2025年03月01日

VFC M4 GBBR その35 Zeke レシーバーすり合わせ

 前回、INOKATSUのアッパーレシーバーを搭載したVFCのM4ですが、満足できない点が出てきたので別のアッパーレシーバーに交換してみることにしました。




 満足できない箇所は2つあり、1つはトップレールのマーキングでもう1つはアッパーレシーバーの形状です。



 INOKATSUのアッパーレシーバーにはトップにT2やT6といった番号が彫り込まれています。しかし、初期のM4はトップにマーキングはありませんでした。つまり初期の個体を再現するのであればこの刻印は不要です。



 続いてはこのダストカバー前方上部のリブ(?)の形状です。INOKATSUのアッパーだと垂直な直線で整形されていますが、当時の写真を見ているとC AF刻印のアッパーだとこの部分は上に向かって前方へ反るような曲線で構成されていることが分かります。

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 当時の写真ですが、ダストカバー前方上部のリブの形状が直線ではないことが分かりますね。

 トップレールの番号は塗装も入っていないですし、光学機器やキャリングハンドルを取り付ければ見えなくなるのですが、このリブの形状はよく見える場所なので気になります。

 しかし、C AFでリブの形状まで再現しているガスガンのアッパーレシーバーとなると選択肢が非常に限られます。WAやINOKATSUはフォージマークがC AFですがリブが垂直、マルイのMWSはリブ形状を再現しているもののフォージマークがセロフォージ。KSCはディマコ、VFCやGHKはセロフォージでフォージマークも形状も異なります。

 この部分を再現しているのはZekeが昔発売していたWA用のメタルレシーバーぐらいです。しかし、Zekeのレシーバーは謎の切込みが入っていたりと他の部分がリアルではありません。それでも遠くから見た形状はZekeが一番リアルなのでこちらを搭載しようと思います。



 というわけでZekeのWA M4用のレシーバーを用意しました。リアルサイズと書いてあったのでVFCのロアーと合体できるかもしれないと思い購入しました。が、そんな事はありませんでした。仕方ないのですり合わせていきます。



 まずはチャージングハンドルが入りません。削って銀色になっているところの高さが低すぎてチャージングハンドルが詰まります。仕方ないので削って拡張します。更にチャージングハンドル先端が来る箇所も狭くてチャージングハンドルの先端がレシーバーに衝突していたので削りました。



 ガスチューブが通る穴も開孔されていません。ここも加工が必要ですね。



 そもそもアッパーレシーバーがロアレシーバーのハマりません。Zekeのピボットピン側が大きすぎるので削って加工します。



 更に後端側も形状が合わず閉じませんでした。ここも削ってすり合わせました。



 ここまで加工すればVFCのロアレシーバーに取り付けができますが、ピボットピン、テイクダウンピンが通る穴が小さいのでドリルで拡張する必要があります。



 ようやくアッパーレシーバーとロアレシーバーが合体し、ボルトも稼働するようになりました。

 ただ、ボルトの位置がVFCより高いのかボルトキャッチが掛からずフルオートも詰まります。ボルトキャッチとフルオートシアを曲げて背を高くすることで対処しましたが、かなり場当たり的な加工になりました。



 ついでに外観上記になる箇所を削って整えてすり合わせは完成です。この後、セラコート塗装を依頼して完成ですが長くなるので次回に分けます。今回はここらへんで終わります。  


Posted by スプリング at 14:54Comments(0)VFC M4