2020年11月28日
SOG SEAL PUP (1)
SOG SPECIALTY KNIVES社製のシースナイフ"SOG SEAL PUP"を入手しました。
SEALsで使用例があるナイフとして有名な一本ですね。実際、UDT-SEAL博物館では同社のSEAL 2000と共にバックマスターや官給のMK3ナイフといった有名所と並んで展示されています。
03年、Desert Rescue XIでの使用例です。ウェポンキャッチの前に吊られてますね。
こんな感じでSEALsはナイフを携行しているイメージがあったので一本いい感じのが欲しかったんですよね。
ナイフ本体の両面はこんな感じです。蓋がついてたりといった可動部はありません。
ブレード部には会社名と生産国名が刻印されています。古い個体らしく日本製ですね。ここも推しポイントです。
ハンドルにはフィンガーチャンネルもあるため握りやすく、細かなチェッカリングが施されているため保持力も高そうです。材質はガラス繊維入りザイテルだそうです。よく分かりませんが丈夫そうですね。
ブレード部は灰色はフッ素樹脂コーティングで錆などに効果があるらしいですが、どうも経年劣化なのかところどころ剥がれてきてますね……。
まあ古いものなので仕方ないかなといったところです。潜ったり濡らしたりする予定もないですし問題はないかなと思います。
次はシースを見ていこうと思います。シースはだいたいカイデックスでできています。
表と裏はこんな感じです。裏面には会社のロゴが刻印されています。
ハンドルの留め具はナイロン製です。端部に取り付けられているドットボタンで固定します。
シース前面にはフックが取り付けられており、側面の穴や溝と合わせてベルトから吊るす以外の固定も色々できそうですね。
ベルトループはシースを形成しているカイデックスがそのまま伸びてきて90度折りたたまれています。端部のドットボタンで開閉できますが、一体形成のカイデックスなのでそんなに開きませんし硬いです。
正直、ここがかなり使いにくいです。デューティベルトのような厚いベルトに取り付けるとギチギチで割れそうです。
また、通常のナイフやバヨネットのシースだとベルトループとシースの接続部は革だったりナイロンだったりで柔軟性があるのですが、このシースはそこまでカイデックスで成形されちゃってるので柔軟性が全くありません。
腰の後ろに吊った状態で椅子に座るときや、前の方で吊ったまましゃがんだときに巻き込んじゃうと折れるのではと不安になってしまいます。
その点はSOG社も把握していたのかシースから上はナイロンになっているモデルもあります。というか、SEALでの使用例もよく見るとそのシースです。
といってもこのオールカイデックスが使われていないかというとそうでもなく、01年のデモンストレーション時には6004のプラットフォームに固定される形で使用されていました。
とりあえず頑張ってベルトに取り付けたのがこちらです。装備してみるとカッコいいですね。
まあ、刃物の関係上家から持ち出せませんし、家の中でコレクションとして運用するならなんとかなるのでは無いかなと思います。
今回はここらへんで終わります。