2023年06月04日
80年代中盤 米陸軍装備 1 被服編

今回は80年代中盤の米陸軍装備について書きます。

被服についてはこんな感じです。
・ ブラウンの下着
・ BDU ジャケット & トラウザーズ
・ M-65ジャケット & ライナー
・ 靴下
・ ブーツ
・ 帽子、防寒ライナー
・ M-1949 グローブ


下着についてはBrown 436という色が用いられていました。つまるところ茶色です。

左から83年、86年、96年です。個体差はありますが、90年代以降のブラウン下着は80年代のものと比較して赤みが強い印象です。注意が必要ですね。


寒いときは更にサーマルシャツやドロワーズ、5ボタンのセーターを着込みます。

下着の上からBDUのジャケットを着用します。

80年代中盤ということでBDUジャケットは初期の1stモデルです。基本的に左肩に部隊章、両胸ポケットの上にテープが縫い付けられます。襟には階級章を縫い付けるかピンバッジを取り付けます。
20年以上使用された迷彩服なので度々改良されており、1st 2nd 3rdがあります。また、1stモデルについては厚手のノンリップしかないため注意が必要です。

トラウザーズについては初期のモデルのみ可動範囲が広くなるように膝に折り目がありました。ここも年代にこだわる際は注意が必要ですね。

トラウザーズを固定にはオープンバックルの独特なベルトを使用します。


M-65ジャケットもウッドランドの採用に合わせてウッドランド化されました。ライナーを取り付けるとなかなか温かいです。

靴下はODです。官給品はすぐデロデロに伸びます。

ブーツはスピードレースが導入される以前のオールレザーのコンバットブーツです。あるいはODのジャングルブーツとなります。

帽子です。BDUキャップ、レンジャーキャップ、パトロールキャップなど呼ばれています。
この帽子もバリエーションがあり、厚手のものと途中で採用された薄手の夏季用があります。80年代装備なら初期から存在する厚手の方が欲しいですね。

後は一般的な防寒具として防寒ライナーが存在します。こちらは内側がモコモコしており、なおかつ頭をすっぽりと覆う形状なので寒さに強いです。

グローブについてはM-1949グローブが使用されていました。

M-1949グローブは革製のシェルと軍手のインサートで構成されています。
軍手についてはイボイボがない軍手になります。革手についても側面にフックがない古いタイプです。
というわけで80年代中盤装備の被服類の紹介でした。次回はベルトキットなどを紹介しようと思います。
Posted by スプリング at 16:01│Comments(0)
│装備考察