかりました。HKスラップができないというものです。
射撃中は特に問題が無いのですが、マガジンチェンジをするためにコッキングハンドルを引き、新しいマガジンを挿し、さあボルトを前進させようとコッキングハンドルを叩いてもハンドルが前進しません。どこかが引っ掛かってボルトが動かないようです。HKスラップをしない場合もコッキングハンドルを引いてBB弾を装填しようとするとボルトが前進せずに引っ掛かります。
このUMP9はサバゲ用に購入しました。急いでマグチェンジをする場面で閉鎖不良というのは困ります。何かしらの対処が必要です。という訳で、まずはリコイルスプリングを強い物に交換しました。強いバネで無理矢理ボルトを閉鎖し、この動作を繰り返すうちに"アタリ"がでて途中で引っ掛からなくなるようにする作戦ですね。動作不良の原因を探すのが面倒だったとも言います。
これによりその場しのぎ的な改善が出来たのですが、今度はリコイルスプリングが強すぎて連射して息切れ気味になるとボルトがBB弾を拾いきれずに給弾不良が発生する様になりました。つまりBB弾が出たり出なかったりします。これまたサバゲ中に発生したら困る不具合です。仕方がないので根本的な原因を見つけて対処することにしました。
まずはボルトが動く下面に何か引っかかるパーツが無いか確かめるためにテイクダウンします。UMP9は後方のテイクダウンピンを抜くだけでレシーバーを分割できます。
レシーバー前方のピンは引っ掛けてあるだけなので後方さえ解放できれば開きながら動かすだけで上下分割が可能です。
テイクダウンした状態でストックを折り畳むと後端が解放され、ここからボルトとリコイルスプリング、スプリングガイドを引き抜くことが出来ます。
これがUMP9のボルトです。
サイズは大きいですが、中身は肉抜きされており非常に軽量です。
で、このボルト下面とロアレシーバーが接する面を見比べて変に削れている場所が無いかを確認します……が、特に変な削れ方をしている場所はありませんでした。というか、コッキングハンドルを引ききったポジションの時に引っかかるような出っ張りなどは見当たりません。となるとここら辺が原因では無いようです。
こうなると怪しいのはコッキングハンドルの方です。こちらを取り外すにはボルトを取り外した状態でハンドルを引き、上面の穴からコッキングハンドルを固定している六角穴付ボルトを取り外し、コッキングハンドルを引き抜いてロックを解除する必要があります。
六角穴付ボルトを取り外し、ハンドルを引き抜きました。銀色の小さなばねが見えますが、これがハンドルにテンションを掛けているばねです。着脱時に外れる可能性があるので注意が必要です。
コッキングハンドルさえ取り外せばシリンダーはレシーバーの後端から簡単に取り外し可能です。ひっくり返せば落ちてきます。ボルトが原因ではないとなると次に考えたのはこちらがどこかと干渉しているという可能性です。
コッキングハンドルを固定するための穴の周囲に補強があり、そこに段差が発生しています。これがどこかで引っかかっているのではないかと考え、デザインナイフとやすりでなだらかになるように成形しました。が、特に効果はありませんでした。無関係のようです。
どこが引っ掛かっているのか、仮組しつつレバーを前後させ考えているとようやく原因が判明しました。コッキングハンドルとレールが干渉して引っかかっています。
写真だと分かりにくいですが、コッキングハンドルが通るレールが後ろに行くにつれて狭まっており、そこにハンドルが掛かってしまっているようです。つまりここを削れば問題なさそうです。という訳でリューターと紙やすりで成形しました。
成形後は分解と逆の手順で組み立てます。シリンダーをレシーバーに通し、バネをセットしたハンドルを差し込みます。
最後にコッキングハンドルを六角穴付ボルトで固定すれば組み立て完了です。後はボルトとスプリングガイドを組み込みながらレシーバーを閉じれば元通りです。
組み立て後にコッキングハンドルを引くと予想通りのようでハンドルは引っ掛からなくなっていました。原因はレールの幅が狭すぎたことだったようです。対処できてよかったです。これで問題なくサバゲでも動かせそうです。今回はここらへんで終わります。